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東京工業大学入試の傾向と対策について!現役東工大が教えます!

こんにちは!武田塾逗子校で講師をしております、東京工業大学工学院機械系4年の川合です!

早速ですが今回のブログのテーマは「東京工業大学の入試傾向と対策」です!

東工大の入試は共通テストが必須にもかかわらず配点が0点であったり、数学が3時間だったりと、変わっているところがたくさんあります!

今回はそれらの入試傾向とその対策について私自身の経験も交えながら科目ごとに説明していこうと思います!

東工大にはいくつかの入試方式があるのですが、今回紹介するのは私が経験した一般選抜(前期日程)についてです!

東工大に興味がある方も、そうでない方も是非最後までご覧ください!

 

また、そもそも東工大ってどんな大学??という方は、以前書いたこちらのブログもぜひご覧ください(^^)/

 

共通テスト

東工大の入試には他の国立大学と大きく異なる特徴があります。それは「共通テストの配点が0点である」ということです!

一般的に国立大学の入試では共通テストの点数と各大学の個別試験の点数の合計(比率は様々)によって合否が決定します。

しかし東工大の入試では共通テストの点数は足切りに使われるだけで、一定のボーダーラインを超えてさえいればその点数が合否に影響することがありません

また、その足切りのボーダーラインについては東工大の公式から「前期日程では、全学院の志願者計が募集人員計の4倍を超えた場合、本学が指定する大学入学共通テストの5教科7科目の成績(得点合計)により第1段階選抜を行うことがあります。」と説明されており、ボーダーが高得点となる可能性はかなり低いものと思われます。

実際、このような制度になった2021年は足切りなし、2022年は倍率が4.1倍で足切りが行われたのかもわからない程度だったようです。

要するに、共通テストに向けて勉強時間を割く必要はほとんどなく、2次試験対策に集中するのがおすすめということです!

 

2次試験

二次試験で使用する科目は数学、英語、物理、化学の4科目で、

配点は数学300点、英語150点、物理150点、化学150点の合計750点満点となっています。

それでは科目ごとに傾向と対策を説明していきます!

 

数学

概要

数学は試験時間180分、300点満点です。

数学は750点満点のうちの300点を占めるなど東工大の入試では最も重要視されている科目となっています。

そして何よりも特徴的なのはその180分という試験時間です!

しかも180分なのに大問はわずか5つしかありません。1問あたり36分と1問あたりにかけられる時間もかなり長くなっています。

 

ポイント

私の思う最大のポイントは「差がつく問題をしっかりと取りきる」ということです。

大問が5題しかない分、年度ごとに大きく難易度差があったり大問ごとに難易度差があったりすることが多いです。

多くの人が正解できる問題が出題されることもあれば、ほとんどの人が正解できない問題(いわゆる捨て問)が出題されることもあります。

そのような中で安定して合格点を取るには、ほどほどの差がつく問題をケアレスミスなく完答するということが非常に大切となってきます。

そのためには日頃から多くの入試問題に触れ、難易度の判定についても練習しておくのがいいでしょう!

入試はあくまでも相対評価なので、他の人もできなさそうな問題を正解する必要はない、ということを頭に入れておきましょう!

 

英語

概要

英語は試験時間90分、150点満点です。

東工大の英語は例年大問2題構成となっており、どちらも長文問題となっています。本文和訳や本文英訳や内容に関する選択問題など出題形式は比較的よくあるものが多いです。

長文が非常に長く問題の難易度も高いことや数学と理科が得意で東工大を受験する人が多いことから、比較的差が付きにくい科目となっています。

 

ポイント

概要で述べた通り、とにかく長文が長く解くのに時間がかかるので単語、熟語をしっかり勉強した上で速読力を上げることがポイントです!

そのためにはできるだけ早い時期に単語や熟語の学習を終え、長文対策に時間を割くことが大切になってきます!

また英文和訳の問題は比較的対策が点数に結び付きやすいので「ポレポレ 英文読解プロセス」などを使って英文解釈の対策をしておくのがおすすめです!

そしてこれはあくまで私個人の意見ですが、東工大の英語は難易度が高く、対策をしても点数に結び付きづらい部分もあるので、勉強の成果が点数に出やすい理科に勉強時間を割くのも入試戦略としてはありかもしれません!

ポレポレ

 

物理

概要

物理は試験時間120分、150点満点です。

力学から1題、電磁気から1題、熱力学or波動から1題の大問3題構成ですべて記述式の解答となっています。

力学だったらエネルギー保存や単振動、電磁気だったらコンデンサや電磁誘導などが頻出分野です。

また回路自体が円運動をしたり、コンデンサが単振動したりなど分野をまたいだ問題が作られることが多いのも特徴です。

 

ポイント

公式を丸暗記せず、なぜそのような公式が成り立つのかというところまで理解しておく、というのがポイントになってきます。

そこまで理解することで、どのような時にその公式を使っていいのか判断できるようになり、様々な問題に対応できるようになります!

また分野をまたぐ問題に関しては、過去問等で類題を解いておくことが一番の近道なので、できるだけ早く実践練習に移っていけるように頑張りましょう!

 

化学

概要

化学は試験時間120分、150点満点です。

出題形式は選択問題、計算問題、構造決定などが中心で物理と異なり途中過程は求められません。

東工大の化学は昔から難問が多く「レジェンド」などと呼ばれることもあります(笑)

とはいえ最近は易化が進んでおり、個人的には最も対策が結果に表れやすい科目だと思っています。

 

ポイント

同じような範囲から似たような問題が出題されることが多いのでとにかく過去問をやりこむのがポイントです!

化学に関しては「東工大の化学 20カ年」などを使って対策するのがおすすめです!

私も高校生の時に東工大の化学15カ年を使って急に解けるようになってきた経験があります!

 

最後に

今回は、東京工業大学入試の傾向と対策についてお話しました。

東工大を目指す受験生の方々に、少しでもこのブログが参考になればと思います!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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