受験生にとって大切な睡眠について・睡魔への対処法もご紹介！

こんにちは！こんばんは！

武田塾古市校の講師です！

突然ですが、

あなたはしっかりと睡眠時間を確保できていますか？

夜はしっかりと眠れていますか？？

朝起きてもまだ眠気が残っていたり、日中眠くなったりしていませんか？

受験生の皆さんは、勉強中に猛烈な睡魔が襲ってきて勉強の手が止まってしまう...

なんて経験をしたことがありませんか？？？

「寝る間を惜しんで勉強するぞ...！！」

共通テストを目前に控えたこの時期、不安や焦りから睡眠時間を削って勉強をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、

睡眠を疎かにしちゃぁいけません！！

睡眠時間を削って勉強することは逆効果です。(個人差もありますが...)

そこで今回は

　①「睡眠」がなぜ勉強にとって大切なのか

　②眠くなった時の対処法

についてお話ししていこうと思います！

勉強中に値落ちした人のイラスト（男性）

受験生にとって大切な睡眠について・睡魔への対処法もご紹介！
①「睡眠」がなぜ勉強にとって大切なのか
②睡魔への対処法
まとめ

①「睡眠」がなぜ勉強にとって大切なのか

「レム睡眠」「ノンレム睡眠」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

睡眠は、大きくこの2種類の睡眠で構成されています。

　「レム睡眠」

浅い眠りであり、主に身体を休める睡眠です。

身体の活動は低下しているものの脳は活動している状態にあります。

金縛りにあうときや夢を見る時の多くがこのレム睡眠の時です。

レム睡眠のイラスト

「ノンレム睡眠」

深い眠りであり、交感神経など主に脳を休める睡眠です。

身体の活動と脳の活動両方が休止した状態にあります。

ノンレム睡眠のイラスト

人は、寝ている間このレム睡眠と、ノンレム睡眠を3~5周期で繰り返しています。

レム睡眠はノンレム睡眠の間に約90分周期で現れ、朝方に近づくにつれて1回ごとのレム睡眠の時間が長くなっていきます。

さて、大まかに睡眠のメカニズムについてお話ししましたが、

なんと「レム睡眠」には記憶と深い関りがあると言われています。

睡眠と勉強

脳はこのレム睡眠の時、起きている間に集めた膨大な情報を整理し記憶として定着させているのです。

前述したようにレム睡眠はノンレム睡眠の間に約90分周期で現れるので、睡眠時間が確保できていないと脳は膨大な情報を充分に整理する時間が無くなり、記憶として定着することも難しくなります。

したがって、睡眠時間を削って勉強しても、勉強した内容が定着しにくくなるため逆効果であると言えるのです。

また、眠る直前の30分はチャンスタイムです。

眠る直前に見たテレビの内容や、LINEをした友達とのやりとり、Youtubeで見たもの、家族との会話などが夢に出てきたことはありませんか？

これは、脳が記憶を整理して記憶として定着させようとしていることによるものです。どうやら、眠る直前に行ったことはより忘れにくくなる傾向があるようです。

もしあなたが寝る直前にしていることを英単語の暗記等に置き換えたならば...

日々の受験勉強がより効率的になるかもしれません！

これらのことから、睡眠は勉強にとって欠かせない存在であるということが言えますね！

②睡魔への対処法

そうは言っても眠い時は眠いですよね...

お昼ご飯を食べた後なんて、睡魔が猛ダッシュで襲ってきます。

理科で勉強したと思いますが、人間の自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、眠くなる原因の1つとして副交感神経が優位に働いていることが挙げられます。

食後はこの副交感神経が優位に働くので、眠くなってしまうのです。

逆に、交感神経が優位に働くと、体は活動状態になるので眠気解消につながります。

ここでは私が受験生の時に実践して効果のあった、睡魔への対処法をご紹介したいと思います！

・歯を磨く

歯ブラシで歯茎を刺激することで、眠気につながる睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、眠気を抑えることができると言われています。歯磨き粉は清涼感を感じることができるミント系がオススメです！

※強く磨く必要はありません。歯茎を刺激する程度で！

私が受験生の時、眠くなって集中できない状況は何よりも避けたかったので、共通テストの試験会場でも一心不乱に歯を磨いていました。

・散歩をする

気分転換も兼ねて、外の空気を吸いに行きましょう！冬場は寒いので防寒対策も忘れずに！

・友人や先生と話す

勉強の話題ならより良い！勉強したことを自分の口で話すことも記憶の定着につながると言われています。

しかし、話過ぎは注意です！

・エナジードリンクを飲む

これは習慣化してしまうと効果は薄まりますし、体にも良くありません。ですので、私はいざという勝負所で飲んでいました。

・仮眠する

え、寝るの？と思ったそこのあなた。

そうです、寝ちゃっていいのです！

スペイン発祥の「シエスタ」という「長いお昼休み」や「お昼寝をする時間」という意味を指す言葉がありますが、午後からの仕事の生産性を高めるためにこの「シエスタ制度」を採用している企業が日本にもあるそうです。

また、NASA（アメリカ航空宇宙局）の実験にも、昼に26分間の仮眠を取ることで認知能力が34％、注意力は54％も向上したという結果が出ています。

急激な眠気のせいで目をこすり、あくびをしながら勉強するよりも、いっそのこと仮眠をしてリフレッシュしてから勉強に取り組んだ方が良いということですね。

しかし、15~30分で起きるようにしましょう。仮眠が長すぎると「ノンレム睡眠」の状態になってしまうので、起きても眠気が取れていないことがあります。

ナルコレプシーのイラスト

まとめ

つらつらと睡眠のことについてお話ししましたが、大前提として、

睡眠はあなたの心身の健康を維持するうえで欠かせないものです。

受験生の皆さんはこの時期の1日1日の重要性を肌で感じていることと思います。

そんな時に睡眠不足による体調不良で寝込んでしまったり、勉強に集中できなかったりすることは大変勿体ないです。

ましてやこのご時世ですから、

新型コロナウイルスやインフルエンザにかかってしまわないよう健康な身体で過ごすことの重要性が高まっています。

（私の友人は、国公立大学2次試験当日インフルエンザにかかり、別室受験を命じられていました。）

こと勉強においては蔑ろにされがちな睡眠ですが、より勉強に没頭し最悪の状況を回避するためにも十分な睡眠時間を確保して生活リズムを保ち、質の高い勉強を目指して頑張ってください！

寝ているの男性のイラスト（睡眠） → やる気に燃える人のイラスト（男性会社員）

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