【武田塾滋賀守山校 講師紹介】滋賀医科大学 医学部 医学科 高林先生
みなさん、はじめまして!
滋賀医科大学医学部医学科に通っている高林優太です。
1年生から武田塾滋賀守山校で講師をして、今年で6年目になります。
担当科目は英語、数学、国語、物理、化学、世界史、地理、政経です。
このブログでは、僕の高校時代の話、浪人時代の話その1、慶應時代の話、浪人時代の話その2を中心に書いていこうと思います。
高校時代
高校は大阪の明星高校に通っていました。
今となってはかなり珍しくなった男子校ですね。
中学校は、地元の公立中学(当然共学です笑)に通っていたので、あまりの変化の大きさに入学してしばらくは、毎日が新鮮でした。
高校では、級長(学級委員)や生徒会の副会長をやっていました。
今の自分よりもかなり真面目だったと思います笑
真面目だったのですが、今と同様、ドラスティックに方針転換する人でもありました。
それは、高校の文理選択を見ても明らかです。
小学生のときから、NASAやJAXAの仕事に憧れてていました。
なので、高校に入ってからしばらくの間は、国公立の工学系(特に航空宇宙工学あたり)を目指そうと思っていました。
しかし、進路についての授業を受けたり、自分で色々な仕事について調べているうちに、国の政策に関わる官僚の仕事に興味を持つようになりました。
官僚になるには東京大学の法学部に行くのがベストということで、高校の文理選択では文系にしました。
高校時代は、授業はしっかり聞いていたし、勉強時間もそれなりにあったと思うのですが、今、思うと要領がよくなかったかなと思います。
特に、英語や地歴といった暗記の要素が強い科目を苦手としていました。
そんな感じで、努力むなしく浪人となりました。
浪人時代 その1
宅浪したり代ゼミ大阪南校に行ったりしていました。
やはり宅浪は生活リズムを整えるのが難しいですね。
予備校では、規則正しい生活を送り、模範的な浪人生として過ごしていたと思います。
浪人生時代には英語と地歴がある程度できるようになりましたが、それでも足を引っ張っていました。
覚えている範囲で模試の偏差値を書くと、河合塾の模試なら、数学が80ぐらいで英語や地歴が60台半ばだったと思います。
真面目に勉強していると時はあっというまに過ぎ去り、浪人が決まったと思ったらすぐに受験の日が来ました。
そして、ご縁があった、慶應義塾大学商学部に入学することとなりました。
慶應時代
慶應での4年間は本当に楽しかったです。
たくさん遊んで、勉強もして、かけがえのない思い出です。
慶應志望の受験生の皆さん!
慶應は本当に素晴らしいところです。
合格目指して頑張ってください。
慶應に入ってから驚いたことがいくつかあるのですが、その中でも特に驚いたことは、周りの学生が社交的であり、さらに要領が非常にいいということです。
同級生からさまざまなコミュニケーションの方法や効率的な勉強法・仕事術を学びました。 慶應で学んだコミュニケーションや効率的な方法は今でも生きていると実感します !
