ブログ

理系私大の最高峰!東京理科大学の傾向と対策【武田塾上尾校】

※新入試情報に更新しました!

こんにちは!

武田塾上尾校の新井です。

さて、今日は特に理系の皆さんに紹介したい大学があります。

東京理科大学です!!

東京理科大学の基本データ

1280px-Tokyo_University_of_Science_Katsushika_Campus_02

=================================

東京理科大学

学部 

理学部第一部 理学部第二部 創域理工学部

工学部 薬学部 経営学部 先進工学部

キャンパス 

神楽坂キャンパス 神楽坂校舎(東京都新宿区)

神楽坂キャンパス 富士見校舎(東京都千代田区)

葛飾キャンパス(東京都葛飾区)

野田キャンパス(千葉県野田市)

長万部キャンパス(北海道山越郡)

=================================

東京理科大学にはキャンパスが5つあります。

理学部、工学部は神楽坂キャンパスと葛飾キャンパス、経営学部は神楽坂キャンパス。

先進工学部は葛飾キャンパス、創域理工学部、薬学部は野田キャンパス、となっています。(薬学部は2025年度から葛飾キャンパスに移転予定)

理学部第二部はいわゆる夜間部で、社会人も多く在籍しています。

なお経営学部国際デザイン経営学科に入学した生徒のみ、1年次に長万部キャンパスで全寮制教育が行われます。

東京理科大学は、私立の理系総合大学の中では日本一の大学と言って良いでしょう。

これまで多くの優秀な理工系人材を輩出しており、企業からの評判も非常に良いです。

学生への面倒見も良く、良い意味で鍛えられる大学です。

将来大手メーカーに就職したい、エンジニアになりたい、研究者になりたいという人にはピッタリでしょうね。

東京理科大は理系総合大学ですが、経営学部もあり、ここは文系でも受験できます。

個人的に、東京理科大の経営学部はかなり面白いと思います。

経営学部は文系のイメージがありますが、ここの経営学部は理工系アプローチから経営を学びます。

カリキュラムも見ましたが、ここで学べば経営上の数字やデータに相当強くなれると思います。

数学的な思考能力の高い人材は、どんな業界でも重宝されるはずです。

文系理系を問わず、ぜひ候補に入れて欲しい学部ですね。

※入試データは『大学受験パスナビ:旺文社』様のものを基準にさせて頂いています。

東京理科大学の学部別倍率と入試方式

1280px-Tokyo_University_of_Science,_Kagurazaka_campus_Kudan

各学部の偏差値と過去3年間の一般入試倍率

学部 偏差値 2023 2022 2021
理(一) 57.0-62.5 3.1 2.9 2.6
理(二) 40.0-42.5 1.5 1.7 1.5
創域 52.5-60.0 2.4 3.0 2.4
55.0-65.0 3.1 3.4 3.4
57.5-60.0 3.0 3.1 2.9
経営 55.0-57.5 2.9 3.0 3.3
先進工 55.0-60.0 2.5 3.0 3.8

倍率は平均すると3倍程度になっています。

比較的入りやすいのは、理学部二部を除くと野田キャンパスにある創域理工学部、葛飾キャンパスの先進工学部です。

東京理科大には独自入試(B方式)の他に、共通テスト利用入試(A方式)共通テスト+独自入試(C方式)外部検定+独自入試(グローバル方式)の4つの入試方式があります。(C方式とグローバル方式は併願不可)

中でも、共通テスト利用入試(A方式)の倍率は低めです。

例えば、2023年度の倍率を見てみます。

工学部 電気工学科 A方式 2.0倍 B方式 2.7倍

理学部(一) 数学科 A方式 2.5倍 B方式 3.6倍

倍率が低めの理由は、共通テストで国語(現古漢)が必要になるためです。

国語があるということは、国公立志望の人が受験しやすくなっているということです。

国公立第一志望の人は、東京理科大のA方式は狙い目になります

グローバル方式は英語免除で数学(Ⅲまで)+理科(1科目)、もしくは数学(Ⅲまで)のみで合否が決まります。

出願条件は英検準2級レベルと低いです。(※スコアによって加点あり)

英語免除で、後は数学(Ⅲまで)+理科(1科目)、もしくは数学(Ⅲまで)をひたすら鍛え上げて逆転合格を狙う方法もあります。

時間的余裕のない受験生に、オススメの入試方式ですね。

東京理科大学の傾向と対策

東京理科大学の入試配点

A方式は共通テストのみで決まります。

英語200点(リスニング1/4)、国語(現古漢)200点、数IA100点、数ⅡB100点、理科200点(※基礎不可)の800点満点です。

経営学部のみ理科の代わりに地歴公民で受験することができます。

共通テストでの必要得点は7.5~8.5割。

ポイントはやはり国語(現古漢)必須というところです。

B方式では基本的に英、数(Ⅲまで)、理の3教科受験になります。

経営学部は英、数(Ⅲなし)、国(現)でも受験可能です。

配点は各100点の合計300点満点が基本で、学科によっては特定教科の配点が高く設定されています。

B方式は、学部学科によって入試問題が違います。

合格最低点はおよそ6.5~7割です。

C方式では共通テストで英語100点(リスニングの割合は1/4)、国語100点、独自試験の数学(Ⅲまで)150点、理科150点、合計500点です。

理学部第一部数学科、理工学部数学科、経営学部では数学(Ⅲまで)のみの受験も可能で、その場合は数学(Ⅲまで)の配点が2倍されます。

合格最低点はトータルでおよそ7.5~8割です。

グローバル方式は英語外部試験が出願条件となっており、保有するスコアのレベルに応じて加点もあります。

英検準1級レベルだと20点の加点、英検2級レベルだと10~15点加点です。

独自試験は英語が免除で数学(Ⅲまで)150点、理科150点となります。

ただし、理学部第一部数学科・応用数学科、理工学部数学科、経営学部経営学科・ビジネスエコノミクス学科・国際デザイン経営学科では数学(Ⅲまで)のみの受験となり、配点が2倍されます。

