はじめに
皆さん、こんにちは。久喜駅から徒歩一分、武田塾久喜校です。
異例の暑さが続いていますね。気象庁は6月27日に関東が梅雨明けしたと発表していました。東北南部も6月中に梅雨明けと発表され、統計開始以来初めてのことらしいですね。7月、8月はこの酷暑が続くのでしょうか・・・
気のせいかどうか分かりませんが、木陰に入ると風も吹いていて随分楽な気がします。
受験生の皆さんも熱中症等に気を付けて、こまめに水分補給してくださいね。
さて皆さんの勉強進捗は順調でしょうか?
「夏は受験の天王山」と言われていますね。夏を上手く有効活用するためにも、夏前までに、自分の実力に適した参考書や勉強法を身につけておきたいものです。ですので今一度、自分自身の勉強のやり方を振り返ってみてください。
勉強を開始して、模試を受けた結果はどうだったでしょうか?
「勉強頑張ってきたにも関わらず、思ったよりも模試の結果が振るわなかった」と思った受験生の皆さん、もしかしたら皆さんの勉強法に課題があるかもしれません。
今回は、誤った勉強法の中から4点取り上げてみたいと思います。
他にも、武田塾チャンネルなどで「やってはいけない勉強法」についてどの動画が配信されているので、気になった方は是非そちらの方で確認してみてください。
参考動画
やってはいけない勉強法4選
1.解答、解説の丸暗記
受験生の皆さん、参考書の解答、解説の丸暗記していませんか?最終的な目標は、初見の問題を明確な根拠を持って解答しなければなりません。
参考書を何回も繰り返している内に、何となく答えや参考書のページ数、番号等暗記してしまう方、いらっしゃるのではないでしょうか?
古典文法を具体例に挙げてみたいと思います。
古典文法
古典科目で躓きやすく、苦手になりやすいポイントはいくつか存在します。その一つが、古典文法の助動詞や助詞、活用語尾の識別だと思います。
「る・れ」の識別や「なり」の識別等が該当します。
一つの助動詞や助詞の中には意味が複数存在しており、どの意味が当てはまるのか、どの活用形に接続するのかを見分けなければなりません。
古典科目での最終目標は、初見の古典長文の中で、適切な助動詞、助詞が識別できるかどうかです。
参考書の解答記号「イ」だとか「ロ」とかの暗記はもっての外です。
「では、参考書の解説を暗記してしまえば、良いのではないか?」
自分自身が本当に理解し、試験において同じような問題や発展問題に対応できるのであれば、問題ないです。ここで意識して欲しいことは、「全く古典文法を知らない人に、分かりやすく説明できるかどうか」が焦点になります。
「文、書かる」、「文、書ける」「文、受くるとき」の違いは、どのようなものなのか。注目すべき点はどこなのか。意味はどのようになるのか。自分自身で解説してみてください。
何も見ないかつ声に出して解説してみると、新たな疑問点を発見したり、意外と解説できなかったりすることが多かったりします。
消去法で問題を解答し、正解できたのであれば、そのプロセスを具体的に説明した後、解答解説や参考書のポイントを復習してみましょう。
「何となく理解した」「何となく問題をこなして参考書を終わらせる」のではなく、しっかりと参考書の解説を理解し、その確認として問題をといてみてください。
2.勉強時間の量を気にしすぎてしまう
何時間勉強したかに意識が囚われすぎてはいませんか?また、勉強達成基準が勉強時間になっていませんか?
例えば一日13時間勉強したから、今日の自分は上手くいったとか、10時間以上勉強したから、学校のテストや模試の成績は上がるはず、そして志望大学合格できるはずだと思っていませんか?
確かに勉強量は大切です。しかし、勉強の質も重要です。
受験生の皆さんは、今一度自分自身の一日の勉強内容を振り返ってみてください。
机に向かっている時間が長いだけで、勉強に集中せずにダラダラと問題演習に取り組んでいませんか?勉強時間は長いのに問題演習の進捗具合が意外と芳しくなかった等課題があるかもしれません。
目標設定の時、勉強時間を最初に設定するのではなく、何を勉強しなければならないのか、志望校合格までに何をすべきで、一ヶ月、一週間、一日何をしなければならないのかをはじめに設定しましょう。その結果、何時間勉強しなければならないのかということが自ずと判明します。まずは量より質を大切にしてみて下さい。
3.計画を立てずに学習をしている
2と少し類似しています。長時間勉強すれば良いとだけに集中しすぎてしまい、休憩時間等を蔑ろにしてしまってはいませんか?
休憩を最初に設定せず、ダラダラと勉強してしまう。また休憩時間の時間を設定せず、勉強時間よりも休憩時間が長くなってしまう等。
このように勉強時間と休憩時間との境界が曖昧であると、勉強の質も下がってしまいます。
ダラダラ学習を防ぐために、一日のスケジュールを立てることをお勧めします。
例えば、浪人生または、夏休み中の高校3年生の皆さんであれば、朝7時に起きて、8時から9時半の一セット、そして30分の休憩を挟み、10時から12時の二セットで12時から13時の1時間お昼休憩を取る等、一日のスケジュールを勉強する前に組み立ててみてください。
計画を立て、視覚化すると、何をすべきか良いか明確になります。また、一日の終わりに計画と自分自身の実際の行動を照らし合わせて、一日の学習がどの程度達成できたのか測ることが可能になります。一日の自分はどのようなものであったか是非振り返ってみてくださいね。
4.復習をしない
復習をせずにどんどん新しい参考書や問題集を購入してしまってはいませんか?
沢山の問題をこなすことはもちろん大切です。しかし、既に持っている参考書で、自分が何を間違えたのか、ちゃんと身に付いているかどうか、きちんと分析、復習することの方がより大切です。
結局新しい参考書でも、同じミスを繰り返すことになり、また新しい知識や情報が入って消化しきれず、何も身に付かない状態に陥る危険性があります。
しっかりと既に持っている参考書を使って復習しましょう。
おわりに
いかがでしたか。該当する部分はありましたか?
何を勉強するかについて目が向きやすいと思いますが、夏前に、自分自身の勉強法についても一回振り返ってみることも大切かもしれませんね。
武田塾久喜校では、皆さんに必要な参考書はもちろん、皆さん自身に適した効率の良い勉強法についてもお伝えしております。
無料で相談を受け付けております。是非武田塾久喜校に足を運んでみてください。
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