センター試験攻略 英語編(2019/10/19更新)
みなさんこんにちは!
武田塾南流山校、校舎長の長野です。
センター英語の対策はバッチリですか??
今回は大問ごとに攻略法を書いていこうと思いますが、
信頼度を高めるためにまず私個人のデータを書いておきます!
校舎長である私はセンター試験本番で、190点を取りました。
ちなみに落とした部分は10点すべて大問2の"文法"です……苦笑
文法、ちゃんとやっておきましょうね!(ただし超直前は、文法よりも長文を完璧にすることをオススメします)
私が受験したのは10年ほど前の話なので傾向に変化はありますが、
根本的な考え方は変わっていません。
過去10年間のセンター過去問を研究し、コツをバッチリまとめました!
是非すべて目を通して、本番で高得点を取ってください!!!
センター英語とは
センター試験の英語は大問1から大問6で構成されています。
そのうち大問1および大問2の前半部分に関しては、あくまでも「知識」で勝負できる内容となっています。
単語なら『システム英単語』や『ターゲット1900』、
文法なら『Next Stage』や『Vintage』といった参考書で対策していきましょう。
センターレベルであればこの辺りの参考書を完璧にすることで8割は狙えます。
問題となってくるのは、大問2の後半~大問6です。
大問2C
会話が適切なやり取りになるよう、文の組み合わせを選ぶ問題です。
単語の並び替え問題と同様、まずは熟語等、小さな組み合わせを見つけていきましょう。
「会話が適切な形になること」を意識しすぎるあまりそれまでの会話の内容に気を取られがちですが、
文法が適切でないことには意味がありません。まずは時制等の基本的な文法を抑えたうえで、
単語同士のつながりを見るようにしましょう。
また、普段から整序英作文の問題を解く際に、記号だけでなく必ず英文を書くようにしましょう。
単語帳の例文なども抑えておくと、解答の引き出しが大幅に増えます。
大問3
文脈を把握する問題です。
2015~2017年度の試験までは3部構成でしたが、2018年度はそのうちの「対話文の空所補充」が消え、
AとBの2部構成となりました。
Aでは不要文を指摘すること、Bでは文中の意見を要約することが求められます。
これは大問3~6の中、長文問題に共通することですが、
その文章の主題をいかに素早く捉えることが出来るかが鍵になってきます。
A不要文指摘問題
不要文指摘問題は、まず「第一文」をしっかりと読んでください。
棒線が引かれている部分に目が行きがちですが、主題がはじめの一文に書かれているパターンが最も多いです。
その上で、内容にそぐわない文章を選択する形になります。
例えば2014年度の問題では、「金魚を長生きさせる方法」がテーマである文章が出題されました。
この主題は、第一文の「あなたの金魚は思うよりもずっと長生きできる」から読み取ることが出来ます。
その中で選択肢は以下の4つでした
①「しかし、金魚を傷つけるおそれのあるとがったものを入れないように注意すること」
②「そのうち手からえさを食べることを金魚に教えることができる」
③「最も重要なのは、少なくとも2週間に一度は水槽を掃除して水を入れ替えてやることだ」
④「金魚が新しい水に慣れやすくするためには、すっかり水を入れ替えてしまうより、水の一部だけを換えるほうがずっとよい」
正解はどれでしょうか??
正解は②です。
まず、主題である「金魚の長生き」について。
「長生き」の対義語は何でしょうか?
「すぐ死んでしまうこと」「短命」ということになるでしょう。
つまり、生死に直結する内容は正しく、そうでないものは不要であると考えられます。
今回の場合、②の「手からえさを食べること」は生死に直結することではありませんね。
(※手からしかえさを食べない動物は??など、記述されてないことまで深読みしないこと!)
あくまでも飼い主の好みで行うことであり、長寿に必要な要素ではありません。
このように、まずは「主題を読み取る」こと。
そしてその次に、主題の対義語を考え、そのどちらにも直結しない内容を選ぶこと。
これが不要文指摘問題の解法です。
ただし大前提として、上記のように本文・選択肢の内容を理解できている必要があります。
複雑な文法や単語が使われていることはほぼないので、大問1~2の学習をしっかりしていれば読める内容でしょう。
そもそも文章が読めないのであれば、単語や文法の見直しをしましょう。
B文章要約問題
複数人の会話の中に空欄があり、その空欄を補充する形式の問題です。
基本的には会話中にある主張を要約した内容の選択肢を選ぶことが多いですが、
中には主張の根拠を選ぶものもあるので注意が必要です。
この問題を解く際にまずすべきことは、
「空欄を含む文章を先に読んでおく」ということです。
空欄の直前の部分には特に注目する必要があります。
誰の主張を要約するべきなのか、誰に対する問いかけなのか、を捉えることが出来るからです。
これをやっておくことで、発言のどの部分に注目して文章を読めばいいかが分かってきます。
そして不要文指摘問題と同様、会話の主題・議題を把握した上で解答することになります。
文章を読むときは、それぞれの人物の主張の核となる部分を見つけ出してください。
そしてそれに線を引いておくこと。
それぞれの主張で共通する要素が、その会話の主題・議題です。
そして、あらかじめ読んでいた空欄部分の前後の文脈から、
誰の意見をしっかり読めばいいのかを把握し、解答に繋げてください。
いずれの問題も、まずは文章がしっかりと「読める」ことが前提になります。
文法の抜けがないよう注意して学習しましょう。
大問4
資料読解の問題です。
グラフ・表の読み取り問題と広告などの読み取り問題で構成されています。
