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夏から始める受験勉強!実体験を交えてご紹介します!

 

こんにちは!
武田塾川口校です。

6月も終盤になり、夏本番もすぐそこまで来ています。
この時期になると部活の引退などもあり本格的に受験勉強に取り組み始める人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、一番不安になるのが「今から始めて志望校に間に合うの?」ということでしょう。

もちろん、現状の実力と志望校のレベル次第では非常に厳しいかもしれません。
それでも可能な限りの努力でどこまでは届くのか、実体験をもとにご紹介します!

勉強開始から入試まで

初期スペックは関係ない?

まず、実体験の成功例をお話をするときにはこのような話が出てきます。
「成功できたのはもともと賢かったからじゃないの?」

高校生の頃、現役で東大に進学したOBが学校で勉強法の紹介をしてくれた時に私が思っていたことです。
「学校の授業さえ真面目に聞いていれば東大に受かるから」って言っていた記憶があります。
まぁ聞くところによるとそのOBの方は両親ともに最難関国公立出身でOBの方自身も高校1年生の頃から真面目に授業を聞いてきていたとのこと。
3年生になるまでサボり続けて、地方の無名私立大を卒業した両親を持つ私からすれば全く聞く価値を感じないお話でした。

だからこそ簡単に私の紹介をさせてください。
私は高校こそ中堅~難関と言われる進学校に在籍していましたが、3年生になるまで外部模試で偏差値50を超えたことがほとんどありませんでした。
進研模試の現代文で55くらい取ったことはありますが、それが最高です。

高校2年生の1月にはセンター模試ということで、高3生や浪人生たちが受験しているセンター試験の問題を当日の夜に解いたのですが、
英語61点(200満点中)
数学①16点(100点満点中)
数学②24点(100点満点中)
という悲惨な結果に終わりました。

だいたいこの頃からでしょうか。
真面目に受験勉強と向き合わなければならないと感じ始めました。

 

本格的に始めたのが7月上旬

勉強を真面目に頑張らなければという思いとは裏腹に、いざ机に向かってみても何もしませんでした。
学校の授業から真面目に取り組もうと思っていたのですが、学校のスピードについていく事が出来なかったのです。
英語でも数学でも、新しい単元を学ぶときは過去の知識の定着が前提となっています。つまり、入学以来サボり続けていた私にとっては3年生になって頑張り始めても過去の知識が皆無なばかりに何も理解できず、結局のところ夏まで放置してバイトに明け暮れていました。

転機はだいたい6月ごろ。
5月に受けた模試が返却される時期でした。
受験勉強を始めた周りの同級生たちは偏差値60を超えたり、志望校の評定でC以上を取ったりしていて順調に受験勉強をこなしているようでした。
一方で私はというと、特に勉強もしていなかったので相変わらず偏差値40くらいをウロウロ。。。
ここで初めて全滅浪人という恐怖が頭をよぎった私はバイトをやめて勉強を真面目に始めることになります。
したがって、季節的にはちょうど今頃始めたくらいです。

 

やるべきことをリストアップ

大幅な遅れをとってしまった私は今更学校の授業についていこうなんて思いませんでした
とりあえず学校の授業を理解する前に、1.2年の時に学んだはずである内容をしっかりと定着させるところから始めました。
英語はまず単語と文法。
私はデータベース5500という単語帳とネクストステージという文法の参考書を用いて勉強していましたが、とにかくこれを可能な限り早く1周終わらせるという目標を立てました。

本来であれば、入試という期限から逆算して○月までに~を終わらせるといったようなプランニングが必要だったと思うのですが、当時の私はプランを立てるというよりはやるべきことをリストアップしてとにかく可能な限り早く終わらせることだけを考えていました。これはどちらかというと悪い例にあたるかもしれません。

実際に終わったのが7月の下旬で1ヵ月ほどかかりました。
ここで一つポイントとなったのが、私は復習をするつもりが一切なかったということ。
この文面だけでとらえると、非常によろしくない例のように見えますが少し説明すると復習する必要のないくらい丁寧に1回で理解できるくらいの精度で勉強したということです。
時間に余裕のある人は何回も間違えて苦手な部分を洗い出し、それを復習していく事によって着実に実力をつけていきます。本来はそのように勉強していった方がいいでしょう。
しかし私には時間が無かったので、復習することさえも手間に感じていました。
実際には復習もしっかりと行っていましたが、気持ちの上では1回の勉強で復習の必要がないくらいの定着度を目指していました。
私としては「間違えたらやり直せばいいや」という考えがなく「1回で理解しきってやる」というモチベーションが成績向上のきっかけであったと強く断言できます。

 

理屈は暗記、とにかく演習!

