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埼玉大学に絶対合格するための傾向と対策【志望者必見!】

※新入試情報に更新しました!

みなさんこんにちは!

武田塾上尾校の新井です。

さて、みなさんの中には埼玉大学の受験を考えている人もいるのではないでしょうか?

埼玉県では唯一の国立大学で、埼玉県外からの受験者も多い知名度のある大学です。

埼玉大学の基本データ

Saitama_university

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埼玉大学

学部 

教養学部 経済学部 教育学部 

工学部 理学部

キャンパス 

大久保キャンパス(埼玉県さいたま市)

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学部は2023年現在で、5つあります。

教育学部があるので、教員を目指している生徒にも人気の大学です。

とても落ち着いた雰囲気の大学で、基本的に真面目な学生が多い印象ですね!

理学部卒業生である梶田隆章さんは、2015年にノーベル物理学賞を受賞されています。

私が教えた生徒の中で埼玉大学に進学した子も、総じて優等生的な生徒が多かったです。

近隣の国公立大学を目指している生徒なら、個人的にもオススメしたい大学です。

今日は埼玉大学に合格したい人のために、埼玉大学の傾向と対策をご紹介します!

※入試データは『大学受験パスナビ:旺文社』様のものを基準にさせて頂いています。

埼玉大学入試の傾向

埼玉大学の傾向①共通テスト重視

共通テストの配点比重(2023年度入試)

学部 偏差値 前期 後期
教養 55.0 75% 83%
経済 55.0 64-80% 75%
教育 47.5-55.0 64-82% なし
50.0-52.5 67-73% 56-69%
52.5-57.5 50-100% 50-83%

基本的に共通テストの比重が二次試験の比重よりも高くなっています。

どの学部も平均して共通テストの比重が7割程度あるのは、かなり高めの数字です。

同じ国立大学でも二次試験の比重が高い傾向にある筑波大学千葉大学とは逆の傾向です。

埼玉大学の傾向②二次試験の教科数が少ない

学部学科によって違いますが最大でも2教科で、二次試験は面接や小論文、実技のみという学科もあります。

二次試験で3教科が必要な国立大学と比べると、必要な教科数は少ないです。

経済学部の国際プログラム枠は、共通テスト3教科(英国社)と二次試験の小論文だけで受験可能なため、私立大学志望者も受験できます。

ただし教科数が少ない分、1つの教科の配点が高くなっています。

また、前期二次試験で総合問題を出題している学科もあります。

2023年度入試で総合問題を出題した学科

理学部 物理学科 生体制御学科 

工学部 応用化学科

前期の二次試験の難易度は総じてMARCHレベルですが、以下のような傾向もあります。

英語は長文が長めの割に試験時間が短い(90分)

・理系数学は一部に難問も含まれている

・総合問題は科学に関する英語の文章を読むなど、独特な作り

埼玉大学の傾向③理系の後期募集人数が多い

募集人数(2023年度入試)

学部 学科 前期 後期
機械・システム 50人 60人
応用化学 40人 50人
物理 10人 30人
基礎化学 15人 30人

上記は一例ですが、理系では前期より後期の方が募集人数が多い学科があります。

これも先程例に挙げた筑波大学千葉大学とは逆の傾向です。

後期募集枠を多くしている理由は、前期で上位国公立大学に落ちてしまった学生を多く受け入れるためと思われます。

つまり、後期入試は旧帝大など上位国公立大学に落ちてしまった人との勝負になります。

さらに前期の二次試験は1教科でも、後期の二次試験では2教科を要求される学科もあります。

共通テストの得点率は、前期よりも後期の方が約5%程度高くなっています。

これらのことから言えるのは、埼玉大学の理系学部で前期不合格になった人が後期で合格するのは厳しいということです。

前期と後期は倍率は同じくらいですが、後期は教科数も出題傾向が異なる上に、ライバルのレベルも高いからです。

よって、埼玉大学が第一志望の人は前期合格に的を絞ってください。

文系学部の後期も募集人数が少なく、共通テストの比重が高いことから、前期不合格の人が後期で合格するのは厳しいと言えます。

埼玉大学に合格するための対策

埼玉大学の対策①共通テスト対策に集中しよう

埼玉大学入試の最大の山は共通テストです。

2023年度の教養学部の前期入試をもとにお話しします。

次のAくん、Bくん、Cくんは架空の生徒です。

共通テスト得点と二次での必要得点(2023年度入試)

受験生 共通テスト得点 共通テスト得点率 必要得点
A 700/900 77.7% 139.80/300
B 650/900 72.2% 189.80/300
C 600/900 66.6% 239.80/300

2023年度の教養学部の前期入試は、合格最低点が839.80/1200でした。

二次試験は英語1教科のみです。

Aくんは二次試験が5割未満でも合格してしまうんですね。

逆に、Cくんは二次試験で8割以上の得点が求められます。

共通テストの結果の重要性が、この例から分かってもらえると思います。

後期で受験する場合も共通テストの比重が高いので、共通テストがうまくいくと合格の可能性はグッと高まります。

埼玉大学入試の勝ちパターンは、共通テストでの【先行逃げ切り】です。

ただし共通テストの必要科目数が多い分、なるべく早めに共通テスト対策に取り組むことが大事です。

共通テストはあくまで基礎~標準レベルの試験なので、早い内からコツコツ勉強していけば高得点が取れます。

文系の人は数・理、理系の人は国・社を軽視しがちになるので、計画的に準備しましょう。

埼玉大学の対策②二次試験用の教科を先に鍛えよう

埼玉大学入試の勝ちパターンは、共通テストでの【先行逃げ切り】。

ですが、合格をさらに確実にするためには二次試験対策も必ずやるべきです。

二次試験で使う教科は、私大で言うところのMARCHレベルまで仕上げることを目標にしましょう。

二次試験で使う教科がMARCHレベルになったら、二次試験の傾向に合わせた対策を行います。

二次試験対策は共通テスト前から少しずつ進めておき、共通テスト後にスパートをかければ間に合います。

二次試験に自信のある受験生ならば、共通テストでミスしても逆転が可能です。

先程の例で、Cさんは8割以上の得点が求められるとお伝えしました。

確かに高いハードルですが、英語1教科で8割以上です。

英語が大得意な人であれば、決して逆転不可能な数字ではありません。

それから、二次試験で小論文が必要な場合も準備が必要です。

中には小論文をあまり対策しない人がいますが、小論文は書き慣れている人とそうでない人で明らかな差が出ます。

理系の受験生にまで小論文を課す理由は、論理的思考力があり、それを文章で表現できる学生を真剣に求めているからです。

つまり、小論文はかなり厳しく見られていると考えた方が良いです。

小論文の書き方に慣れ、出題されやすいテーマのキーワードは覚えておきましょう。

埼玉大学の傾向と対策まとめ

・早めの共通テスト対策で【先行逃げ切り】を目指す

・二次試験で使う1~2教科はMARCHレベルに仕上げる

・前期合格に全力を投入する

 

・・・いかがでしたか?

埼玉大学志望の方に、少しでも参考になれば嬉しいです!

武田塾には、埼玉大学を目指している人向けのカリキュラムもあります。

勉強で悩んでいる人は一度、武田塾上尾校の無料受験相談にお越しください!

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