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入試結果から見る定員厳格化による影響 第二弾！！！
ここ数年、私立大学入試の混乱が起きています。
その元凶とも言える、私立大学の定員厳格化による文系を中心とした倍率の上昇。
人気大学であるMARCHの大学では実際どのくらい倍率が変動しているのか。
【この記事の内容】
・立教大学の合格者数・倍率の変化をみる
・これからの受験生はどうするべきか？
定員厳格化による明治大学への影響【合格者数・倍率】
そもそも定員厳格化はなぜ起きた？
文部科学省は首都圏の大学に人が集まりすぎていることから、地方の大学にも人が流れるようにするための施策として首都圏の大規模大学の定員厳格化を進めようということになりました。
地方の大学を出て地方で就職する人が増えれば地方活性化にもつながる！
という感じですね。
これについてはいろんな意見があるようですが、それについてはまたどこかで。
定員厳格化自体は2016年度入試から始まっており、以下のように進められています。
・入学定員充足率による不交付基準
| 収容定員8,000人以上 |
収容定員4,000~8,000人 |
収容定員4,000人未満 |
|
| 2015年度入試まで | 1.20倍未満 | 1.30倍未満 | 1.30倍未満 |
| 2016年度入試 | 1.17倍未満 | 1.27倍未満 | 1.30倍未満 |
| 2017年度入試 | 1.14倍未満 | 1.24倍未満 | 1.30倍未満 |
| 2018年度入試以前 | 1.10倍未満 | 1.20倍未満 | 1.30倍未満 |
立教大学の入試状況【合格者数・倍率】
文学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 360 | 4,939 | 1,223 | 4 |
| 2016年度 | 351 | 4,867 | 1,200 | 4.1 |
| 2017年度 | 380 | 4.997 | 875 | 5.7 |
| 2018年度 | 380 | 5,321 | 924 | 5.8 |
異文化コミュニケーション学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 55 | 1,813 | 155 | 11.7 |
| 2016年度 | 55 | 1,607 | 121 | 13.3 |
| 2017年度 | 60 | 1.558 | 111 | 14 |
| 2018年度 | 60 | 1,281 | 120 | 10.7 |
経済学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 295 | 4,881 | 843 | 5.8 |
| 2016年度 | 285 | 4,571 | 825 | 5.5 |
| 2017年度 | 292 | 5.388 | 620 | 8.7 |
| 2018年度 | 292 | 4,564 | 631 | 7.2 |
経営学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 140 | 3,157 | 307 | 10.3 |
| 2016年度 | 120 | 2,626 | 234 | 11.2 |
| 2017年度 | 124 | 2.658 | 183 | 14.5 |
| 2018年度 | 118 | 2,717 | 179 | 15.2 |
理学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 155 | 3,050 | 710 | 4.3 |
| 2016年度 | 147 | 2,930 | 778 | 3.8 |
| 2017年度 | 157 | 2.398 | 593 | 4 |
| 2018年度 | 157 | 2,211 | 613 | 3.6 |
社会学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 222 | 4,046 | 644 | 6.3 |
| 2016年度 | 207 | 4,305 | 622 | 6.9 |
| 2017年度 | 225 | 4.517 | 489 | 9.2 |
| 2018年度 | 240 | 4,710 | 388 | 12.1 |
法学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 215 | 3,574 | 1,027 | 3.5 |
| 2016年度 | 210 | 3,862 | 1,034 | 3.7 |
| 2017年度 | 235 | 3.483 | 861 | 4 |
| 2018年度 | 235 | 3,890 | 970 | 4 |
観光学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 185 | 2,888 | 507 | 5.7 |
| 2016年度 | 175 | 2,578 | 449 | 5.7 |
| 2017年度 | 190 | 2.526 | 389 | 6.5 |
| 2018年度 | 190 | 3,128 | 412 | 7.6 |
コミュニティ福祉学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 160 | 2,467 | 487 | 5.1 |
| 2016年度 | 151 | 2,244 | 427 | 5.3 |
| 2017年度 | 167 | 2.334 | 300 | 7.8 |
| 2018年度 | 167 | 2,392 | 271 | 8.8 |
現代心理学部
| 年度 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者総数 | 実質倍率 |
| 2015年度 | 92 | 1,428 | 224 | 6.4 |
| 2016年度 | 92 | 1,432 | 264 | 5.4 |
| 2017年度 | 99 | 1.574 | 170 | 9.3 |
| 2018年度 | 99 | 1,757 | 169 | 10.4 |
全体的に2015年度から2017年度入試にかけて倍率が大きく上昇しています。
定員厳格化の影響がかなり大きいことが見てとれます。
それを受けてか、2018年度では倍率が大きく上昇している学部はあまりありません。
しかし、大きな上昇がなかっただけでほぼ横ばいなため、厳しい入試になったことには変わりありません。
2020年度以降の入試を受ける受験生はどうしたらいい？
2019年度入試では安全志向が高まったと言われていました。
いくらか状況が変わってはいますが、GMARCH入試の厳しさはあまり変わっていません。
早稲田大学・慶應義塾大学の受験者数は減少したものの、その減少した分がGMARCHの合格をもっていったため、結果としては高倍率の入試となったのです。
そうなると重要になってくるのは、日々の勉強の完成度です。
倍率が高くなったとしても、入試問題の傾向や難易度が大きく変化したわけではありません。
勉強は時間ではなく質だといったことを言う人がよくいます。全くもってその通りだと思います。
1日1日やったことの完成度を高めて、しっかり定着させていく。
ですが、そのためには時間もかかるため、結果的には質も時間も必要になります。
最終的にはその完成度をどこまで高められたのかが入試の合否を分けることになるのです。
武田塾の勉強法は完成度・定着度を大切にする進め方になっており、
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