こんにちは、武田塾逗子校です!
新学期が始まって、そろそろ1週間経つ頃かと思います。
皆さん、新学期は慣れてきましたか?
もし、不安や悩みがある、ということであれば、こちらのブログを参考にしてみるといいかもしれません(^^)/
さて、今回は、私立文系の大学を受験する高校生を対象に、
「どの科目を選択すればよいのか」ということを紹介していきたいと思います!
・今年受験生で、どの科目で受験しようか迷っている受験生
・国公立文系志望で、私立文系は最終的に何で受験するか決まっていない受験生
・高校1,2年生で、これから受験大学を選ぶか考えていきたい高校生
必見です。
【基本情報】私立文系の選択科目
では、まず私立文系で選択することができる科目について紹介します。
(この辺りは高校1,2年生向けに書きます。受験生は次のセクションまで飛ばしても大丈夫です。)
私立文系で選択できる科目は、主に4つあります。
①世界史
②日本史
③政治経済
④文系数学
これに加え、大学・学部・学科によっては、地理や現社を選択できる場合があります。
地理学科など、限られた学部学科での使用になります。
各科目について、その特徴も簡単にですが、紹介します。
各科目の特徴
①世界史
広く浅く、各国の歴史を勉強する。
入試問題では、
・一つの国について掘り下げる問題(タテの勉強が必要)
・同年代の国の出来事についての比較などを問う問題(ヨコの勉強が必要)
大きく分けて2種類の問題形式があります。
詳細な勉強法の一例は、世界史担当の先生のブログをご覧ください。
②日本史
世界史と異なり、日本史は、「狭く深く」勉強します。
よって、細かいことを聞かれる問題も出題されることが多いです。
勉強のやり方について、詳細なことを知りたい場合、日本史担当の先生のブログをご覧ください。
③政治経済
社会の中で、政治経済は、世界史・日本史と比較し、暗記する量が圧倒的に少ないです!
入試問題で満点を取ることは難しいという点は否めませんが、しっかりやり込めば、歴史科目より点数を伸ばしやすいです。
ただし、
・受験できる大学が減る(早慶など、政治経済を採用していないケースが多い)
・ニュースに興味がない、国会や内閣などについて全く理解していない場合は、歴史科目よりしんどい
という注意点があります。
④文系数学
文系数学は、ⅠAⅡBの範囲より出題されます。
※2022年度4月より高校1年生の人は、学習指導要領が変更になっているため、範囲が変更になります。
数学は、範囲によってムラができたり、暗記だけではない科目です。
受験においては、そういった部分で他の社会科目の方が楽な側面はあります。
しかし一方で、得点調整では社会より点数が上がりやすい科目です。
一発逆転の可能性は秘めています。
以上で、各科目の特徴についての簡単な紹介を終わります。
さて、①~④の中から、皆さんは選択していく形になると思いますが、
どれが良いのか、ということについてお話をしていきます。
大学受験における私立文系の科目の選択の仕方
冒頭に掲載した動画を、改めてここで掲載します。
各大学の特色について、清水先生・高田先生が解説してくれているので、それを知りたい人向けです。
私の方では、
「どういう人がどの科目を選択すればいいのか、その注意点」
ということを紹介しようと思います。
①早慶上(理)志望の場合
基本的に、世界史か日本史のいずれかより選択するべきかと思います。
そもそも、慶應義塾大学では、政治経済の選択ができません。
早稲田大学も、一昔前に比べると、政治経済を選択できる学部学科は少なくなりました。
また、数学についても、あまりオススメしません。
理由は2つ。
①MARCHまでの難易度より、格段に上がる
②理系で経済学部や商学部を併願校として受験する、中高一貫校の生徒が一定数存在するため、競争がさらに激化する
以上2点です。
②MARCH志望の場合
「この科目を選んだ方が有利!」
という明確な基準はありません。
ここでは、より受験に特化した、各科目の特徴について触れていこうと思います。
それを踏まえ、選択する科目を考えてみてください。
①世界史
「広く浅く」勉強することが特徴です。
その特徴が故に、最初はなかなか点数に結びつきにくいです。
しかし、高校3年生の夏休みなどにがっつり詰め込むことができれば、秋以降、しっかり点数が伸びてきます。