具体的な勉強方法としては、まずはルールから学習し直す必要がありました。
文法や数学の解法はあくまでも法、ルールなのです。
したがって問題を解く前には知識の暗記から始めました。
英文法のネクストステージなどは問題集なのですが、英文法の知識がない状態から問題集を解いても意味がありません。知らないので解けないんですから。

例えば仮定法の勉強ではまず「仮定法とは?」というルールの理解から始めました。
それを理解したら問題演習。ルールに則っていない例外や慣用表現に関してのみ出てきた都度に暗記していました。
暗記方法は英単語と同じようにしていました。私はとにかく書いて覚える派です。
学校へは自転車で通学していましたので、自転車に乗っている間はとにかくノートに書き連ねた暗記物を頭の中で何回も唱えたりしていました。
その際、参考書に書いてあることを丸写ししないことがポイントです。
自分の言語でリライトすることで、自分がどのように書いたかまで覚えることができたので定着に時間はかかりませんでした。

「仮定法は反実仮想。仮定法=ifは間違いで、現実には起こりえないことについて言及する用法。時制を1段階下げて記述。現在の反実仮想は過去形で、過去の反実仮想は大過去で表す。『It is time 仮定法=~する時間』、『I wish 仮定法=~だったらなぁ』、『as if 仮定法=まるで~のように』などの表現アリ。仮定法の倒置はifを省略して疑問文の語順に置き換える。助動詞would,could,mightがよく使われる。」

これを脳内で復唱しながら自転車を転がしていました。
一連の文章に起こすことによってスッと頭の中に入ってきてくれました。
この作業ができるようになってから問題集で演習を積み重ねました。
ルールを暗記しているので、あとはそのルールに従って解き進めていくだけ。
1ヵ月もあれば文法単元を仕上げるのには十分だったと思います。

 

演習、演習、そして演習

7月中は英語と数学の基礎を固めるために、とにかくルールの暗記及び基本的な問題の演習に充てていました。
8月くらいになってくると英語は解釈や長文を取り入れて過去問を中心にとにかく演習を積みました。
私はセンターの過去問を用いて勉強していましたが、最初は時間無制限でとにかく全問解ききることを目標にしていました。始めたばかりの頃は200点満点中100点を超える程度にはなっていましたがまだまだ不十分。

長文系の問題と数学は、合うまで取り組むがテーマでした。
間違っていた問題に対してすぐに解説を参照する勉強はオススメできません。
解説を見て「ふーん。そうやって解くんだ。」と思っているだけでは定着には程遠いですし、解説を理解しようと復習するのも時間がかかってしまいます。
私は残された時間が少ないながらもトライ&エラーで取り組みました。
間違えた問題は解説を参照することなく合うまで自分でやってみる。あのやり方も違う、このやり方も違う、と試行錯誤を重ねて最終的に問題を解くその過程に論理の構築という最大の壁があります。
解説では論理的に解法を教えてくれますが、それは構築された論理を学んでいるだけであって、その論理の構築法が定着しなければ入試のような初見問題では活きてきません。
問題を解く過程で自分なりの論理を形成し、誤っていたら別の方法を試してみて、といったように試行錯誤を繰り返しながら最終的に答えが合っていた時、初めて自分の構築した論理の正当性が認められます。
これを積み重ねていく事によって数少ない問題ながらも「このような場面ではこの公式を使う」といったような自分なりの解法=論理の構築が出来るようになっていきました。

英語長文などでも同じで、間違っていても解説や日本語訳を絶対に見ませんでした。
英文中で読み取れた情報の中から自分の論理を構築して解答へとたどり着きます。
「書いてあるからこれが答え」というような単純なものではありません。
書いてあっても未知の単語であったり知らない表現で記述されているような場合でも解けるように、文章の性質や文章構成のルールなどから論理的に解答を導くことが重要です。

