こんにちは。
武田塾三軒茶屋校です。
今回は現代文の『背景知識』の重要性についてお話します。
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現代文で重要な背景知識
「背景知識って何ぞや?」と思われる方も多いでしょう。
語彙力
例えばあなたが現代文を読んでいて
「技術革新は物事の過程の短縮に貢献したが結果として人間疎外が起こってしまった。」
という文章が出てきた時、『人間疎外』という言葉の意味が分かるでしょうか?
この『人間疎外』という言葉は現代文で語られる背景知識を持っていなければ意味が分からず、
知らない受験生は読み飛ばしてしまうのではないでしょうか。
現代文で背景知識が求められるのはこのような単語の意味の理解だけではなく、
文章の流れや筆者の主張を理解する際にもとても重要です。
テーマの知識
以下は2013年の早稲田大学の現代文の問題文(課題文)から一部を抜粋したものです。
何はともあれ今日、我々の内に「公用語による普遍化」に対する用心深さが芽生え、方言が復活しつつあり、その「肉声をやりとりする現場」を必要としはじめた、ということは、結構なことに違いない。現在、世界は混沌としている。各地で起きている事象に対して、何事かを発言しようとしても、どの立場でどのようなことを言うべきか、よくわからない。勢い、周辺に目を向けて局部対応をせざるを得なくなりつつあるのであるが、その「局部」の感覚の手がかりになるのが、方言ではないかと、私は考えている。
(段役実「方言の時代」・『日本経済新聞』2013年1月21日朝刊)
はじめは「公用語の普遍化への警戒」「方言の重要性」の話で比較的分かりやすいかと思いますが、
中盤から「各地の事象に対し何事かを発信」「『局部』の感覚」など抽象的な言葉が並び、筆者の主張を理解するのは非常に難しいかと思います。
しかし、もしあなたが現代文で語られる『文化』や『言語』についての背景知識を持っていれば上記の文章を筆者の『言いたい事』を解釈しながらスムーズに読み進めることができます。
そもそも現代文で出題される内容は「現代の問題」であり、その大半が共通の教養を通して理解することができます。
資本主義、市民社会、五感について、言語論など、現代文では様々なテーマについて語られます。
しかし、それぞれのテーマで語られていることを確実に理解すればどのような文章でも「だいたい読んだことがある」文章になり、
「あーいつものあの話ね」と瞬時に分かるようになるのです。
そして文章の「内容の理解」ができれば、それだけ文章を正確に理解し内容理解で浮いた時間を問題を解くことにかけられるという一石二鳥のおトクがあるのです。
幸いなことに近年はこうした現代文の背景知識を扱った参考書が多く出版されており、予備校の授業などを受けずとも知識を習得できます。
皆さんも是非背景知識を軽視せず、現代文で高得点を獲得してください!
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