皆さんこんにちは!長かった夏休みもいよいよ明けて9月に入りましたね!
受験生の皆さんは今年の夏を有意義に過ごすことが出来たでしょうか?
試験当日まではまだ半年ほどありますので、倦まず弛まず頑張って行きましょう!
夏休みに基礎固めがある程度終了し、演習に取り掛かっているであろう皆さんは、そろそろ過去問、いわゆる「赤本」を意識し始めるころだと思います。しかし、
「どうやって赤本を活用すればいいか分からない...」
「赤本を解いた後の復習方法が分からない!」
本稿ではそんな皆さんに「武田塾式赤本復習方法」を伝授しようと思います!
是非とも最後まで読んでみて下さい!
過去問にはどんな種類があるの?
大学入試の過去問というとほとんどの受験生は「赤本」を思い浮かべると思います...
しかし実際は、「青本」というものも存在しています!以下では双方の特徴をご紹介しようと思います!
赤本
赤本の出版元は教学社となっています。ほとんどの受験生はこれを使用していますよね。
一口に赤本といっても、様々な種類が存在しています。
「大学入試シリーズ」・・・大学別、傾向別で問題を過去問から抜粋したものです。手っ取り早く大学の傾向を掴むのにはお勧めですが、学部特有の問題演習には不向きです。
「センター赤本シリーズ」・・・センター試験の過去問をまとめたものです。
「難関校過去問シリーズ」・・・MARCH以上の大学の過去問を扱ったものです。問題の特徴ごと(文法、会話、長文etc.)にまとめられています。
前述にもあるように、やはり過去問と言ったら「赤本」というイメージが強いかと思います。実際に書店にも赤本は所狭しと並べられていますよね...
では、そんな赤本にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
以下で一緒に確認していきましょう!
赤本のメリット
他の過去問集に比べて赤本が一線を画した人気がある理由は、収録年数が他と比べて多いこと、そして、幅広い層の大学の過去問を扱っているところにあります!
例えば、「センター赤本シリーズ」には収録年数が25年分程度収録されています。これは、センター試験の過去問題集の中では、おそらく最も多くなっています。
また、「大学入試シリーズ」には、各大学の入試問題の傾向や対策の仕方、その大学の基本的な情報が掲載されているページがあります。ここには前述のような受験に関する情報はもちろん、大学の基本的な情報やTMIまで載っています!
読むだけでその大学の雰囲気を知ることが出来るので、ぜひ読んでみてください!
赤本のデメリット
赤本を買う際の注意点は、解説が簡潔すぎる点です。そのため、多くの受験生が過去問を復習する際に、解答根拠が理解しきれず混乱してしまうことが往々にしてあります...
他にも、解答自体が誤っている場合もあります。(非常にレアケースですので、あまり気にする必要はありません)
もし、赤本の解答解説が難しければ、青本を購入して解答を読みこむのも一つの手かもしれませね。
青本
青本には、センター試験の過去問をまとめたものである「センター試験過去問題集」と各大学の過去問をまとめたものである「大学入試完全対策シリーズ」の2種類が存在します。
青本の特徴は、予備校の講師が解説を作っているので、解説が分かりやすいことがメリットとして挙げられます。
しかし、収録年数が6年と、赤本と比べて非常に少ない点はデメリットと言えるかもしれません。
赤本に比べて年度数が少ない青本ですが、解説が非常にしっかり沿ている点などから最初のうちは青本を解く方が受験生にとってメリットが大きいかもしれません。
過去問演習を重ね、ある程度慣れてきたら赤本にシフトしていくというのも賢い手段の一つかもしれませんね。
どうやって解くの?
では、いよいよ赤本に取り掛かってみましょう!
過去問には以下の4ステップで取り組んでもらいます!
➀まずは解く!
➁丸付けをしよう!
➂復習をしよう!
➃分析をしよう!←New!!
➀まずは解く!
まずは解いてみましょう!制限時間をしっかり計って正確な解答ができるように意識してください!
➁丸付けをしよう!
解き終わったら丸付けをしましょう!もし迷った答えが合っていたとしても、書き換えたりしてはいけませんよ...?
➂復習をしよう!
過去問の解説をしっかり読んで復習を重ねましょう!
自分自身の解答根拠と解説の解答根拠を比較し、正答に至るまでのプロセスを完全再現できるようになりましょう!
➃分析をしよう!
過去問演習において、多くの受験生は➀~➂までで終わってしまっています。しかし、➃の行程を行うか行わないかによって結果が大きく変わってきます!
志望校の出題傾向をしっかりと分析して、着実に得点を稼げるようにしていきましょう!
Point.1 傾向を掴もう
大学、学部によって問題の傾向は大きく異なります。問題数や時間的余裕、解答方法や出題分野や形式を中心に文章化しておくことで後で見直しやすいようにしておきましょう!
Point.2 自分の解答状況を把握しよう
解いた過去問の結果は同じ大学学部であれば、おおむね同じような点数に収束します。時間配分や解答順、理解度やケアレスミスの有無をまとめておくことで自身の理解度を可視化しましょう!
Point.3 実力を分析しよう
今の自分がその過去問に対してどのあたりにいるのか、何が足りてないのかを把握することは過去問演習の「醍醐味」と言えます。
反省点やメモ、解いた感想を洗い出しておくことによって次回の反省にしましょう!
Point.4 対策を練ろう
Point.1~3までで得た情報を活かして、対策を講じましょう。自分が苦手な分野や形式を把握することはもちろん、得点を挙げるために取り組むべき課題やTo Doリストを作成するのもおすすめです!
いかがでしたでしょうか?
本稿では過去問の特徴と、その取り組み方をご紹介させていただきました!
最後に耳寄り情報ですが、志望校は最低でも3年は過去問を解くことをお勧めします。特に第一志望は、10年以上さかのぼって過去問演習している猛者も少なくありません...
秋以降は基本を復習しつつ過去問円数を重ねていく時期になります!
正しい方法で過去問演習をし、第一志望合格を奪取できるように頑張りましょう!
塾・予備校に通い始める時期は?