共通テストが終わったら一般入試まで何を取り組むべき？

　共通テストが終わったらまずは自己採点をしましょう。自己採点の結果が良かった人はその結果におごらず、気持ちを緩めないように今までの勉強のペースを続けましょう。結果が良くなかった人はいつまでも落ち込んでいては挽回することができないので、できるだけ早く気持ちを切り替えて次やるべきことを考えましょう。

　自己採点の結果は共通テストリサーチに入力して自分の志望校での立ち位置を確認しましょう。共通テスト後から出願までにはあまり時間がないので、受験する可能性のある大学の出願書類は早めに取り寄せしておくようにしましょう。

techou_open

出願校の決定

　共通テストリサーチの結果を見て出願校をどこにするのかを考えていきます。出願校を決めるポイントとして判定、倍率、二次試験の点数との比率、自分の得意とする科目が二次試験にあるかどうかなどがあげられます。例えば判定が悪くても、二次試験の点数との比率を考えた時に、二次試験の配点が大きい場合は、判定をひっくり返して逆転合格することができます。その逆も然り...。つまり、共通テストだけでは一喜一憂できないということです。自分の志望する大学を徹底的に調査して、共通テストの点数を加味し、どの科目で点数を稼ぐのかなどの作戦を立てるとともに、出願校を決定しましょう。

job_juku_koushi

出願校の二次試験勉強

　共通テスト前はたいていの人は共通テストのための勉強をしていると思いますが、そのせいで共通テスト鈍りになっていることが多いです。共通テストの直後は記述式の問題を解くときにいつもよりできないことに少し焦りを感じてしまうかもしれませんが、1~2週間程度あれば感覚を取り戻すことができるので、まずは受験する大学の過去問を解いてみましょう。そして、過去問での自分の出来具合を改めて分析し、自分が苦手としている科目や分野をもう一度復習してみましょう。

　過去問を解くことで自分の受験する大学の問題傾向をつかみ、対策することもできます。例えば、九州大学の物理であれば、大問が３つあってそのうち２つは力学と電磁気が毎年決まって出ているので力学と電磁気の勉強を重点的に行うことが必要です。共通テストから二次試験までの間にはあまり時間がないので、全範囲をまんべんなく勉強することは不可能に近いですので、いかに効率よく勉強をするかが重要です。傾向をつかんだら、頻出する問題やその分野を集中的に勉強し確実に点数を取れるようにすることが必要です。

　過去問を解くときはもちろん、その他の勉強をする時でもやってほしいことは、常にテスト本番を意識して勉強するということです。例えば、本番は音楽を聴きながら問題を解いたり、制限時間を超えて解答を続けたり、教科書や参考書などを見ながら問題を解いたりすることはできません。入試が近づくにつれて、自分で勉強する時から本番と同じような環境で問題を解くことが大切です。

text_study_fukusyu