さて、この時点で8月末。
センター試験の過去問も時間内に8割近く正答できるようになってきました。
意外と早く軌道に乗せられました。夏休みの勉強は1日14時間くらいはやっていたと思うので当然ながら、生半可な努力ではなかったと自負しています。
先に、特別なスペックを有していないと自己紹介しましたが、自分の世界に入った時の集中力に関しては特別優れていたのかもしれません。朝8時から24時までトイレや食事以外の休憩を取らずノンストップで勉強できていたのは我ながら感心できるほどの集中力でした。今はスマホ依存症なので無理です。

 

9月以降も演習!これからは時間も意識して

9月になると学校が始まります。
今までのように長々と時間を取って勉強することもできなくなりました。
ここからは時間とも戦い始めました
時間無制限であれば9割以上取れるセンター英語やセンター数学を時間内に収める作業が始まりました。
具体的に何をしたかというと、やっぱり演習です。

とにかく問題を解く。
今でこそ速読や計算テクニックなど、時短スキルはいろんな参考書の中でも紹介されるようになっています。
しかし私はあまり多量の参考書を使う人ではなかったので、テクニックよりは実践演習の中で絶対的なスピードを上げることにこだわっていました。
実際に私が使っていた参考書はデータベース5500(単語帳)、ネクストステージ(英文法)、やっておきたい英語長文500、パラグラフリーディングのストラテジー2実践編(長文)の4冊だけでした。
あとは過去問を用いてタイムトライアルをして入試を迎えます。

10、11月ごろからはMARCHクラスの中でも比較的簡単な問題を出題する学部などを選定してそこの過去問演習を中心に行いました。レベルのニーズが合致していれば、別に受験する大学や学部でなくても構いません。大幅に出題傾向が異なるというわけでもなければ、どの大学の過去問を使っても大体同じです。

 

物理化学は9月ごろから

私は理系で早慶志望だったので理科が2科目必要でした。
志望の学科は応用化学だったのでメインの化学を中心に片手間で物理もやっていました。
だいたい勉強法は英語や数学と同じです。
数学と違って公式なども多くなく、やらなければならないことも比較的少なかったので手間はかかりませんでした、
化学に関しては。。。
物理はどうやらかなりの苦手科目だったようで最後まで足を引っ張り続けました。

自分なりの勉強法が確立されていたので最初から何をすべきかは見えていました。
あとは自分で論理を構築してひたすら演習を重ねていくだけ。
化学に関しては物質の色や性質、化学反応式は丸暗記で済んだので点数が上がるまでにそこまで時間がかかりませんでした。ただ、重箱の隅をつつくような細かい部分まで網羅できていなかったので難関大の入試問題などでは空欄もやや目立つ程度でしたが。

11月のセンタープレ模試(代ゼミ)では英数化の3科目で偏差値70をマークしました。
ただし、すべてが過去一番の出来だっただけなので偶然の産物です。
その他の模試ではだいたい65前後だったので形としては出来上がってきていました。
ただし物理だけは偏差値50にも届きません。

 

志望校の過去問演習開始

12月に入ってようやく志望校の過去問演習を開始しました。
私は私立専願だったので、センター試験の対策は一切行っていません。
国公立志望者であれば、ここではまずセンター対策に力を全振りすべきポイントです。

夏にセンターの過去問を解いていた時と同じ要領で解答解説は一切参照しません。
自分で解答を導き出すという作業をひたすら開始します。12月中は時間無制限で1月になると時間内に終わらせられるように着手すべき問題や捨てるべき問題の選定もやっていました。
問題文を見て後回しにするべきか瞬時に判断する感覚はここで培いました。

思ったより高いレベルで安定してきてくれたので英数化はほどほどに、物理に全力を注ぐことにしました。

 

入試本番

受験したのは主に難関と呼ばれる私立大の理工学部。
抜粋すると
東京理科大学 理学部化学科、理学部応用化学科、工学部工業化学科
上智大学 理工学部 物質生命理工学科
早稲田大学 先進理工学部 応用化学科
慶應義塾大学 理工学部 (学科は忘れました)