サークルは考古学研究会という(考古学に限らない)歴史全般について勉強するサークルに入っていました。
旅行に行ったり、博物館に行ったりしてさまざまなことを知ることができました。
ゼミは、計量経済学のゼミに入っていました。
慶應の商学部って一般的な商学部のイメージに反して、計量経済学を専門とされる先生が多いんですよね。今風に言うとデータサイエンスについていろいろと勉強できて面白かったです。
3年生の夏、周りはインターン真っ盛りです。このとき私は思いました。
将来どんな仕事をしていたいんだろう、と。
同級生と一緒に有名企業や官庁を目指すのもとてもいいことだと思いますが、やっぱりジェネラリストよりもスペシャリストとして、何か他の人に負けない専門性のある仕事につきたいなと思うようになりました。 その中で一番面白そうに感じた医師を目指してみようという気持ちになってきました。
慶應の3年生のとき、手始めに第2回駿台全国模試を受けてみました。
2次試験が英語と数学のみである島根大学の判定を見てみて、D判定のラインから遥かに外れたところのE判定ならば、おとなしく医学部受験から撤退して、就活に戻ろうと考えていました。
駿台全国模試を受けて1ヶ月後、模試が返ってきました。
「島根大学医学部医学科 B判定」
私は合格を確信し、医学部を再受験することを決めました。
ただ、医学部受験を決めたものの、大学の勉強が忙しくなり、本格的に受験勉強を始められたのは、3年の終わりになってからです。
4年の半ばまでは、順調に勉強できたと思います。
しかし、4年の後半になると、卒論を書きながら、週3から週4でバイトして残りの時間で受験勉強を行うこととなり、勉強時間を捻出するのが、かなり厳しくなりました。
それでもやれることはやろうと必死に勉強し、センター試験を受験しました。
4年ぶりに受けたセンター試験は83%の出来でした。
センターのウェイトの大きい島根大に出すのは危険ということ、二次試験の理科が1科目だけということで、奈良県立医大に出願しました。
二次試験の手応えはよかったのですが、センターのビハインドを巻き返せず再び浪人となりました。
浪人時代 その2
また、浪人となりました。
しかし今回の浪人は前回とは違います。
新卒一括採用のルートから外れてしまったのです。
これでもう、普通の就活はできなくなりました。
そのことを意識すると、急に恐ろしさが出てきました。
このとき、インターネットの書き込みで、医学部再受験の成功率は5%という書き込みを見ました。
そもそも真偽不明だし、少なくとも私の場合は5%ではないということはわかっていたのですが、なぜかときどき脳裏によぎって妙に不安にさせるんですよね。
受験生はネットの書き込みなんか見たらダメですよ。
慶應に入るまでの浪人生活で、生活リズムの大切さは実感していたので、再び代ゼミ大阪南校に入ることにしました。
この1年は本当に色々なことを考えました。
週3から週4でバイトして、卒論も書きながらセンター83%取れたのだから、受験にフルコミットできる今年は普通に受かるだろうというポジティブな予想と、2度と真っ当なルートに戻れないのではないかというネガティブな予想が頭の中でせめぎあっていました。
受験校は滋賀医大に決めました。
文系科目の配点のウェイトが大きいのと合格最低点が低くて苦手科目があってもカバーしやすいと思ったからです。
慶應に入学したときは文系なのに理系科目の方が得意でしたが、今回は理系なのに文系科目の方が得意になっていました。
実際、この作戦は成功して、滋賀医大に合格しました。
センター試験の国語で181点取れたおかげで、滋賀医大の配点に換算するとセンター試験全体で87.5%取れ、さらには二次試験では英語でぶっちぎることができました。
これが勝因だと考えています。
滋賀医大生になって
滋賀医大に2018年に入学しましたが、滋賀医大にはさまざまなバックグラウンドの人がいました。
地元の公立小中高で過ごして現役で入学した人、高校を出て飲食店で働いてから入学した人、予備校で臥薪嘗胆の日々を過ごした人...
2年生になると学士編入の人が入ってきてさらに多様性が増しました。
滋賀医大は全国の医学部の中でも特に多様性のあるところと聞きましたし、同級生や先輩後輩を見ても実感した。
再入学や学士編入を考えている人は、滋賀医科大学をお勧めします!
課外活動としては、合気道部に入りました。
大学では、勉強に部活に遊びにと充実しております。
楽しかった滋賀医大の生活もいよいよ終盤に差し掛かりました。
今は、座学の授業がほとんど終わり、大学附属病院や地域の病院での実習がメインとなっています。
医師になるためにはまだ関門があります。
医師国家試験です。
医師国家試験は9割ぐらいの受験生が合格するものであり、周りの学生と足並みをそろえて勉強すれば合格するものですが、周りはハイレベルです。
またしても受験生になってしまいました。今度は、医師になるための試験ですが笑
一発でこの試験に合格して、来年の春から研修医になりたいものです。
武田塾の講師として
武田塾の講師として 生徒一人ひとりの個性に合わせた指導ができたらいいなと思っています。
ただ、基礎的な概念を、入試までのどこかのタイミングで、かなり厳密に理解することだけは、みんなに頑張ってもらっています笑。
本気で勉強したらここまで伸びるんだということを武田塾で味わってもらえたら嬉しいです!
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