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近代の俳句の試験対策!「伝え合う言葉」教育出版3 

こんにちは!

日本初!授業をしない世田谷区の塾、武田塾三軒茶屋校です
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俳句は難しいですよね。
 
 
haiku
 
試験対策用にまとめてみました!
 

俳句一覧

 
① 春風や闘志いだきて丘にたつ…高浜虚子(たかはま きょし)
② 赤い椿白い椿と落ちにけり…河東碧梧桐(かわとう へきとうご)
③ ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな…村上鬼城(むらかみ きじょう)
④ ひつぱれる糸まつすぐや甲虫…高野素十(たかの すじゅう)
⑤ 万緑の中や吾子の歯生え初むる…中村草田男(なかむら くさたお)
⑥ 噴水のしぶけり四方に風の街…石田波郷(いしだ はきょう)
⑦ 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々…水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)
⑧ をりとりてはらりとおもきすすきかな…飯田蛇笏(いいだだこつ)
⑨ 燕はやかへりて山河音もなし…加藤楸邨(かとうしゅうそん)
⑩ いくたびも雪の深さを尋ねけり…正岡子規(まさおか しき)
⑪ 風雪にたわむアンテナの声を聴く…山口誓子(やまぐちせいし)
⑫ 咳の子のなぞなぞ遊びきりもなや…中村汀女(なかむらていじょ)
⑬ 夕立やお地蔵さんもわたしもずぶぬれ…種田山頭火(たねだ さんとうか)
⑭ こんなよい月を一人で見て寝る…尾崎芳斉(おざき ほうさい) 作者の名前を覚えて、書けるようにしましょう!
 
 

■ 解説

⑨以降は次回を参照してください。
近代の俳句の試験対策!「伝え合う言葉」教育出版3 partⅡ
 
① 春風や闘志いだきて丘にたつ 春風が吹いているよ。私は心に燃える思いを抱いて丘に立っている。 「や」切れ字 初句切れ 季語「春」
 
② 赤い椿白い椿と落ちにけり
■紅白二本の椿の木から、ぽとり、ぽとりと離れ落ちた花は、それぞれの木を囲むように地面に落ち広がっていることだ。 地に落ち広がっている赤い色の花の輪と白い色の花の輪の対照的な取り合わせとその印象的な様子に、作者が新鮮な感動を覚えている。(春・句切れなし)
■赤い椿の花がぽとりと落ちていった。それに心奪われる間もなく、続いて白い椿の木からも、また花が一つ、ぽとりと落ちていった。 花の落ちる瞬間瞬間に目に焼き付けられた赤と白との鮮やかな色彩を、生々しい感動と驚きとをもって詠われた印象的な句である。(春・句切れなし)
※椿(つばき)… ツバキ科の常緑高木。樹高10m以上になるものもある。ツバキの花は花ごと落ちる。椿は春の季語となっている。
※赤い椿白い椿と… ①赤い椿、白い椿とそれぞれに(静的叙景)、②赤い椿が落ちると、続けて白い椿も(動的叙景)、の主に二種の解釈がある。
※落ちにけり… ①落ち広がっていることだなあ(静的叙景)。または、②落ちていったことだなあ(動的叙景)、と詠嘆を表している。
 
③ ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな…村上鬼城(むらかみ きじょう) 句切れ無し 季語「桜」 子どもたちが揺らしているのか大きな桜が揺れている
 
④ ひつぱれる糸まつすぐや甲虫…高野素十(たかの すじゅう) かぶと虫の角に糸をつなぎ、その糸の一方の端を固定したところ、かぶと虫が這い歩くとともに、糸はやがて強く一直線に、ぴんと張り渡ったことだ。
強く張り渡った糸の様子から、かぶと虫の生き生きとした様子や生命力の強さがよく伝わってくる。 (夏・二句切れ)
※ひっぱれる… 引っ張っている。
※糸まっすぐや… 糸がまっすぐに張り渡ったことだよ、と詠嘆を表している。
※甲虫(かぶとむし)… 夏の季語。
※体言止め。
※切れ字… 「かな・けり・や」などの語で、①句切れ(文としての意味の切れ目)、②作者の感動の中心を表す。
 
⑤ 万緑の中や吾子の歯生え初むる 辺りは木々の緑があふれる季節。その中で木々が緑に芽吹くように私の子も歯が生え始めた。 中間切れ 季語「万緑」(夏)
 
⑥ 噴水のしぶけり四方に風の街 季語は噴水で季節は夏。切れ字は「けり」で中間切れです(これについては議論があるところなのでテストでは詳しいところは出題されないと思います。)。 場所は公園でしょうか。噴水の近くで眺めている作者に容赦なくかかる噴水の飛沫。気がつけば周りは強風が吹きすさぶ街でした。
 
⑦ 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々…水原秋桜子(みずはらしゅうおうし) キツツキが寂しげに鳴いている。その辺りの木々も葉を落とすのを急ぐかのように散り、辺りは冬の様相だ。 初句切れ 季語 啄木鳥=秋
 
⑧ をりとりてはらりとおもきすすきかな…飯田蛇笏(いいだだこつ) 風に吹かれるままなびくのを見たりするといかにも身軽そうなすすきだが、一本折(お)りとって手にすると、はらりとなだれるように穂(ほ)が垂れ、思いがけずその重みに驚かされたことだ。 見た目には感じない生命の重みに感動している。 季語 すすき=秋 句切れなし
※折りとりて… 折りとって。
※芒(すすき)… イネ科。カヤ。秋の七草の一つ。秋の季語。テストで頻出。ちなみに「枯れすすき」「枯れ尾花」は冬の季語なので注意。
※芒かな… すすきであることだよ、と詠嘆を表している。
※切れ字… 「かな・けり・や」などの語で、①句切れ(文としての意味の切れ目)、②作者の感動の中心を表す。
※はらりと… 擬態語。  
 
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