みなさんこんにちは!
武田塾上尾校の新井です。
さて、私大最難関と言えば、早稲田大学と慶應義塾大学が有名です。
しかし、忘れてはいけない大学がもう一校あります。
そう、四谷駅から徒歩5分、ソフィアの別名で知られる上智大学です!
※入試データは『大学受験パスナビ:旺文社』様のものを基準にさせて頂いています。
上智大学の基本データ
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上智大学
学部
神学部 文学部 総合人間科学部
法学部 経済学部 外国語学部
総合グローバル学部 理工学部
国際教養学部
キャンパス
四谷キャンパス(東京都千代田区)
神学部 文学部 総合人間科学部 法学部 経済学部
外国語学部 総合グローバル学部 理工学部 国際教養学部
目白聖母キャンパス(東京都新宿区)
総合人間科学部(※看護学科2・3年次)
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上智大学には文系学部が8つ、理系学部が1つ。
珍しいところでは、日本で唯一キリスト教を研究対象としている神学部があります。
他には、上智大学と言えば語学や国際系が強いイメージがあります。
外国語学部、総合グローバル学部、国際教養学部などは上智大学のイメージを表しているように思います。
全ての学部が都心の四谷キャンパスに集まっているのが良いですね。
個人的には、落ち着いていて知的な雰囲気漂う大学という印象です。
こうしたイメージも含めて、ブランド力では早慶に負けてないと思います!
ただその分、入試の難易度は全体的に高いです。
上智大学の一般入試の仕組みは、共通テスト導入に伴って大きく変わりました。
①TEAPスコア利用型(全学統一日程入試)
TEAPスコア+独自入試の結果で判定
※受験科目が共通していれば、一度の試験で複数学部学科の併願可能
②学部学科試験・共通テスト併用型
独自入試+共通テストの結果で判定
※外部検定試験による加点あり
③共通テスト利用型
共通テストの結果で判定
※外部検定試験によるみなし換算あり
新入試での特徴は、難しいことで有名だった上智大学の独自入試英語が必須ではなくなったことでしょう。
ただし①ではTEAP、②③では共通テストの英語が必要になります。
ちなみに、①の独自入試と②の独自入試は内容が異なっており、①の独自入試は従来通りの一般的な出題形式ですが、②の独自入試は各学部学科への適性を問う適性検査の色が強い試験です。
まだ過去問もないため、傾向が読みにくいのが難しいところです。
理工学部は①だと理科2科目必要になりますが、②だと理科1科目でも受験できます。
経済学部の①には理系枠があり、TEAP+数学(IAⅡBⅢ)で受験できます。
また、国際教養学部は上記の一般入試と異なる方式で入試選考が行われており、入学するためには特別な準備が必要になります。
一般入試の他、上智大学は公募制推薦入試の枠も広いので、チャンスがあれば積極的にチャレンジしてみても良いと思います。
学部ごとの偏差値と倍率
偏差値と過去3年間の一般入試倍率
学部 | 偏差値 | 2022 | 2021 | 2020 |
神 | 55.0 | 4.5 | 4.5 | 6.8 |
文 | 60.0-67.5 | 3.6 | 3.6 | 4.2 |
総人 | 57.5-70.0 | 6.2 | 6.2 | 6.1 |
法 | 65.0 | 3.7 | 3.7 | 5.4 |
経済 | 60.0-70.0 | 4.8 | 4.8 | 5.1 |
外 | 60.0-70.0 | 2.7 | 2.7 | 3.9 |
総グ | 65.0-67.5 | 3.7 | 3.7 | 4.8 |
理工 | 55.0-62.5 | 2.9 | 2.9 | 3.9 |
※一般入試が行われていない国際教養学部を除く
倍率は全学部で平均すると約4倍程度となっています。
早稲田大学と比較すると全体的には低めですね。
受験にTEAPなど英語外部試験が必要になるため、負担を減らしたい受験生は敬遠する傾向にあります。
ただ、共通テスト利用入試を導入したことで国公立組の併願先としては選びやすくなったと思います。
外国語学部、文学部、総合人間科学部には、偏差値60前後の比較的入りやすい学科もあります。
あとは、理系受験生および文系数学選択の受験生は経済学部も狙い目です。
共通テスト利用型での合格を目指す場合は、得点率85%~90%前後を目標としましょう。
学部学科試験・共通テスト併用型の場合でも、得点率85%前後は欲しい所です。
それなりに高い得点率が必要になりますが、英語外部試験のスコアによるみなし換算や加点などがあるので、準1級レベルのスコアを持っている受験生は有利になります。
上智大学の入試戦略
まず、TEAPや英語外部試験のスコアをなるべく早い段階で確保しておきましょう。
英語4技能対策にはある程度時間が必要になるため、高2の内に取得できればベストです。
特にTEAPスコア利用型では総得点の3~4割をTEAPスコアが占めることになるため、大変重要です。
準1級レベルのスコアがあればかなり有利になります。
その上で、共通テストと独自入試の対策を行いましょう。
共通テストは問題が特別難しいわけではありませんが、出題形式が従来のセンター試験と異なり、対策が必要です。
安定して高得点を取るためには、ある程度の問題慣れと戦術が必要です。
なるべく時間をかけて共通テスト対策を万全に行いましょう。
学部学科試験+共通テスト併用型の独自入試は一般的な大学入試問題と出題形式が異なります。
学部学科ごとに問題が全く違い、中には教科横断型の融合問題も見られます。
上智大学は単純に学力の高いではなく、学問に興味関心のある生徒だけを入学させたいようです。
ただし、サンプル問題を見る限りそれぞれの問題は特別難解というわけではありません。
出題形式が特殊だからと慌てることなく、受験する学部学科に沿った準備をすれば対応できると思います。
学部学科によっては長い字数の論述問題があるので、論述対策は必須です。
TEAPスコア利用型の独自入試は従来通りの形式と思われるので、これまでの上智大学の過去問を元に準備しましょう。
ちなみに、理工学部では物理、化学の他に生物が選択できるのもポイントです。
・・・いかがでしたか?
少しでも参考になれば幸いです!
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