コラム

普段の勉強や模試、過去問の復習方法を極めましょう

2019年02月05日(火)

皆さんは普段からどれくらい復習をしていますか?学んだことをしっかりと定着させるには、効率の良い復習方法を身につけることが大切です。

また、復習は最も手っ取り早く点数を上げる方法でもあります。効率良い復習方法を極めて、更なる高得点を狙ってみましょう。

”忘れる”ことを前提の学習計画を立てよう

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まずは、自分の学習計画の中に復習の時間が確保されているか確認しましょう。

どんなに頭の良い人でも学んだこと全てを完璧に覚えておくのは不可能です。普通、何割かは忘れてしまいます。ですので、”忘れる”ことを前提に、しっかりと学習計画の中に復習の時間を入れておきましょう。

武田塾では、1週間のうち4日間新しいことを勉強し、2日間を復習の時間に当てるという「4日2日」の勉強方法を推奨しています。また、1週間で3回同じ範囲を繰り返すことを目標にすると良いでしょう。この2つを守って勉強すれば、1週間で1つの範囲を完璧にすることが出来るはずです。

ある程度まとまった範囲が終わったら過去問や模試などでやったことが身についているか確認しましょう。そして、出来なかった範囲に関してはもう一度復習しましょう。こうしたサイクルを繰り返すことで、だんだんと学習の完成度を上げていくことが出来るのです。

普段の勉強の復習方法は?

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では次に、普段の勉強での詳しい復習方法をご紹介します。普段の勉強では、ご紹介した学習計画の通り4日間新しいことを勉強して2日間復習をするという割合で復習しましょう。

”完成度”は常に100%を目指して!

ここで気をつけたいのが毎日の勉強の完成度です。4日間新しいことを学んで2日の復習だと、4日間の身につき具合によっては2日間で復習が終わらなくなってしまいます。また、2日で復習を終わらせられないとわからない部分がどんどん溜まってしまい、結果的に大きく点数を失うことになりかねません。

これを防ぐために、新しいことを勉強するときにはその日のうちに勉強したことの95~100%は完璧に解けるようにしておきましょう。一度全部解いておけば、もし忘れてしまっても復習にそれほど時間はかかりません。復習はあくまでも”出来たけど忘れてしまった部分”を思い出すためのものなので、4日間のうちにわからない部分は極力無くしておきましょう。

間違えた問題をチェックするクセをつけよう

また、普段の勉強では出来なかった問題や間違えやすいと感じた問題をチェックしておくことが大切です。

復習のときに出来なかった問題を探すのは時間がもったいないです。日頃から間違えた問題をチェックするクセをつけておくことで、効率よく復習をすることが出来るようになります。

過去問の復習法は?

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次に過去問や模試後の復習方法をご紹介します。

過去問は実力を試すもの

模試や過去問の復習と言うと、多くの人が過去問で解けなかったところの解き直しを想像するかと思います。しかし、肝心なのはその部分ではありません。

過去問や模試はあくまでも自分の今の実力を試すものです。過去問を受けることによって実力をつけることを目的としたものではありません。

もちろん過去問で間違えた部分を解き直すことも大切ですが、それよりも重要なのは自分の出来ていない分野や範囲を理解することです。問題を解き直して満足するだけでなく、過去問の結果から何を復習するべきかを考えましょう。

出来なかった問題の原因を分析しよう

過去問の結果を今後の勉強に活かすために、出来なかった問題の理由・原因を分析しましょう。出来なかった原因として主に考えられるのは

1.以前勉強したけれど解き方を忘れてしまった・ケアレスミスをしてしまった
2.勉強したことが無い範囲だけど新しく勉強すれば解ける
3.難易度が高すぎて解けない問題

の3つです。まず、難易度が高すぎて解けない問題は切ってしまって大丈夫です。いわゆる「捨て問」と呼ばれるもので、他の全てが完璧に出来るようになって余裕があったら勉強する形で問題ありません。

1の以前勉強したけれど出来なかった問題が復習の対象です。間違えた問題を解き直すだけでなく、その問題の範囲をも一度参考書で勉強し直しましょう。

2のまだ勉強していない範囲が今後の主な学習項目となります。今の参考書でまだやっていない部分や、新しく参考書を追加するなどしてこの範囲の問題が解けるようになることを目標にしましょう。

このように、過去問や模試から次に何を復習して、何を勉強すれば良いか分析することが「過去問の復習方法」です。今何を勉強すれば良いかわからないという方は、一度過去問を解いて見直してみるのも良いかもしれません。

復習をするときに大切なことは?

ご紹介した復習方法を実践する際に気をつけるべきことがあります。

優先順位を決めよう

復習をするときに大切なのは全部を一遍にやろうとしないことです。つまり、優先順位をつけて勉強するのが大切ということになります。

特に、「過去問の復習」では新しく何かを勉強するよりも一度勉強したことを復習する方がすぐに点数に繋がります。何をやったら最も早く点数が上がるかを見極めて、それを一つずつ着実に勉強して行きましょう。

まとめ

勉強したことを定着させるには毎回の復習が欠かせません。どんなに頭の良い人でも必ず何割かは忘れてしまいます。ですので、まずは自分の学習計画に必ず復習の時間を設けましょう。

普段の勉強では4日新しいことを勉強して2日かけて復習するペースがオススメです。この際、新しく勉強する範囲でわからないことを残しておくと2日で復習が終わらない可能性があります。新しく何かを勉強する時は100%の理解度を目指して、1週間のうちにその範囲をマスター出来るようにしましょう。

過去問の復習では、過去問で間違えた問題を解くだけでなく自分が出来ない分野を分析して今後の学習に活かすことが重要です。今まで勉強したけど間違えた箇所は復習、まだ勉強していなくて出来なかった部分は追加の参考書で勉強するようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。この復習方法を極めて、勉強した範囲は確実に点数が取れるようにしていきましょう。

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