不定期でお送りしている安眠シリーズその第3回です!
まだ未読の方は、その1 と その2 をぜひ読んでみてくださいね。
さて、ではさっそく" 黄金の90分 "のために行動すべきことの1つめ"眠る前にぬるいお風呂にゆったり浸かろう"についてお話していきます。
体を眠るモードに切り替えるためのポイントは「体温」と「脳」なんですね。
体温を下げてあげると、人に限らず動物はみんな眠くなります。
一番イメージしやすいのが冬眠、ですよね。
要は体温をコントロールしてあげることでミニ冬眠をしてぐっすり眠ろうという作戦です。
先ほどから体温と繰り返していますが、重要なのは深部体温です。
深部体温というのは皮膚体温と違い、基本的には一定に保たれていて簡単には変動しません。
そして深部体温というのは"上がった後は下がろうとする"という特性を持っています。
なので深部体温を意図的に上げてあげれば、そのあとは逆に深部体温は下がり、体は睡眠モードに突入するという訳です。
ではどのように深部体温をコントロールするか、というところで登場するのが入浴です。
入浴といっても熱いお風呂にサッと入るだけ、では皮膚体温が上がるだけで深部体温は上がりません。
40℃ほどのぬるま湯に15分ほど時間をかけてゆっくり入浴を行うことで、深部体温を0.5℃ほどあげることができます。
この0.5℃で十分です。0.5℃の反動で下がった体温で十分冬眠モードに切り替わります!
ちなみに入浴後体温が下がるまでにかかる時間はだいたい90分ですので、眠る予定の2時間ほど前から入浴を開始するのがベスト、ということですね。
なお、入浴には「交感神経優位から副交感神経優位に切り替える」という効果もありますが、その話はまた今度。
それではみなさん、これから良い睡眠ライフをお過ごしください。
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