粘り強く勉強することが、受験でうまくいくためには求められるのかもしれません。
そして、世界史が嫌いすぎない、ということも重要かもしれません。
②日本史
「狭く深く」勉強することが特徴です。
従って、日本史のほうが世界史に比べると、早めに点数化しやすい傾向があります。
ただし、受験後半になってくると、MARCHレベル以上では、より細かい知識を問うケースが増えます。
細かい部分まで、資料集などを使って探す勉強ができるかどうか、ということが、カギになるかもしれません。
③政治経済
政治経済は、時事問題が出題されます。
それも、メジャーなところからマイナーなところまで、幅広く対策が困難です。
そういった問題が出題されるため、満点を取ることが難しいと言えます。
その一方で、先述したように、世界史、日本史と比較すると、覚える量が少ないです。
ですので、暗記することができれば、かなりやりやすくなるかと思います。
ただ、政治や経済の仕組みなど、理解することが必要な場面があります。
大学によっては、計算問題が出題されます。
そういった部分に抵抗がないかどうか、ということを最終決断する判断材料として考えてみてください。
④数学
①~③に比べると、かなりリスクが高い科目と言えます。
解けない問題が来てしまった場合、太刀打ちできずに終わってしまいます。
その一方で、得点調整が上向きに働く可能性が高いので、しっかり得点化できる人には向いていると思います。
③国公立文系の併願先
先ほど説明した特徴を踏まえた時、数学が得意な人は文系数学を選択するといいと思います。
また、東大や京大、一橋、千葉大学法政経学部など、数学を2次受験科目で使用する生徒も向いています。
「どうしても苦手意識があって・・・」という受験生は、社会を選択しましょう。
ただし、注意点があります。
MARCH以上の私立文系の社会は、国公立の社会に比べ、細かい部分まで聞いてくる、という特徴があります。
過去問対策などを考える時期になったら、きちんと併願校の過去問対策をする時間を取っていないと、思ったより点数が取れない、という事態に陥るかもしれません。
まとめ 受験情報や各大学の傾向を踏まえた科目選択が重要です!
「全然知らずに、何となくで科目を選択してしまって後悔した」
という声を時折耳にします。
受験戦略は、受験勉強が始まった時から、考えていくのがベストです。
もちろん、勉強始めたての頃に、細かいところまで決める、ということができるかどうか、というのは微妙です。
むしろ、自分の選択肢を狭めてしまうことになるので、良くないかも。
ただ、事前に受験情報やある程度の傾向を掴んでおけば、
自分の選択肢を拡げるように勉強を進めていくことは可能です。
今、高校1,2年生の人は、高校3年生になる際に最終決定。
受験生の人は、遅くとも、夏までにはどの科目で受験するかを固めるようにしましょう。
自分が納得するものであれば、きっと上手くいきます!
自学自習で京都大学に合格した森川が受験相談を担当します!
逗子校では、平日火曜日~土曜日の期間、毎日受験相談を実施しております。
私自身も、参考書問題集を使った自学自習で志望校に合格した経験を持っています。
その経験、そして武田塾が持っている合格のためのノウハウを惜しまず無料受験相談にてお伝えしています。
・勉強する習慣がつかなくて困っている、家で集中が続かず勉強が続かない
・毎日勉強しているのに、思ったように成績が伸びない
・志望校をどのように決めればいいのか分からない
・志望校に合格するために、何から勉強すればいいかを相談したい
・定期試験での点数の取り方を知りたい
皆様のお悩みをご相談ください。
1回につき、約1時間~1時間半で実施しています。
「武田塾で頑張りたい」と思った方は、是非、志望校合格を目指して一緒に頑張りましょう!
【武田塾逗子校公式HP】
「武田塾逗子校 大学受験予備校・個別指導塾」からアクセスできます。
ブログなどで受験のお役立ち情報を日々更新しています!
【逗子校 合格実績】
「2021年度武田塾合格実績」
「2022年度武田塾合格実績」
「2023年度武田塾合格実績」
からご覧になることができます。
【武田塾逗子校 LINE公式アカウント】
無料受験相談の問い合わせも、どうぞ!
武田塾逗子校 公式LINEアカウント
【逗子校の実力の講師陣!】