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慶應文学部入試の傾向と対策について!現役慶應生が教えます!

こんにちは!武田塾逗子校で講師をしております、慶應義塾大学文学部2年の岩﨑桃子です!

私は、第一志望であった慶應の文学部に現役合格した経験を持っています。そこで、今回は慶應義塾大学文学部の出題傾向と対策について、科目ごとにお伝えします!

慶應の入試は他大学と比べて独特で、その上学部間でも傾向が大きく異なるため、戸惑ってしまう受験生も多いのではないでしょうか…そんな慶應受験生の皆さんのお役に立てればと思います!

 

英語

英語の出題傾向

慶應文学部の英語は他大学や慶應の他学部にも類を見ないほど、非常に特徴的です。

というのも、制限時間が120分と非常に長く、出題されるのは約2000語の超長文1つのみ!さらに辞書を2冊持ち込むことが可能なのです!

例年設問は10問前後と非常に少ないです。内訳としては、選択問題が2~3問、和文英訳が1問で、残りは下線部説明問題や日本語訳の問題で構成されています。

一見時間を持て余しそうですが、120分の中で超長文を正確に読解し、多くの記述問題に解答するのは思いのほか大変です…

 

英語で合格点を取るコツ

①辞書を使いこなす

2000語程度の長文を辞書を引きながら読解するのには、とにかく時間がかかります。アルファベットの順番が瞬時に頭の中に出てこないと、単語を探すのにも一苦労です…日頃から紙の辞書を使う習慣をつけておきましょう!

また、辞書選びのポイントとしては、フレーズ用例などがふんだんに載っているものを選ぶと良いと思います。なぜなら、運が良いと英訳しなければいけないフレーズがそのまま載っていたり、複数意味がある単語を例文を見ながら検討出来るからです!私は『ウィズダム』という辞書を使用していましたが、とても使い勝手が良く、合格した友人達も使用していたのでおすすめです!

 

➁選択問題を落とさない

慶應文学部の入試では、日本史/世界史や小論文に比べて英語の比重が大きいです。そして、設問が非常に少ないという特性上、1問の重みが非常に大きくなります…

選択問題で失点することはかなりの痛手になるので、気を付けたいところです!

 

③美しい日本語で解答を作る

慶應の入試科目には国語がありません!文学部では小論文だけでなく、英語の記述解答からも国語力を計られていると言われています…

辞書を持ち込めるので、日本語訳の問題なんて簡単に違いないと思ってしまいがちですが、そんなに単純な入試ではありません。とにかく忠実に、美しい日本語で記述の解答を作らなければならないのです!

辞書に載っている数ある訳のなかから適切なものを選び抜くだけでなく、正確に文章の構造を把握する必要もあります!

その練習として、『ポレポレ英文解釈プロセス50』を使って勉強するのがおすすめです!

ポレポレ

世界史

世界史の出題傾向

世界史に関しては、標準的な難易度の問題が比較的多いです!

例年大問が4つあり、計50問の設問で構成されています。

また、選択問題はほとんどなく、ほぼ全てが記述問題で、年号の記述が出題される年もあります。

世界史で高得点を取るコツ

基本的には穴埋めと一問一答形式になります。基本的な流れや教科書が完璧になった人は、東進やZ会、山川などの一問一答問題集を利用するのが良いと思います!

しかしながら、答える単語は皆知っている簡単な単語なのに、問題の聞き方が難しくて解けない問題もたびたび出てきます…

そこで効果的なのが、用語集資料集を利用することです!用語集や資料集には、教科書には書いていないような詳しい情報が載っており案外面白いので、勉強の息抜きに読んでみるのもおすすめです!

 

小論文

小論文の出題傾向

例年、課題文1つに対して、300字ほどの要約問題と、400字ほどで意見を書く問題がそれぞれ1問ずつ出題されます。

課題文は、少々抽象度が高く読解が難しい文章が出題されることが多いです。

 

小論文で高得点を取るコツ

①論述を一発で書き上げる

小論文では、短い時間で非常に文字数の多い解答を書く必要があります。300~400字の論述を書き直す時間は無く、一発勝負になります!

そのため重要になるのが、論述の構成を練ることです。行き当たりばったりで論述をするのは、かなりリスクがあります。素早く正確に読解し、構成を練ってから解答を書き始めるのが良いと思います!

 

➁過去問を何度も解く

小論文は、量よりを突き詰めることが大切です!

一つの問題を何度も添削してもらっては書きなおす、ということを繰り返し、納得のいく解答を作っていくことが重要です。一つの問題に対しても、色々な視点から論述することが可能なので、何度も何度も解いてみましょう!

 

これを実践していると、どうすればより良い解答を作れるのかが少しずつ分かってきます。

また、小論文に関しては、市販の問題集とはどうしても傾向が異なってしまいます。したがって市販の問題集を解くというよりは、過去問を何年もさかのぼっていくのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、慶應文学部入試の傾向と対策についてお話しましたが、どの科目もかなり特徴的で驚いた方も多いのではないでしょうか。

慶應文学部合格のためには、独特の入試に慣れることが非常に重要です!

慶應文学部を目指す受験生の方々には、是非このブログを参考にして勉強を進めていっていただければと思います!頑張ってください!

 

 

 

 

 

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