
結論:関西大学の化学は問題の難しさより、長い問題文と紛らわしい選択肢で差がつくので、MARCHレベルまでの典型問題と知識を固め、1つの分野を流れで解けるようにしてから過去問に入ることが合格への近道です。
関西大学は、関西の私立大学のトップ層「関関同立」の一つです。
システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の理工系3学部があり、三重県からも受験する人がいます。
化学は、理工系学部を目指す多くの受験生が選ぶ科目です。
この記事では、関西大学の化学について、2027年度の試験方式、過去問から見た特徴、参考書の進め方を整理します。
今の化学の仕上がりから入試までに何をどの順で進めるかは、人によって違います。
無料受験相談で、関西大学までの化学のルートを一緒に決めます。
関西大学の化学の試験方式と時間
関西大学の理科は、日程と方式によって解き方の形が大きく違います。
2027年度入試ガイドのシステム理工学部のページでは、次のように示されています。
| 方式(システム理工学部の例) | 理科の内容 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 全学日程1・理科1科目選択方式 | 物理・化学から1科目 | 75分 |
| 全学日程1・理科設問選択方式(2科目型) | 学科が指定する2科目のそれぞれ3問ずつ計6問から、試験時間中に4問を選択 | 100分 |
| 全学日程2(2月5日)・理科設問選択方式 | 物理・化学のそれぞれ3問ずつ計6問から、試験時間中に3問を選択 | 90分 |
出典:関西大学 2027年度 入試ガイド。
化学生命工学部・環境都市工学部の方式や配点は、入試ガイドの各学部のページで確認してください。
設問を選んで解く方式では、化学の問題だけでなく他の科目の問題も選べるので、どの問題を選ぶかの判断も大切になります。
関西大学の化学の出題傾向
以前の記事(2021年)で過去問を分析した当時の特徴は、次のとおりです。
| 項目 | 特徴(過去問の分析) |
|---|---|
| 出題分野 | 理論化学・無機化学・有機化学からまんべんなく |
| 難易度 | 基礎から標準。難しすぎる問題は少ない |
| 選択肢 | 紛らわしいことを聞く問題が多い |
| 問題文 | 1つの問題に対して問題文が長め |
| 問われ方 | 1つの分野について幅広く問う。分野を流れで解く力が必要 |
| 形式 | マーク式の問題が多め。日程によって記述式の問題もあった |
関西大学の入試ガイドでも、個別学力検査は高校で学習する基礎・基本レベルを中心とした出題方針と書かれています。
問題そのものより、問題文の長さと選択肢の紛らわしさへの慣れが点数を左右します。
関西大学の化学の対策は3段階で進める
- MARCHレベルまでの問題集で、典型問題を一通り解けるようにする
- 講義系の参考書で知識を整理し、紛らわしい知識を区別する
- 受ける方式の過去問で、分野を流れで解く練習をする
段階1:典型問題を一通り解けるようにする
関西大学の化学は典型問題が多いので、MARCHレベルまでの問題集や参考書が一通り終わっていれば十分戦えます。
理論化学の計算は、どの分野の問題でも使う土台なので最初に固めておきましょう。
段階2:紛らわしい知識を区別する
知識を問う問題で、少しややこしいものが出ます。
典型問題を解けるだけでなく、知識を固めておくことが大切です。
似た物質の性質や反応は、表にまとめて違いを比べると区別しやすくなります。
段階3:分野を流れで解く
関西大学の化学は、1つの分野について幅広く問う傾向がありました。
問題を1つずつ独立して考えるのではなく、分野としてとらえ、流れで解けるようにしておきましょう。
問題文が長いので、何を問われているかを素早く読み取る練習も過去問で積んでおきます。
自分が解けるかどうかを過去問で確かめ、足りない部分を補っていく順番です。
関西大学を目指すうえでおすすめの化学の参考書
鎌田の理論化学の講義・鎌田の有機化学の講義・福間の無機化学の講義
コンパクトにまとまった講義系の参考書のシリーズです。
基礎を分かりやすく説明していて、基礎から関関同立レベルまでの知識がそろっています。
別冊に暗記用語がまとめてあるのも便利です。
化学を一通り勉強した人が、知識を整理するのに向いています。
説明が分かりにくいと感じる人は、もっと詳しく解説している参考書から始めましょう。
関西大学の化学の対策は、こちらの動画でも紹介しています。
関西大学の化学でよくある質問
問題文が長いと、読むだけで時間がかかってしまいます。どうすればいいですか?
問題文の中の数値と条件に印を付けながら読む習慣を付けましょう。
受験相談でも、私立大学の化学で時間が足りないという相談がよく出ます。
長い問題文の多くは、反応の説明や実験の手順です。
何を求める問題なのかを先に確かめてから本文を読むと、必要な情報を拾いやすくなります。
設問を選んで解く方式では、どう準備すればいいですか?
本番で問題を見てから、確実に解ききれる問題を選べるように準備しましょう。
理科設問選択方式では、物理と化学の問題から選んで解く形があります。
得意な化学に絞るのか、物理も準備して本番で選ぶのかは、今の仕上がりで決めます。
選べる問題の数や必須の問題は方式によって違うので、受ける方式の条件を入試ガイドで確かめてください。
過去問はいつから始めればいいですか?
MARCHレベルまでの典型問題が一通り解けるようになってからがおすすめです。
受ける方式が決まったら、その方式の過去問を優先して解きましょう。
始める時期は、志望校と学年で前後する目安です。
関西大学の化学対策のまとめ
関西大学の化学は、典型問題と知識を固めたうえで、長い問題文と紛らわしい選択肢に対応する力が問われます。
MARCHレベルまでの問題集を仕上げ、講義系の参考書で知識を整理し、過去問で分野を流れで解く練習をしましょう。
今の仕上がりによって、どの参考書から始めるべきかは変わります。
関西大学を目指して化学の進め方に迷っている人は、武田塾津校の無料受験相談で一緒に整理しましょう。
この記事は武田塾津校(校舎長 西尾 圭汰)が、関西大学の理工系学部を目指す三重県の高校生・既卒生に向けてまとめました。
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