A グラフ・表の読み取り問題
この問題でまず見るべきは「グラフのタイトル」です。
グラフのタイトルから、本文の内容及び主題をある程度推測することが出来ます。
グラフであれば、縦軸・横軸がそれぞれ何を指し示しているのかも見ておきましょう。
次に、設問を見てください。
設問及び選択肢の中にある単語と、グラフ中の単語が一致して入れば、
それがキーワードととなる可能性が高いです。
それを手がかりにして本文を読み、読解するという流れになります。
時間が足りないという人は、この手順を守った上で、
本文を読む際にキーワードを含む文章にのみ着目して読むようにしましょう。
読解問題を素早く解く共通のポイントは、いかに本文の中で重要な情報のみを拾えるかどうかです。
そしてそれを判断する基準は、グラフや表、そして選択肢に同じ単語もしくは類義語が出てきているかどうかです。
B 広告などの読み取り問題
Aの問題以上に慣れを必要とするのがこちらです。
いわゆる「本文」に該当する部分が短いため、精読するということよりも重要な情報を素早く拾えるかが鍵になります。
それプラス、設問や選択肢の内容を理解することが必要です。
例えば旅行に関しての広告が出題されたとします。
広告の中には旅行の日程、金額、参加条件などが含まれています。
まず間違いなく「この広告について正しい説明はどれでしょうか?」という問題が出ます。
その時、選択肢と広告の内容を正確に照らし合わせられさえすれば解けるというのがこの問題です。
この選択肢は日程について、この選択肢は金額について、と素早く把握し、
それに対応した箇所を広告から見つけ出すことで解答に結びつきます。
大問4はまずどこに注目すればいいのか、その情報をどう使えばいいのかが重要です。
ここを15分以内に解けるとよいでしょう。
大問5
長文の読解問題です。
1問当たりの配点も高く、ここでいかに正答率を高められるかが高得点の鍵です。
大問5は物語文で、人物の心情を読み取りながら問いに答えていきます。
ポイントは「読み取りながら」という点です。
物語文の特徴として、時の流れに対応した出来事、人物の感情の変化があることが挙げられます。
そして、設問がその流れに対応していることが多いです。
つまり
「設問を読む」→「第一段落を読む」→「設問を読む」→「第二段落を読む」~
といった形で、設問に沿って読み進めていくことが可能です。
これによって、設問に答えるために必要な情報とそうでないものを取捨選択しながら読めます。
つまり、必要でない情報(設問の内容に関係のない部分)は極論読み飛ばしても構わないのです。
そうすることによって解答スピードも大幅に上がります。
また、物語文には「想像力」が必要だから苦手だ、という生徒が多くいます。
確かに文章を読み、情景を思い浮かべ、人物の心理を把握することが可能であれば解答は容易いです。
しかし物語を読むことに慣れていないと、
「想像力」にとらわれすぎて文章に全く関係のない選択肢を選んでしまう傾向がみられます。
根拠が記述されている問題はそれを根拠に解き、
はっきりと明記されていない問題については消去法で解きましょう。
そして、必ずその文章の「オチ」を見逃さないようにしてください。
最終的にどうなったのか?が物語では非常に重要です。
最後の1文だけは、絶対に読み飛ばさないでください!
以上はあくまでも解き方のテクニックなので、
実際に演習に取り組む際は場面を思い描いたり登場人物の心情や行動の理由を考えるよう練習を重ねましょう。
大問6
いよいよ最後の大問です。
単語数はほぼ600から800の範囲で変動しています。
熟読しているとかなり時間を取ってしまう単語数ですね。
口を酸っぱくして言いますが、長文だろうと文法だろうと、
全てのベースになるのは「単語」です。
余談ですが、
外国の方が日本語を学ぶとき、いわゆる「カタコト」と呼ばれるような文体になりますよね?
日本人の英語が英語を学ぶとき、カタコトの段階をスキップして、
完璧な文法からスタートしようとしてしまうので、難しく感じるのではないでしょうか。
でも、正直「カタコト」でも言いたいことは大体通じますよね?
結局、どんな単語が含まれているか、何についての話をしているのかを捉えることは、
長文において文法事項よりも優先されます。
そこから細かい解釈に繋げていく段階で文法は必要になりますが、
まず「読める」という段階においては単語力が何よりも重要です。
その上で特に重要となるのは「接続詞」です。
中でも「逆接の接続詞」には特に注意しましょう。
必ずと言っていいほど直後に重要な主張が来ます。
そして、前後の文章を対比して、流れを掴みましょう。
「読めてるのに解けない」ということを言っている生徒は、大体この「流れを読む」ということが出来ていません。
段落ごとの要点を踏まえたうえで、「接続詞」に注目して段落ごとの繋がりを理解しましょう。
・話題の提示や背景
・話題に沿った具体例
・反例
・まとめ
これらの要素が含まれた段落がどのような順で展開されているのかを踏まえ、
しっかりと設問の意図を理解できれば解答できます。
また、選択肢に「本文と似たような表現」が出てきたときに、
「全く同じでないから」という理由で×をつけてしまうことはありませんか?
多くの場合それは「言いかえの表現」です。そしてそれが正答となる場合が多いです。
消去法はせいぜい2択に絞る程度にして、きちんと根拠を持って解答するクセをつけてください!
以上がセンター試験の英語攻略法です。
さらに詳しい話を聞きたいという方、非受験学年の学生さんたちも、
気軽に教室にお問い合わせくださいね!
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