五位堂校事務、現役早稲田大学生のTです。
早稲田大学は一般的に難関私立大学などと言われていたりしますので、とても手が届かない雲の上の存在だと思っている方もおられるかもしれません。
確かに入試問題の難易度はかなり高めだと思いますが、少なくとも文系に関してはたとえ偏差値40位の方でも努力すれば手が届かないことはありません。
しかも一般入試は三教科の学部が大半です(政治経済学部は入試改革により今年度入試から数学が必須になりましたが)。
つまりたった三教科を極めれば合格できるということです。
最低でも高2から三教科に絞って勉強すれば合格できる可能性は大いにあります。
でも、実際にはそういう下克上を狙う人はほんの一握りで、勉強ができないと言われる(もしくは思い込んでいる)人たちは這い上がろうとすらせず、卒業していきます。
なぜ逆転合格を狙わないのか
それは自分の可能性に見切りをつけているからです。
たいした根拠もなく自分は馬鹿だ、頭が悪いから勉強できないとか思っている人が多いです。
確かに先天的に優れた能力を持っている人が存在することは否定できません。
ですが、そんな人は本当にまれにしかおらず、個人差はあるものの同じような頭の出来の人が大半です。
普通の人」の中で成功する人とそうでない人には決定的な違い
行動できるか、努力できるかという違いです。
当然の話ではありますが、これが出来ていない、しようともしない人がとても多いです。
その証拠に、一部の進学校に通う人などのいわゆるエリートを除いて、日本の小中高大いずれの学校にもそのような人で溢れています。
それは別に努力しなくても適当にやっていればそれなりに生きていけるからです。
これは日本がとても豊かである証左でもありますが、大半の人が教育資本を無駄に食いつぶしているということでもあります。
しかし、現在日本の長きにわたる経済低迷や非正規社員の急速な増加が象徴するように、国民の格差が着実に拡大しつつあります。
なにもしなくてもそれなりに生きていける社会が続く保証はありません。
たいして努力せずにいつ崩壊するかもわからない社会システムに頼り切るような、そんな受動的な人生でよいのでしょうか。
しかし、「大半の人が大して努力しない」という現在の状況は努力する者にとっては非常に好都合です。
なぜなら競争に参加するだけで努力しない大半の人々を差し置いて上流に駆け上がれるのだから。
受験も同じことです。
必死に勉強をしている者など一握りです。
競争者の母数自体がそもそも少ないのだから、必死に勉強すればたとえ早稲田大学であっても合格は不可能ではありません。
十分な時間と努力さえあれば必然的に通ります。
勉強に限らず、人生の主導権を握りたいのであれば、自分の可能性を否定せずまず何らかの行動してみることから始めてみてはどうでしょうか。
夢想しているだけでは現実は何も変わりません。自らの人生は他人任せでなく自分本意で動かしましょう。