参考書の使い方を見直そう!
こんにちは!武田塾京都校講師のK.N.です!
さて、今回は武田塾の特訓をする中で僕が感じた問題点について書いていこうと思います!
武田塾では、講師が生徒に対して一方的に教えるのではなく、生徒が参考書を用いて自分1人で勉強できるようになることを目指して特訓を行っています。
ところが、参考書を自力で読むというのはなかなか難しく、特訓の中でも頻繁に「これは参考書の~に書いてあるよ!」というやりとりが交わされることがあります。
本人はサボっているわけではない(はず)なので、参考書を読んでいるつもりなのですがきちんと読めていないわけです。
そこで、今回は参考書をきちんと読み、有意義な自習が行えるようにするためのコツを紹介していこうと思います!
受験前のみなさんはもう一度適当に参考書を読んでいないかの確認のために、高1・高2生のみなさんは受験に備えた基礎の積み重ねのために、是非一緒に参考書の読み方を確認していきましょう!
1文1文を丁寧に読むという意識をもつ
さて、まず1つ目のコツですが、それは1文1文を丁寧に読むということです。
なんだ当たり前じゃないか~!思うかもしれませんが、先ほども述べたように「参考書に書いてあるよ!」というだけで生徒の質問が解決することはよくある話なのです。
僕のブログも同じなのですが、文章を書いている側は、1文1文にかなり思いを込めてかいています。しかし、読む側になった途端、1文1文を何となくで読んでしまい、書き手の伝えようとしている内容を十分に理解できていないことがよくあります。
例えば、NextStageの中にこのような解説があります。
強調構文で疑問詞を強調する場合は、「疑問詞+is it that (+S)+V...?」の形になる。疑問詞の後はis itの語順になること、またthat以下は平叙文の語順になることを押さえておこう。(NextStage 4thEdition 183頁)
この場合、あなたが押さえておかないといけない内容は何でしょうか?
そう、①疑問詞の後はis itの語順になること、②that以下は平叙文の語順になること、の2つですね。
しかし、このように1文の中に①②の2つの内容が含まれているのに、何となくで読んでいると①だけしか押さえれていなかったり、、ということがよくあります。
なので、参考書を読む際には、1文1文にたくさんの情報やメッセージが含まれていると思って、注意深く読むようにしましょう!
言葉の意味を理解し、イメージを持てるようにする
参考書の字面だけをなぞっていませんか??
さて、1文1文を注意深く読む意識ができたら、次は文の意味を理解できるようになりましょう。
そして、文の意味を理解するためには、言葉の意味を理解し、その上でイメージを持つことが必要です。
わざとこんな言い方をしましたが、僕の言ったことを理解できているでしょうか?
文の意味を理解するためには、①言葉の意味を理解すること、②その上でイメージを持つこと、が必要です。
きちんとこの2つの要素を読み取れていましたか??(読み取れていなかった人は、読み飛ばし癖に要注意です!!)
具体例を通して確認しよう!
時制の単元で出てくる文法の中に「時・条件の副詞節の中は、未来のことであっても現在時制を用いる」というものがあります。
さて、あなたはこの文を読んで、どれくらいの理解ができているでしょうか?
まず①の手順、言葉の意味を理解していきましょう。おそらくこの中では「副詞節」という言葉が怪しいはずです。
この言葉の意味が怪しい人は、「副詞」と「節」について、それぞれ言葉の意味を確認し直しましょう。
確認できたら、副詞節とは、「名詞以外のものを修飾する、SVを含むかたまり」ということがわかるはずです。
こういった言葉の意味を1つ1つ確認する癖のない人が多いですが、言葉の意味がわかっていないのに内容を理解できるはずがありません。
面倒だと思いますが、分からない言葉がでてきたら必ず確認するようにしてください。
次に②の手順、イメージの理解をしていきましょう。
「時・条件の副詞節の中は、未来のことであっても現在時制を用いる」という抽象的なルールだけを覚えていても、あまり頭には入ってきません。
そこで、具体例を見て、抽象的な言葉のイメージを作ることが大事です!
英語の場合は、例文が具体例にあたります。
If it is fine tomorrow, let's go swimming.
今回、ifの中は明日の話をしているので、本来ならば未来形になるはずです。しかし、ifのカタマリは後ろの文を修飾し、SVが中に含まれていることから「条件の副詞節」にあたります。したがって、ifの中は現在時制を使うわけです。
このように、具体例に抽象的な言葉をあてはめてみることで、実際にルールがどのように使われるのか?というイメージをつかむことができます。
参考書を読む際にイメージが湧かない部分については、具体例を確認することで理解を深めていくようにしましょう!
全体像を理解する
さて、少し高度な話になりますが、参考書を読む際に全体像を意識することは非常に重要です。
例えば、さっきの「時・条件の副詞節の中は、未来のことであっても現在時制を用いる」という話は、未来時制の例外にあたります。そして、未来時制は時制という単元の中の話です。
つまり、英文法の中には、不定詞、仮定法、、、という様々な分野がありますが、その中の時制という分野の話をしていて、さらに時制の中でも未来時制の例外の話をしているのだ、というように英文法の中での位置づけを理解することは非常に重要です。
他にも、結果を表す不定詞(意味がわからなければすぐに調べましょう!!)について、不定詞には名詞的用法と副詞的用法と形容詞的用法があるけど、結果を表す不定詞は副詞的用法の中の1つだ、というように位置づけを確認する必要があります。
こういった「全体の中での位置づけ」を確認することで、徐々に英文法という分野の全体像が見えてきて、理解が格段に深まります。
まずは、1文1文を理解できるようになってからですが、余裕がでてきたら全体像を理解するという意識も持ってみて下さい。
最初から完ぺきである必要はない!
さて、いかがだったでしょうか?
日々の学習の参考になる部分があれば幸いです。
ここまで言った内容は、最初から完ぺきにできる必要はありません。
言葉の意味についても、調べてもよく分からない部分がでてくることもあると思います。
そういったよく分からない部分については飛ばしながらで構わないので(最終的に理解できればよいので)、とりあえずは1文1文をしっかり読むという意識をもって、参考書に取り組むようにしましょう!
それでは、今回はこの辺で終えようと思います!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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