慶應サッカー部講師が浪人生・部活生に”受験勉強の意義”を語ります

渋谷駅より徒歩２分　大学受験予備校「武田塾渋谷校」です！

今回は新たに渋谷校講師となった田中先生の自己紹介となります！

体育会系男子から部活動と受験勉強の両立に悩む高校生に向けてアドバイスをくれるようです！！

夏も終わりに近づき、高校２年生も受験に向けて動き出す時期ですよね！ぜひ参考にしてください( ｀ー´)ノ

浪人生はこの時期にモチベーション落ちてしまう人も多いんですよね。。勿論浪人生に向けてのアドバイスもありますよ！

それでは田中先生お願いします！

みなさん初めまして。今年の四月から慶応義塾大学に通っている田中康太郎と申します。自分は一年浪人していたので、現役時代と浪人時代の話をしようと思います。

現役時代

自分は高校三年間サッカー部に所属していたため、部活をしていない人と時間的なハンデを抱えていました。これは練習時間などの物理的な時間だけではありません。部活に真剣に取り組んでいる人間に表れる部活の悩みが襲い掛かることにより生じる精神的な時間のハンデです。

高校3年になって部活で責任ある立場にあるなか公式戦の重みが段違いになり、チームの勝利のために自分の全てを捧げなければスタメンも落ちかねない状況であったため、集中して勉強しようとしても集中力がそがれたりしまうのです。特に公式戦に負けた日には全く勉強する気になれず、勉強を一秒もできない日もありました。

こうした状況を完全に打破することはできませんが、少しでも和らげるためには部活で自分が納得できるパフォーマンスをだし、良い結果を出すことにより自分の気分をあげ、部活の事で思い残すことをできるだけなくすことです。そして勉強がうまくいくと部活にも勉強の事を思い残すことなく取り組め、より良いパフォーマンスをだすことができる。

この相乗効果がうまくいくことが部活をしている人にとって何より重要だと思います。

浪人時代

現役時代与えられた時間の中で模試ではそれなりの成績を残し、受かると思っていたのですが見事に浪人を決めてしまいました。浪人時代のはじめは何で自分が現役時代失敗してしまったかを徹底的に考え直しました。その結果、失敗した主な原因は大きく三つありました。

一つ目は徹底した復習をし損ねたことです。現役時代は一つのテキストを一回復習しただけで満足し、それ以上復習することなく次のテキストに手を出してしまっていました。浪人時代にはそれを反省し一つのテキストを十回以上復習するようにしました。

二つ目は思考力不足です。現役時代は難しい問題があるとすぐ解説を見てしまい、納得した気になってしまいました。浪人時代には例えば数学の問題であれば問題が解けるまで解き、一時間経って解き終わらなければ解説を見るようにしてました。この現役時代の失敗を改善する事が合格するうえで大切でした。

三つ目は目標から逆算して勉強しなかったことです。現役時代は問題を闇雲に解いてばかりで志望校との距離をまったく気にしていなかったです。浪人時代には長期的な視点で計画的な勉強をこころがけ、いつどのような勉強をするのかを一ヶ月単位で考えるようになりました。その結果、自分がどれだけで勉強できたかが時間的な軸だけでなく、勉強内容から分かるようになります。

また、自分は定期的に行われる模試を目標に勉強をしていました。社会科目に関しては最初の方の模試は範囲が狭いので、その範囲を徹底的に勉強してました。中には模試は目先の事だと言い、模試をないがしろにする人もいましたが、模試の判定はなんだかんだ勉強のモチベーションに影響するので模試のための勉強も大切だと思います。模試受けた後の模試の復習も大切です。模試は幅広く良質な基本問題が揃っているため、復習することで大きな学力向上に繋がります。

浪人生へのアドバイス

浪人時代はただ勉強すればいいぶん部活をしていた現役時代より精神的にはだいぶ楽でした。勉強にのめりこめば勉強だって楽しくなるし、予備校にいる友達と切磋琢磨して勉強していたら意外と一年あっという間でした。なのでこれから浪人する人はあまり悲観的にならないでください。

でも、勉強に集中するにはSNSを消しましょう。現役生にイラついて勉強どころではありません(笑)また、昼ごはんは友達としゃべりながら楽しみましょう。一日に勉強を忘れるような楽しい瞬間あると良いリフレッシュなって勉強により生が入ります。実際自分も浪人の時は友達二人と公園でお弁当をしゃべりながら食べていましたし、毎週土曜日の昼は外に食べに行き美味しいご飯を食べていました。

まとめると勉強以外でいかにストレスをためないかがとても重要です。

受験勉強する意義

勉強すること自体面白くないと思う人も多いのかもしれませんし、身につけた知識が実際の生活に役立たないことがほとんどですが、受験勉強することで身につけられることは多くあります。

一つ目は努力する大切さです。地頭が悪くても正しい勉強法をすれば時間はかかるけれど確実に偏差値が上がり頭が良くなります。本気で努力して偏差値が上がる感覚は格別で、勉強自体嫌いでもそこで勉強することの楽しさを味わえることができます。

二つ目は一生背負うことになる肩書きを手に入れることです。どの大学に行くかが一生を左右するということはありませんが、その大学にいることで視野が広がったり、勝手に過大評価されたりします。なので大企業にいきやすくなったりするなどいろいろなチャンスが巡ってきます。そこで成功するかは本人の技量次第ではありますが、技量があるのにチャンスすら回ってこないのはもったいないことで、成功したい志があるなら得て損することはありません。

これからつらい時期が訪れるかもしれませんが諦めず頑張りましょう！