はじめに
皆さん、こんにちは。久喜駅から徒歩一分、武田塾久喜校です。
先日は土用の丑の日でしたね。皆さん、うなぎはもう食べましたか?筆者はまだ食べていません・・・。
うなぎを食べて、酷暑の夏を乗り越えたいものですね。昔の人も、うなぎは夏を乗り越えるための良い栄養源であると考えていたみたいですよ。
「石麻呂(いはまろ)に吾(われ)物申す夏痩せに良しといふ物そ鰻(むなぎ)取り食(め)せ」
これは、古典や日本史でお馴染み、大伴家持(『万葉集』の編纂に関わる。三十六歌仙の一人)が友人(ここでは石麻呂)に贈った歌です。
「夏バテに良いからうなぎ食べなよ〜」というような歌です。この歌以外にも、「うなぎ」を主題に家持は友人(石麻呂)相手に面白可笑しい歌を贈っていたりします。
千年以上も前に生きていた人々が現代の人と同じような考えを持っていたと想像したり、考えたりするとなんだかほっこりしてしまいます。古典の人々に思いを馳せてみることは、歴史や古典の勉強を楽しくする一つの方法です。
好きなものを食べること、間食、夜食を取ることは、受験勉強を切り抜ける良いリフレッシュとなるかもしれませんが、是非自分自身の食べ物にも気を使ってみてくださいね。
現在、新型コロナウイルス感染者数は依然高い状況にあります。体調不良の場合、軽度であっても、外出や移動は控え、勉強も無理せず、自宅で安静にしましょう。また、マスクの着用や手洗いうがい、三密回避、換気など感染対策を徹底して、自分自身の身体を守ってください。
「『八月に入る前に』夏、充実した勉強時間を取るための3つのポイント」
さて今回は、受験生向けに「『八月に入る前に』夏、充実した勉強時間を取るための3つのポイント」についてお話ししたいと思います。高校生の皆さんはもう既に夏休みに入っている方が大半ではないでしょうか?もしかしたら浪人生の中にも、周りの大学生の友人が夏休みだからといって、自分も夏休み気分になってはいませんか?
受験生の皆さん、夏の間の目標や計画を設定していますか?
あるいは、「七月は夏あるいは、夏休みを満喫して、八月からは真面目に勉強しよう」などと考えている受験生ではありませんか?
筆者の場合も「八月になったら勉強しよう。」と考え、七月をダラダラと過ごしました。そして結局八月もダラダラと過ごし、思った様に勉強をすることが出来ませんでした。余りにも早く夏休みが過ぎ去ったとしか記憶していません。
秋になると入試まであっという間です。共通テストの申し込みも九月中に開始されるなど、入試を強く意識する機会が多くなり、焦る気持ちが増すばかりでした。
夏休み始まったばかりで、のんびりしたい気持ちも理解できますが、今すぐに受験勉強を始めてみてください!
そして是非「受験の天王山」と呼ばれる夏を、「やり切った!」と思える様な期間にしてみましょう。八月に入る前に夏休み期間中に行うべき事を3つ程紹介したいと思います。
以下の武田塾チャンネルの動画も参考にしてみてくださいね。
参考動画
1.志望校、志望学部を明確化すること
志望大学だけではなく、志望学部の最終決定も、じっくり考えられる夏休み中に済ませておきたいですね。
何故この大学に行きたいのか、この学部に行って何を学ぶのか、将来何をしたいのかなど考えてみると良いですね。
秋以降になると、自分自身の勉強の出来や模試の結果に左右されます。夏にしっかり志望校や学部を考えておくことで、夏以降長時間の受験勉強を乗り越えることができるモチベーション作りにもなります。
さらに夏休み中、これから何をしなければならないのかという計画設定の手助けにもなります。
現在入試制度が大きく変動しており、学校毎の異なる独自の入試制度を用意しています。この変化に対応するためにも、早くから目標を設定しておくと、効率の良い受験勉強をすることができます。
失敗談として筆者は夏休み中にこの志望校、志望学部の明確化を怠りました。結果夏休み中の中弛み、また効率の良い勉強とは言えないような受験勉強をしていました。
将来を決定する様な選択になり、中々一つに絞ることは難しいかもしれません。二つや三つ候補を考えておくのも良いかもしれませんね。
2.夏休み(八月末まで)の目標と基礎固め
武田塾生の場合であれば、志望校のワンランク下の段階突破テストを合格することが八月末までの目標です。
塾生でなければ、志望校のワンランク下の大学の過去問で合格点が取れるようになっていることが目安となっています。特に主要科目、文系であれば英語や理系であれば数学が突破できていると、とても理想的ですね。
しかし、夏休み中にギリギリ達成できないであろう受験生や夏から受験勉強に本腰を入れる受験生もいると思います。このような場合、自分の得点源になり得そうな科目、または苦手科目を一つ決めて、その科目だけでも基礎固めを徹底的に取り組みましょう。
夏以降は、過去問を解くことや応用、実践的な参考書を取り組むなどアウトプット中心の勉強にシフトしていきます。
現役生であれば、おそらく二学期の学校の授業で行われる問題は、大学の過去問が使用されるなど、受験を意識した取り組みがされることも多くなってくると思います。
このような応用、実践的な問題に対応するためにも、夏の期間中は基礎知識のインプットは重要ですね。
もちろん、受験生各々目標やそれに準ずる計画が変わります。
目標や計画を立てるために、入試までの日数を数えたり、過去問の問題や傾向を分析してみましょう。すると自ずと夏の期間中の目標が設定できると思います。
3.長時間勉強に耐え得る集中力、体力づくりと効果的なリフレッシュ方法の獲得
多くの受験生が夏に長時間勉強すると思います。しかし、中には長時間勉強に慣れていない受験生もいるのではないでしょうか?
自分自身を上手くコントロールする術を是非夏の期間中に身に付けてください。自由な時間がある分、自分自身を律することが出来る人と出来ない人とでは、夏が明けた頃には大きな差が開いてしまいます。
長時間勉強したことがない人は、まずは30分勉強して、5分休憩するなど、短いスパンに区切って集中して勉強してみましょう。徐々に30分から45分、1時間など集中する時間を伸ばしてみて下さい。
勉強に疲れたら、気分転換をしましょう。何が一番リフレッシュできるのか見つけることも長い受験勉強を乗り越えるためには必要なことですよ!
おわりに
いかがでしたか。
夏は始まったばかりです。将来のことについて考えてみたり、基礎固めや苦手科目克服をしてみたり、そして時には羽を伸ばしてみたり・・・
夏の期間を有効的に活用して、悔いのない受験生の夏を過ごしてください。そして志望校合格を目指しましょう!
塾・予備校に通い始める時期は?