こんにちは!武田塾逗子校で講師をしています、早稲田大学社会科学部の久保田龍ノ介と申します!
あっという間に2021年が過ぎ去り、2022年がすぐそこに迫ってきました。また、共通テストまで3週間を、私大や国公立大の二次試験や個別試験が怒涛の勢いでやってくる2月まであと1ヶ月ほどとなってきました。
ここからラストスパートということで、過去問演習により磨きをかける受験生や、これから過去問演習を一気に進めていく受験生も多いと思います。過去問演習ではその後の分析や復習といったことが大事になってくるわけですが、受験生の皆様は成績アップに繋がるような分析や復習が出来ていますか?
ということで、今日は過去問について
分析や復習をどのようにやればいいのか
ということについて話していきたいと思います!
僕が自宅浪人しているときに、武田塾の考え方などを参考に14年分ほどの早稲田の過去問で実践し、社会科学部合格へとつなげたやり方なので、ぜひ参考にしてみてください!
過去問分析をする上で大事なこと!
具体的なやり方の前に、まずは過去問分析で意識しなくてはならないことについて話していこうと思います。
解説を読んで終わり、ではなく、実際に出来るようにする
過去問演習の中で、過去問を解き、解説を読み、分からない単語を覚える、というステップだけで終わらせてしまっている受験生が多いのではないでしょうか?
実際に現役生の時の僕も、過去問分析において何が大事で、どのように進めていけばいいのか、ということが分からずに、ただ何となく解説を読み、分かった気になって次に進んでいました。その結果、大学ごとの解き方も分からずに入試に挑み、大学全落ちという悔しい経験をする事になりました。
このような事態にならないためにも、過去問分析をする中で、解説を読むだけではなく、そこで解き方を「インプット」して、その後に解き方が身についているかの「アウトプット」を実際に同じ過去問でやってみて、やり方を掴んで先に進む、というステップをしっかりと踏むのが不可欠です!
これまでの武田塾の勉強の「一冊を完璧にする」と同じで、「一年を完璧にする」ということを大事にしていきましょう!
自分の苦手教科、苦手範囲をしっかり把握する
過去問を解く中で、もちろん苦手教科を抱えたまま過去問をやることがあると思います。また、苦手じゃない教科でも、苦手な範囲というものが出てくる可能性がありますが、そういった部分の把握は出来ていますか?
このように過去問分析の中で苦手な部分を把握する、及びそれを潰すという作業は、今の時期、時間があまり取れないと考えている人もいるかもしれません。しかし苦手範囲を疎かにせず、復習するということが非常に大事な作業になります。
自分も現役生の時は苦手範囲を復習する時間を取らずにただ演習だけを続けた結果、完成度が足りない分野がひどく本番で足を引っ張ってしまいました。それを反省に、浪人生の時は一週間の中で過去問の演習をやり込む日と、その期間で見つけた苦手な部分を克服する日を分けて設けて、抜かりなく復習を進めていました。その結果、入試当日に聞いたことあるのに分からない、というような状態は一切なくなりました!
したがって、過去問の演習をやみくもに続けるだけではなく、分析をする中で並行して苦手教科、苦手範囲を復習してどの範囲が出されても余裕を持って問題に取り組める状態を作っておくということが大切です!
具体的な分析方法
1.丸付けで、曖昧なところを△にする
まずは時間をはかり、本番のような気持ちで演習をしてみてください!
その後で、苦手部分や、解き方が分からない部分を見つけるためには、丸付けの中で「あっているけどやり方、根拠が曖昧だった部分」、つまり「△」の部分を見つけることが非常に大切です!
もちろん明確に根拠が分かって正解した問題はそれでOKなので、△と×を明確にし、そこの部分を主に復習や分析の材料としていくことになります!
2.解説でやり方を掴み、実戦
ここからは、上の丸付けの工程で見つけた△や×の部分を〇にするやり方について解説をしていこうと思います!
まずは過去問の解説を読んでみてどのようなやり方で解説の作成者がどのような考え方で問題に取り組んでいったのかを把握します。そして自分の解き方と照らし合わせて、どういう考え方がミスを作ってしまったのか、というところを考えます。そしてやり方をしっかり理解し「わかる」状態が完成したら、時間を少し空けて実際に同じ問題で実践して「できる」状態になっているかを試します。ここまで徹底して初めて「完璧な状態」になるので、そこまで完成したら次の年や、次の大学の問題へと足を進めていきましょう!
また時間のある受験生や、解説が薄すぎてちゃんとやり方が理解出来なかった部分がある受験生は、今まで使ってきた参考書問題集を使いながら、「解説を自分で作る」という工程をするとさらに良いと思います!実際に僕がこのやり方を実践していたのですが、こうすることによって、自分の苦手発見や、考え方での足りない部分への気付きを発見し、過去問演習に生かすことが出来ました。それと同時に、将来自己分析をする必要が生じたときに向けての良い分析の経験になった思います!余裕のある方は是非試してみてください!
3.苦手部分を発見、復習
上記の続きになりますが、上のように過去問の分析をする中で、やり方のミスと同様に、苦手範囲が出たせいでミスをしてしまったという箇所が出てくると思います。先ほども言ったように、このように出てきた苦手をそのままにせず、しっかりと復習することが非常に大切なことです!
やり方自体は自分が進めてきた参考書、問題集で該当範囲を完璧に仕上げる、ということになりますが、それをどのようなペースで進めていけばいいのでしょうか?
実際に僕がやっていたペースを例に話していきたいと思います。僕の場合は、演習にもたくさんの時間を割きたかったので、週5日、平日全てを使って演習を5年分~10年分ほど進めていきました(多くても一日二年分)。そしてそこで出た苦手範囲を土日の二日間で徹底的に参考書問題集をやり込み、苦手を集中的につぶしていました。また、二日だけだと短期記憶に終わってしまうので、平日の寝る前、朝起き抜けの時間で復習し、長期的に記憶に残るように努めていました。その結果、苦手範囲がほとんどなくなったというのを覚えています!
このように、演習日の分析で苦手な箇所をしっかりと洗い出し、演習する日、復習する日をしっかり分け、長期記憶にするために隙間時間でしっかり確認しておくことによって、苦手範囲を減らすことが出来ます!
【実際の分析ノートと過去問の復習】
終わりに
このように今日は、過去問の分析について話をしていきました。
過去問の分析がどのようなものか分からない、という受験生も多いと思いますが、話してきたように、「一年を完璧にする」ということや「わかった状態で終わらせずに、できる状態にする」といった武田塾で大事にしているやり方を活用することでとても良い分析ができます。また、僕がやっていた週5日過去問、週2日復習、といった苦手の復習も取り入れながら進めていけば、さらなる点数アップにもつながります!
残り期間は短いですが、この約1ヶ月、または2ヶ月を乗り切れば、輝かしいキャンパスライフ、サークル活動が待っています!この記事の勉強方法も参考にしながら、ぜひラストスパートをかけていってください!
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