商学部って数学が必要なの?
こんにちは、武田塾中野校です。
早稲田大学に限らず、商学部、経済学部、経営学部などの経済学をメインに学ぶ学部を志望している方は、入学後に数学の知識を必要とするのかということが気になるかと思います。
なので、今回のブログでは、早稲田大学商学部をメインにしていますが、(恐らく)他大学の経済系の学部志望の方にとっても非常に参考になると思います!!
早稲田商学部入試データ
では初めに、早稲田大学商学部の入試データについて見てみましょう。
早稲田大学商学部は2021年度から、地歴・公民型受験と数学受験で一般入試の枠が二つに分かれました。これは大きな変更点だったと思われます。
では、その2021年度の一般入試に関するデータについて見てみましょう!!まず初めに紹介するのが地歴公民型の入試に関するデータです。
募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
355 | 8537 | 7980 | 681 | 11.7 |
次に紹介するのが数学型の入試に関するデータです。
募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
150 | 2518 | 2205 | 419 | 5.3 |
この二つのデータを見比べると、やはり地歴・公民型の受験者数が圧倒的に多いことがわかります。
また合格者数は地歴公民型が681人なのに対し、数学型が419人なので数学を使っていない人と使っている人の比率は
約 6:4 ということになります!
2020年以前の入試形式だと得点調整はあるものの、地歴公民型受験と数学型受験で枠が分けられていなかったので、今の大学二年生以上は数学受験者の割合はこれよりも少なくなっていると考えられます。
またこの一般受験合格者に加え、指定校推薦など他の受験方法での入学者も存在します!!
早稲田商学部の授業・ゼミについて
次に、早稲田大学商学部の授業科目について話したいと思います。
商学部では、ゼミなどが本格的に始まり、各々の専攻分野が決定する3年次以前、つまり1~2年生の間は必修科目が多く、授業選択の自由度は低いです。
必修科目は商学部では専門基礎科目という名称で定められており、その中で必修科目と選択必修科目の二つに細分化されています。
必修科目とは商学部生が進級するために必ず履修しなければならない科目群のことで、選択必修科目とは11個の科目の中から必ず6個を選択し、履修しなければならないというものです。
では一体必修科目・選択必修科目にはどのようなものが存在するのでしょうか?
必修科目・・・基礎数学、基礎会計学、基礎経済学、ビジネス法入門、統計リテラシーα・β
選択必修科目・・・経営学、財務会計論、管理会計論、マーケティング論、国際貿易論、金融入門、保険論、ミクロ経済学、マクロ経済学、基礎統計学
青色の科目が数学の知識が必要な科目です。こうしてみると、意外と数学の知識を使う科目は多いですよね。。。
選択必修科目はこの中から最低でも6個の科目を履修しなければならないので、数学の知識を必要とする科目から逃げ切ることは残念ながら不可能です。
そうは言っても、これらの科目は大学の勉強の中では入門レベルのため、数学の知識がないと苦労はしますが、なんとか単位は取ることはできると思います!!
次に、早稲田大学商学部のゼミについて話したいと思います。
商学部のゼミは経営トラック、会計トラック、マーケティング ・国際トラック、金融・保険トラック、経済トラック、産業トラックの6つのトラックに分類されており、個々のゼミは必ずいずれかのトラックに属しています。
以下、早稲田大学商学部HPより、各トラックの説明を引用したものです。
経営トラック・・・現実の経営を理解し、説明するための理論や分析用具を様々な視点から提供します。具体的には、経営学、経営組織、経営戦略、経営史、企業と社会について学びます。
会計トラック・・・企業の経済活動を記録、計算し、経営活動の結果を外部に報告する分野である財務会計と、会計データを企業の経営管理に活用する分野である管理会計を中心に学びます。
マーケティング・国際ビジネストラック・・・市場メカニズムを通じた製品やサービスの創造と供給、そしてそれを可能にするさまざまな諸資源の流通と交換に関わる理論、機能、制度、手続きなどについてグローバルな視点から考察します。
金融・保険トラック・・・金融分野では、金融の基本的な仕組みと機能を理解した上に、企業金融、ポートフォリオ理論、国際金融等を学び、保険分野では、家計および企業のリスク処理の体系、保険企業の機能・役割を中心に考察します。
経済トラック・・・企業や家計など個別の経済主体の行動や全般的な経済環境の動向を理解するためのツールとして、経済学の基礎的な理論と定量分析の手法を学び、それらを用いてビジネスの諸問題を分析します。
産業トラック・・・経済及び産業社会の実態を理解するため、様々な視点を提供します。具体的には、経済史を前提とした歴史に関する科目のほか、経済政策、日本経済論、中小企業論、財政学、労働経済論などについて学びます。
どのトラックでも数学の知識が必要なゼミは存在しますが、青色の文字で書かれている下三つのトラックに属しているゼミの多くは特に数学の知識が必要です。ゼミでの学習は大学の勉強の中でも発展的なレベルのため、そこで使う数学の内容も数Ⅲなど難しい内容であることが多いです。逆に、マーケティングや経営トラックには数学の知識を一切必要としないゼミも多く存在します!!
結論
ここまで早稲田大学商学部の入試情報や授業、ゼミについて話してきました。ここまで読んでくれた読者の方は「結局、数学ができないと商学部は大変なの?」という疑問を抱えたままだと思います。
結論から言うと、
早稲田大学商学部は数学ができなくても問題はありません!!(ただ、できるに越したことはありません。)
ここからはこの理由について説明します。この理由については先ほど説明したゼミのシステムが大きく関わってきます。商学部は一番初めの入試に関するデータで示したように、数学を使わないで入学した人が半数以上を占めるため、必然的に、マーケティング、経営などのトラックに属する数学を使わないゼミの人気が非常に高いです。インターネット上にゼミの倍率は掲載されていませんが、実際に筆者がゼミ選考を行った際に大学側から各ゼミの倍率のデータが送られてきたのですが、やはり倍率の高いゼミの多くは数学を使わないゼミでした(笑)。
多くのゼミの選考基準にはGPAが用いられており、上記のような人気のゼミに合格するためにはかなり高いGPAが必要になってきます。
では、GPAは一体どのようにして決まるのでしょうか?ゼミ選考で用いるGPAは1年次〜2年前期までの合計で決まります。先ほどの授業のところで述べたように、1〜2年までの授業の多くは必修科目で構成されており、その多くで数学の知識を使います。単位を取るだけなら数学の知識がなくても、毎回授業に出席し課題、テストに取り組めば良いのですが、良いGPAを取るためにはそのような科目では数学の知識がある程度ないと厳しいです。そのため、最終的な結論としては、
卒業するのに数学の知識は必須ではないが、良いゼミに入るためには数学の知識は必要!!
ということになります。
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