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理学部VS工学部!研究内容の違いや就職に関するお話

こんにちは!
武田塾川口校です。

ここ10年にわたり理系への進学希望者が増加しています。
やはり技術や専門的な知識を有している方が就職に有利と考えてのことでしょうか。
実際に理系に進学することによって得られる知識や技術は就職のフィールドで大きく役に立つことがあります。
看護師や医師、薬剤師などがその最たる例でしょうか。
もちろん専門的な資格職でなくとも理系出身者は文系よりも就職活動のフィールドが広いと言われています。
では、理系学部の代表格である理学部と工学部、どのような違いがあるのかを説明していきます!

研究の理学部、応用の工学部!

一般に理学部は自然科学の探求にあります。
学科としては数学科、物理学科、化学科、生物学科、地学科などです。
これらの学科では純粋に知の追求を目標にしていますので、いまだに解明されていない数学の定理や自然科学の現象を論理的に説明することを目指しています。
なぜリンゴは木から落ちるのか、なぜ水溶液は電気を通すのか、身近にある様々な現象に「なぜ?」を問いかけてみるとその答えは理学部の研究成果が答えてくれるのです。

一方で工学部は実世界の応用をメインとしています。
地球などの引力を利用した人工衛星の打ち上げ、水溶液中で電気が流れることを利用した電池の開発など、理学部が見つけた自然科学の法則を私たちの生活の中で役立てようとする試みが工学部の目標です。
機械工学や電気系、情報系や建築、遺伝子工学などが工学部に属します。

中には双方の学部にまたがるような研究もあり、どちらかの学部一方に存在する学科もあります。
例えば東京理科大学は理学部の中に応用化学科を設置していますが、芝浦工業大学は工学部の中に設置しています。
学問の追求の延長線としての応用化学なのか、化学の実世界への応用を目指した応用化学なのか、各大学の認識の違いにすぎないですが、このように理学部と工学部の両方の側面を持った学科もあります。

学問の追求か実世界への応用か、違いはありますが最初にやることは一緒で基礎数理科学です。
理学部は知の探求なので基礎的な理科を扱うことはもちろんですが、応用する工学部でも利用する知識のベースを知らないと話にならないので最初は基礎研究から始まります。
(「なんでか分からないけどこれくらいの速度で打ち出したら月へ行けるっぽい」みたいな感覚で作られたロケットには乗りたくないですよね笑)
よって最初は学部間にあまり違いを感じないかもしれません。
全員等しく数学と物理から始めることになるでしょう。
基本的な理論を学んでから、さらに深く追求するか、社会への応用を目指すかが変わってきます。

 

就職の違いは研究か開発か!

以上のような理学部と工学部の違いを踏まえると、就職先の候補として挙がるのは
理学部は研究
工学部は開発
がメインとなるでしょう。

そのように聞くと理学部は研究者、工学部は開発者といったように就職できる企業が限定されそうな気がしますが実はそうでもないんです。もう少し深掘りしてみますね。

例えば人体に関与する物質の開発などは化学科の領域です。
製薬会社や化粧品会社では化学科出身者が重宝されると聞きます。
メーカーのような開発系の企業でも、工場のほかに研究所を設けていることも多くあり、理学部から開発系の企業に就職することは可能です。
逆に工学部の場合であっても、最先端の工学の研究は必至です。
企業が大学などの研究機関と共同研究を行ったりしていることから、一つの商品を作り上げるのにも研究と開発の両社が必要不可欠になっていることが分かります!

このような話をしているとどうしても数学科が置いてけぼりにされがちですが、数学科は数学科で独自の就職ルートを開拓しています
数学科が重宝されやすいのは数理的分析のフィールドです。
統計や確率を用いて的確な分析が行えるということ、数学で培った仮説、検証などの論理の構築に関しては金融系企業のような数字を扱う企業だけでなく様々な企業から人気です。
数学科出身は数学者か教育系しか道がないと思ったら大間違い!
大学のHPなどで数学科出身者の進路情報を見てみると分かると思います!

ただし、いずれにしてもこれらの企業に就職するためには大学院の進学までが必要不可欠です。
学部卒での就職は専門的なスキルを身につけているとはみなされないので理系学部出身であっても文系学部卒と比べて大幅に有利であるとは言えないことが多いです。

 

大学選びは学科名で決めない!

将来の就職について、自分の携わりたい職業のビジョンが明確な人は今から目指すべき大学や学部が定まっているのではないでしょうか?
ただし当然ながらどの大学の学科も同じ研究をしているわけではなく、大学ごとの力を入れている研究分野があります。
「宇宙開発がしたくて物理学科に進学したのに宇宙に関する研究室がない!」といったようなことにならないためにも、大学で研究できる専門領域は事前に調べておきましょう。

調べ方としては各大学のHPで学科紹介と教授紹介を見ることです。
理系大学生は進級したら研究室に配属することになりますが、その研究室で行う研究内容は教授の専門領域です。
つまり、宇宙開発系への就職を目指しているなら宇宙開発系の教授がいる研究室に入らなければならないことになります。
希望の研究室に配属されるためにも、大学に入ってから一層頑張らなければいけないのが理系ですね!
ちなみに私は東京理科大学理学部応用化学科に在籍していましたが、将来製薬会社への就職を目指して有機合成の分野への配属を目指していました。実際に希望の研究室では製薬会社との共同研究を行っており、教授の推薦などももらえたら有利と思っていましたが、残念ながら勉強不足により配属はかないませんでした。
後悔のない選択をするために、今のうちからは言うまでもなく進学してからも頑張りましょう!!

 

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