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【私立文系受験生向け】効果的な過去問演習の進め方を解説します!

こんにちは!武田塾逗子校講師の岩﨑です。

 

夏休みも終わり、新学期が始まる時期かと思いますが、受験生の皆さんは有意義な夏休みを過ごせたでしょうか?

秋以降、皆さんはいよいよ本格的に過去問演習を始めることになります。

 

そこで、今回は効果的な過去問演習の進め方についてお話ししようと思います!

 

計画を立てる

 

特に安全校の受験では、「時間が足りなくて過去問をやってなかったから意外と難しくてびっくりした!」「もっと簡単だと思ってた!」と言って不合格になってしまう受験生がたくさんいます…。

 

そうならないためにも、受験までに残された時間から逆算して早めに計画を立てることは、とても重要です!

 

私立文系受験生の場合、受験校の数としては、挑戦校(1〜3校)・実力相応校(2〜4校)・安全校(1〜3校)程度だと思います。

年数としては、最終的には、挑戦校を7〜10年分、実力相応校を5〜7年分、安全校を3〜5年分くらい解くのが理想的だと思います!

 

夏休み明け、まず一番にやるべきことは、第一志望(挑戦校)の過去問1〜3年分程度を解くことです!

それにより、自分の今の実力と志望校合格に必要な学力にどの程度乖離があるのかが分かります。

また、問題の傾向を分析することで、残りの数ヶ月の勉強方針が見えてくるはずです。

 

第一志望の過去問を1〜3年分解き終えたら、一旦挑戦校は置いておき、実力相応校と安全校の演習をメインで進めていきましょう。

というのも、夏休みで基礎は固まったものの応用的な問題に触れてこなかったという状況で挑戦校の問題を闇雲に解くのは非効率的で、限りある過去問がもったいないからです。

12月以降は挑戦校と共通テストの対策を本格化させたい時期だと思うので、9月から演習を始める場合は12月までの3ヶ月(約90日)の間に、実力相応校と安全校の演習を終えるイメージで計画を立てるのが良いと思います!

 

ここでは実力相応校3校を7年分と安全校2校を5年分解く場合を例に挙げて説明します。

3校×7年分=21年分と2校×5年分=10年分を足すと、合計で31年分の過去問を解かなければいけないことがわかります。

私立の社会科目はごく短時間で解き終わることを鑑みて、英語の日と国語・社会の日に分けて演習をし、3科目終了後に復習日を1日とる「2日1日」のサイクルで演習を進めていくとします。

すると、過去問1年分につき3日を要するので、31年分×3日=93日つまり9月から12月までの3ヶ月間に終了させることができるというわけです!

 

想像以上にシビアなスケジュールで驚いたかもしれませんが、これをしっかりこなすことで合格に大きく近づくことができます。

 

12月以降の挑戦校と共通テストの演習計画についても、上記の方法と同じように逆算して立ててみてください!

 

どのくらい時間を割けるのかや何校受験するのか、何年分解くのかは人それぞれ異なると思うので、サイクルを自分なりに調整して計画を立て、それを遂行することが重要です!

 

また、計画に囚われすぎて演習の中身がなくなっては元も子もないので、計画より遅れてしまっても気にしすぎずに自分のペースで継続することが大切です。

 

 

出題傾向を掴む

 

過去問の演習の最も大きな目的が、出題傾向を掴むことです。

出題傾向を掴むことは、志望校合格に必要な勉強を効率的に進めるための指針になります!

 

仮に挑戦校の英語の問題が、長文がメインで文法の出題が無いとすれば、難易度の高い文法問題集に取り組む必要はありません。

実力相応校や安全校の受験に足りるような基本的な文法だけ抑えて、あとは長文対策を重点的に行えば良いのです!

つまり、勉強の取捨選択に役立つというわけです。

 

また、挑戦校の世界史で長めの論述問題が出題されるとすれば、難易度の高い論述問題集に取り組む必要が出てきます。

論述は直前にちょっと対策するくらいでは歯が立ちません。

早いうちから特殊な傾向に対策し始めるためにも、傾向を分析することは必要不可欠なのです。

 

 

徹底的に復習する

 

模試に関しても同様ですが、解いて点数だけ見て一喜一憂し、復習を疎かにしてしまう受験生がたくさんいます…。

しかしそれではもったいないので、丁寧に復習することが大切です!

 

まず、過去問以外に関しても言えることですが、問題演習の意義は「解ける問題を解くこと」ではなく「解けない問題を解けるようにすること」です。

何十年分もの過去問を解いてその都度復習して解ける問題を増やしていった受験生と、過去問を解いたら解きっぱなしにした受験生を想像してみてください。

前者の方が実力を伸ばしているであろうことは一目瞭然です!

 

過去問の復習は解説を読むだけでは意味がありません。

特に社会科目や英国の知識問題に関しては、過去問復習用ノートに間違えた問題間違えそうになった問題を書き留めておいて、隙間時間に復習し、二度と間違えないくらいしっかり定着させましょう!

案外ここまでやっている受験生は多くないので、周りに差をつけるチャンスです!

 

また、実際に解いてみれば分かると思いますが、前年に出題された問題の関連問題が出題されたり、数年前の問題が再び出題されたりというケースも見られます。

そういった面でも、復習して損はないでしょう。

 

まとめ

 

今回は、過去問演習の進め方についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか?

秋以降の勉強は夏休み以上に合否に大きく関わると私は思います!

 

第一志望合格のためにも、残り数ヶ月の勉強を効率的に進めていく上での参考になれば幸いです。

受験生の皆さん、頑張ってください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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