結論は、物理を使用する早慶は不合格でした。
早稲田大学は最も難易度の高い先進理工学部の補欠だったので、別の学科であれば受かっていたかもしれないというのは今でも使う言い訳です笑
慶應は全く歯が立たなくて試験時間中に帰宅することまで考えていました。

最終的には理科大の応用化学科へ進学することになったのですが、出来る限りのことをやっていたとは思っているのでそんなに後悔はありません。
もっと早めに勉強を開始していたらと考えたこともありますが、まぁ時間に余裕があったら私の性格的に時間が無くなるまでサボり倒すでしょうから意味のない空想の話です。

 

結論!今からでも全然間に合う!

まとめると、この時期から開始でも私大なら十分に間に合う可能性があります。
早慶の理系は理科2科目必要なので、私の例よりも一層の努力が必要になりますが3科目での受験であれば今からでも早慶を目指すことは無理ではないでしょう。
ただし、夏に14時間勉強したりと結構がんばらなきゃですけどね。

ポイントとなるのは数少ない問題集でも差し支えないくらいにルールをしっかりと理解すること。
参考書を眺めるのではなく自分の言語に置き換えて覚えようとすることが大事です。
また、間違えたらやり直す、ではなくて合うまでやり続けるという方がオススメ。
もちろん個人差があるでしょうからやってみて合わないと思ったら即座に切り捨てましょう。

あとはとにかく演習。
私は正答率やかかった時間などをいちいち記録していませんでしたが、日々かかった時間などをチェックして毎日少しずつのレベルアップを実感するのもいいかもしれません。

最後に一番重要なのがプランニング。
入試までに必要なことを洗い出し、その実施プランを確立しなければなりません。
私はやれるところまでやる、というスタンスでたまたま理科大に間に合ったので良かったですが、早慶に物理が間に合わなかったのは明らかに計画の設定ミスだったと思っています。あと才能(物理は1時間も集中力が続かなくて全く身につきませんでした。勉強にまっすぐ取り組めるのも才能だなと感じます。)。

 

特にプランニングに関しては武田塾のサポート領域なので、興味関心がございましたら気軽にお問い合わせいただけたらと思います。
入塾の可否に関わらず、勉強に関するアドバイスが差し上げられると思います。

 

<川口校2020年合格速報リンク>
【川口校2020年度合格速報①】昨年度不合格の薬学部に逆転合格!
【川口校2020年度合格速報②】獨協大学をセンター利用で合格!!
【川口校2020年度合格速報③】まずは押さえの明星大学に合格!!
【川口校2020年度合格速報④】センター利用で成城大学に合格!!
【川口校2020年度合格速報⑤】現役時代のリベンジで日大合格!!
【川口校2020年度合格速報⑥】第一志望群!芝浦工業大学合格!!
【川口校2020年度合格速報⑦】第一志望!共立女子大学合格!!
【川口校2020年度合格速報⑧】法政大学に逆転合格!!
【川口校2020年度合格速報⑨】現役時全滅からの法政大学合格!
【川口校2020年度合格速報⑩】立教大学に逆転合格!!
【川口校2020年度合格速報⑪】立教大学に逆転合格!!
【川口校2020年度合格速報⑫】入塾時偏差値30代前半から半年で日大に逆転合格!!
【川口校2020年度合格速報⑬】センター利用で成城大学合格!
【川口校2020年度合格速報⑭】法政大学法学部に逆転合格!
【川口校2020年度合格速報⑮】全滅危機から第一志望に逆転合格!

<川口校2019年合格速報リンク>
【武田塾川口校2019年合格速報①】早稲田大学法学部に逆転合格!
【川口校2019年合格速報②】中央大学理工学部にセンター利用で合格!
【川口校2019年合格速報③】獨協大学経済学部にセンター利用で合格!
【川口校2019年合格速報④】東京農業大学完全制覇!
【川口校2019年合格速報⑤】立教大学経済学部合格!!
【川口校2019年合格速報⑥】東洋大学にセンター利用で合格!
【川口校2019年合格速報⑦】東北大学経済学部合格!

 

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