つまりグローバル方式でこれらの学科を狙う場合、実質数学1教科受験となるわけです。

ちなみにグローバル方式C方式の入試問題は共通で、併願は出来ません。

合格最低点はトータルでおよそ7.5~8割となります。

東京理科大学の出題傾向

【B方式】

[英語]

長文読解、文法問題、語法問題、会話問題など幅広く出題されます。

ほとんどがマーク式ですが、時折短めの記述問題が出題されることもあります。

多義語の知識が問われることもありますので、複数の意味を持つ単語は必ず覚えておきたいです。

一つひとつの問題の難易度はそれほどでもありませんが、制限時間が60分(経営学部は80分)と短いので、スピード勝負になります。

深く考えている時間はないので、速読力を鍛えるのはもちろん、単語の意味や文法、会話表現など反射的に即答できるレベルまで仕上げたいところです。

比較的、対策は立てやすいと思います。

東京理科大のB方式で合格を狙う場合は、英語で安定して高得点を稼げると有利です。

数学や理科は難化する年もあり、思ったほど点数を稼げない可能性があるからです。

[数学]

マーク式、記述式両方あります。

学部学科によって多少の違いはありますが、数Ⅲからの出題が多めです。

特に微積、数列、関数などは他分野より強化しておきたいところです。

計算量も多くなるので、ミスなく速く計算することを普段から心がけましょう。

難問もありますが、一般的な問題集に載っているレベルの問題が大半です。

色々な問題に触れて、解き方(考え方)を蓄積しておくことが高得点のカギになるでしょう。

同時に、解法の糸口が見えにくい問題はさっと飛ばして、解ける問題に集中する見極め力も問われそうです。

[理科]

物理

マーク式ですが、問題量が多めで、計算量も多くなります。

力学、電磁気、熱、波動まんべんなく出題されますが、問題設定が工夫されています。

問題文を読んで条件を整理する練習は日頃から行う必要があります。

素早く問題の本質をつかみ、計算は速く正確にすることです。

問題が正しく理解できていないと、紛らわしい選択肢に騙されることになります。

化学

マーク式で、こちらも問題量が非常に多いです。

ただし、一問一問の難易度はそれほどでもありません。(※理学部化学科を除く)

苦手な単元を作らないようにし、正確な暗記を徹底すること。

また、理論分野の計算問題はミスなく正確に行えるように練習しましょう。

生物

マーク式で、実験考察系の問題がメインです。

教科書レベルの暗記は大前提ですが、それ以上に正確な理解と思考力を問うような問題です。

日頃から実験考察系の問題に慣れておくことに加え、問題文をもとに条件を整理する練習を積んでおきましょう。

計算問題も頻出なので、計算練習も欠かさないようにしましょう。

[国語]

経営学部は国語(現代文)で受験できます。

マーク式・記述式の両方があります。

ビックデータや人工知能がテーマの評論文が出題されているほか、言葉の知識問題や文学史も出題されています。

文章量が多く、難易度はかなり高めです。

普段から速読練習を積んでおく必要がある他、知識問題は確実に解答したいところです。

【C方式・グローバル方式】

C方式、グローバル方式は全学部学科共通の問題です。

B方式に比べると、全体的に問題の難易度がワンランク低いです。

共通問題なので、バランスを取っているのでしょう。

全体的に「どこかで見たことのある問題」ばかりです。

問題量は多いのでスピードは必要ですが、難易度的にはMARCHや芝浦工大の志願者でも対応できると思います。

MARCHや芝浦工大が第一志望、でも行けるなら東京理科大に行きたいという人は、C方式グローバル方式での受験を検討してみましょう!

東京理科大学合格への対策

・国公立志望者は低倍率のA方式が狙い目に。

・B方式はスピード勝負。英語で稼ぎ数理で標準レベルの問題を確実に解く。

・B方式で合格できるレベルまで仕上がらない場合、C方式かグローバル方式で勝負する。

 

・・・いかがでしたか?

東京理科大学志望の方に、少しでも参考になれば嬉しいです!

武田塾には、東京理科大学向けのカリキュラムもあります。

勉強で悩んでいる人は一度、武田塾上尾校の無料受験相談にお越しください!

 

上尾校の校舎長による大学分析コーナー

【GMARCHで人気の学部、受かりやすい学部は?-学習院大学編-】

【GMARCHで人気の学部、受かりやすい学部は?-明治大学編-】

【GMARCHで人気の学部、受かりやすい学部は?-青山学院大学編-】

【GMARCHで人気の学部、受かりやすい学部は?-立教大学編-】

【GMARCHで人気の学部、受かりやすい学部は?-中央大学編-】

【GMARCHで人気の学部、受かりやすい学部は?-法政大学編-】

【早稲田大学の学部別難易度と入試戦略-早慶合格への道-】

【慶応義塾大学の学部別難易度と入試戦略-早慶合格への道-】

【埼玉大学に絶対合格するための傾向と対策】

【コスパ最強!?芝浦工業大学の傾向と対策】

【理系私大の最高峰!東京理科大学の傾向と対策】

【知的な雰囲気のブランド大学!上智大学の傾向と対策】

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる