はじめに
ブログをご覧のみなさんこんにちは！
京阪寝屋川市駅から徒歩2分、寝屋川市の武田塾寝屋川校です！
理系志望の皆さん、志望学部は決まっていますか？
「学校で学部の案内をされたけど、イメージが湧いていない…」
「理学部・工学部って何が違うの？」
「数学が得意で、数学を使って仕事をしたい場合は理学部？工学部？」
こんな疑問を持っていて、学部のイメージが湧いていない人も多いと思います。
模試で志望学部を書くことの増えてくる高2生の皆さんはもちろん、まだ文系・理系が決まっていない高校1年生の皆さん、ぜひこの記事を読んでイメージを明確にしてくださいね！
なお、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているのでそちらも併せてごんください！
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理学部について
理学部ってどんな学部？
理系の大学生から見た理学部のイメージは「学問を追求する場所」 です。
例えば、数学系・化学系・物理系などのように、高校で習う科目のより専門的な部分を突き詰めていった部分、深く深く掘り進めていった学問を学ぶのが理学部です。
「この学問が好き！研究者になりたい！」といった、目標が決まっている人は理学部向きだと言えますね。
また、それ以外でも、基礎研究に従事したい人にお勧めできるのが理学部です。
最先端の技術というのはもちろん、様々な要素が組み合わさってできているのですが、その土台となる理論を創る、理論を考えて生み出す、そういった、好奇心や探求心を根底に持ち、「知りたい！」を突き詰めていくのが理学部です。
つまり、この基礎研究は直接すぐに社会の役に立つわけではありません。
ですが、この基礎研究があるからこそ、未来の最先端技術の土台が出来上がるのです。とってもロマンがある学部ですね！
理学部はブラック？
理学部ではやりたい学問をたくさんやればいいんだ！と思った人。
実はそんなに甘くないのが理学部です。ロマンのある学部である分、理学部には頭のいい人がたくさんやってきます。
数学が得意で本を書いているような人でも、東大の院試では勝てなかったりします。
また、化学系では実験が大変な分、朝から夜までの校則は当たり前、土日ももちろん学校で実験しなくてはならない、それほど研究に熱意のある学生や、それを当たり前とする教授がたくさんいます。
加えて、理学部では「研究第一！」となる人が多いので、就活の休みがとりづらかったりすることもありますね。
難しいところはこのようにたくさんあるのですが、理学部は「この生き物素敵だな」「この物質なんだろう？」といった、小さいころから持ってきた純粋な疑問を突き詰めて研究できる素敵な学部です。
工学部は？
工学部は端的に言うと「技術」を追い求める学部です。
最先端の技術を生み出すために、ある理論をどうやって実用化するかといった、実践的なことを学べる学部です。
いわばモノづくり学部、つまり「工作」学部なのですね。
ここまで聞くと、理学部は理論、工学部は実践となっていて、工学部はより複雑に見えるかもしれません。
高校までのイメージだと、基礎・応用と聞くと、応用のほうが難しく感じますよね。ですが、大学に入るとこのイメージは全く逆になります。
というのも、大学に入ると、基礎の学問は「理論をしっかりわかっていて、自分で導く」ことが求められる一方、応用の学問では「理論を導けなくとも、使う式がわかっていれば解ける」、そんなことも多くあるのです。
基礎をしっかりと証明し、深めていく学問の理学部と、与えられた式を用いて応用していく工学部。みなさん、この違いはしっかりと分かりましたね？
工学部って実際何をしているの？
確かに、工学部にも応用物理学科、応用数学科、応用化学科、といったように、物理、数学、化学を研究している学科も存在します。
一方で、理学部と大きく異なっているのは「仕事につながる系統」で学問分野を区切ることがある、ということです。
建築・機械・電気・土木のように、実際の仕事目線で分け、基礎研究を元として、どう社会に役立てるかという考え方をする場合が多いです。
また、コンピューターによる実際の制御や、製図・実験など、ものづくりや機械に携わる機会が多いのも工学部の特徴です。加えて、工学部には現場の人とかかわる授業もあり、実際の社会とのつながりをイメージしやすいという特徴もあります。
電気系や機械系って、何をしているの？
ここまで聞いて、理学部にはない、「電気系や機械系」の学科は何をしているんだろう？と思った人もいると思います。
電気系や機械系はプログラミングが好きな人、物理が好きな人が多く進学します。というのも、工学部の中でも、プログラミングや物理を多く使うのがこうした学科になっています。なので、電気や機械が大好き！というわけではなく、これらを考えているのが楽しいし、就職もしやすそう！そんな考えを持った人が進学しているようです。
まとめ
今回は高校1・2年生向けの理学部と工学部の違いについてまとめてきました。
今日のポイントです！
・基礎の学問を突き詰めていくのが理学部
・基礎研究を応用し、社会に役立てる実践的な学問を学ぶのが工学部
・どちらの学部にも似た分野はあるので、どちらを選んでも大丈夫かも？
今日の内容をもとに、志望校や学部について調べたうえで、どちらの学問分野が向いているのかをしっかりと考え、将来の進路選択に活かしてくださいね！
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