はじめに
皆さん、こんにちは。久喜駅から徒歩一分、武田塾久喜校です。
梅雨らしい蒸し暑さが続いている。と思えば、各地で梅雨明けニュースが相次いでいますね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
先日筆者は暑さに耐えきれず、冷房を付けました。冷房の風は気持ちが良いですね。 しかし夜、風が吹けば少しヒンヤリします。この時期もう少し湿度が低ければ、ずっと過ごしやすいと思ってしまいます。また、外出する際、傘という荷物が増えたり、靴が濡れたり・・・
梅雨時はどんよりとした気分になってしまいます。
そんな筆者にとっての梅雨時の癒しが紫陽花鑑賞です。雨に濡れた色とりどりの紫陽花を見ると、とても癒されます。
梅雨時のような雨の多い時期では、多くの人がストレスを溜めやすい時期です。
ましてや受験勉強という負荷がかかっている皆さんは、よりストレスを溜めやすいと思います。
「雨が降っているから、自習室行くのやめて、今日は家でのんびりしちゃおう~」
なんてことはやめましょう!
他の受験生がやる気が落ちている今がチャンス!という心持ちで勉強に臨んでみてください!
また、受験勉強で家にこもりがちな浪人生は、散歩も兼ねて自習室を活用してください!
適度な運動はセロトニンを活性化させ、集中力と記憶力の向上を図ることができるんですよ!
さらに筆者の様に植物等を見て癒されてみては如何ですか?
さて本題に入りたいと思います。
3月、4月またはそれ以前から受験勉強をスタートさせた皆さんは、順調であれば、そろそろ基礎固めの時期に入っているのではないでしょうか?
実力をつけてきた皆さんはそろそろ志望校の過去問演習のやり方について気になっていると思います。
今回は、受験の天王山と呼ばれる夏前に、過去筆者がどのように過去問を使用していたかを例に挙げたいと思います。
以下の参考動画も覗いてみてくださいね。また、武田塾チャンネルでは以下の動画以外でも、過去問の効果的な方法や技術を動画を公開しています。気になる方は是非YouTubeの【 武田塾チャンネル 】もチェックしてみてください!
参考動画
筆者の赤本の使い方
赤本について
赤本基本情報
過去問演習入る前に、赤本の基本情報についてお伝えしたいと思います。
赤本は、教学社が出版しています。現在379大学、634点存在しています。(2022年6月23日現在)
該当する大学の入試問題数年分とその解答・解説の他にも、大学の基本情報や入試傾向や入試対策なども掲載されています。さらに、合格した先輩方の受験勉強アドバイスや、大学生活の情報をゲットできる情報ツールでもあるのです!
つまり、赤本を入手することは、志望校合格への一歩でもあります!
赤本購入と過去問演習の時期
志望校の過去問は最新のものを用意してみてください。
赤本に何年分の過去問が入っているかは、各大学によってそれぞれです。
もし、自分自身の志望大学の赤本の中に、2、3年しか過去問が入っていないのであれば、中古本店で前々年度分の赤本を揃えてみることも、一つの手かもしれませんね。
また、難関大学の場合、科目別、出題別等にされた20数年分の赤本も存在します。それぞれ早めに揃えておくことが望ましいですね。
この時期もう既に志望校を決めていたら、赤本を入手し、即座に過去問演習をすることも一つの方法です。しかし、志望校と実力の差の開きがあまりにも大きいと、ただ「難しかった」「全く歯が立たなかった」という感想を述べることしかできないかもしれません。
ある程度自分自身の実力がついてから、赤本演習に取り組むということも、一つの方法であるし、この方法がベストだと筆者は思います。
では、実力がついていない場合、赤本は不要であるのかというと、そうではありません。
筆者の場合、志望校の赤本の「傾向と対策」ページを勉強の前に見て、毎日、一週間、一ヶ月の勉強のヒントにしていました。問題を解かなくても、どのような問題が出題されるか把握し、その後過去問演習を始めました。
自学自習にも赤本は有効に活用できます。赤本を持っていないのであれば、是非早めに購入しましょう!
過去問演習の方法
※①過去問をコピーする
筆者は問題文や設問文に書き込みをしたい、また数年分、数教科含んでいる赤本は分厚く問題が解きにくいため、コピーした後、問題に取り組みました。
②文章、設問の確認と大問ごとの時間配分の計画
2020年度青山学院大学全学部日程英語を例に取り上げてみたいと思います。
まず、制限時間を確認した後、問題文や設問をざっと確認します。2020年の青山学院全学部の英語は80分であることを確認します。そして、最初の単語と文が大体本文の主題であることが多いので、その部分も確認します。
今回であれば、大問1の初めの文で、ザッカーバーグが生まれた年と場所が説明されています。Facebook創始者ザッカーバーグの伝記が大問1の内容であり、そして大問1の設問は内容説明形式である。ということを頭に入れておきます。
次の大問2では、1887年以前のサチューセッツ州の水質基準について初めの文に述べられており、それに関する内容であるとイメージします。設問形式は空所補充型であることも確認します。
大問3は語句整序問題であること、大問4は短文の空所補充と会話文から成立していることを確認します。
大問3、4は文法、語彙知識で取れるものなので、大問3は10分程度、大問4は15分程度と設定し、設定した時間をノートや問題の隅の方にメモします。
大問2は長文であるが、空所補充型でもあるので、文法や構文に注意しながら解けると予想し、20分程度で解くと計画を立てます。
大問1は5ページにも渡る文章と設問が内容説明形式であるため、時間を一番費やすものだと予想し、25~30分程度で問題を解くと計画を立て、メモしておきます。
筆者の場合、このように設問の確認と大問ごとの時間配分の計画を始めの3分程度で行ってから問題演習に移っていました。
③問題演習中
筆者の場合、問題に取り組んでいる時、自信がなかった問題には△や×等印をつけていました。
復習をする際、解答が正解であったとしてもこのような印がついている場合、間違えた問題と合わせて復習をすることが出来るからです。また、何が不安なのかメモすることもありました。
さらに、大問ごとの時間配分と比べて、実際どのくらい時間を要したのかという時間もノートや問題文にメモしていました。
④丸付け、復習
丸付けを終えた後、何割取れたかどうか確認し、間違えた問題の復習に移ります。
赤本の解説はコンパクトであるため、解説だけでは足りない場合、参考書を用いて復習をしました。
英語の場合、単語力、文法力、構文力、読解力どの能力が欠けているのか、問題を解けなかった理由は何かについて分析します。
また、時間配分は適切だったのか、次回の過去問演習に向けてどのような対策をとるべきか、考えます。
筆者の場合、復習と自分自身の課題発見、その後の課題解決のための参考書復習は1週間かかった時もありました。
丸付けだけで終わらせず、復習と課題発見のための分析は必ず行いましょう。
おわりに
いかがでしたか。
今回は筆者の実例を基に赤本(過去問)の使い方について解説しました。赤本を購入して、皆さんの志望校合格に向けて赤本を活用してみてくださいね。
武田塾久喜校には、様々な大学、そして数年分の過去問があります。気になった方は是非、武田塾久喜校に足を運んでみてください。お待ちしております。
塾・予備校に通い始める時期は?