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受験生も高1・高2生もリスニングの対策方法を見直そう!|武田塾京都校

リスニングの対策はできていますか?

こんにちは!武田塾京都校講師のK.Nです!

 

共通テストも目前に迫ってきましたが、みなさんリスニングの対策はできていますか??

 

リスニングは対策の方法があまりはっきりしておらず、なんとなく音声を聴いておくといった曖昧な勉強をしがちな分野です。そこで、今回は今からでもリスニングができるようになるための具体的な勉強方法を紹介していこうと思います!
高1、高2
の方も早めに対策を始めると受験期に慌てなくてすみますよ。

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是非この記事を読んで、リスニングを得点源にしていきましょう!

 

リスニングができない原因を分析しよう!

さて、これまで僕の記事では何度か言ってきましたが、自分にあった勉強方法を見つけ出すためには、「自分に足りない能力はなにか?」を考えることが重要です

リスニングができるようになるためには次の2つの力が必要です。

 

①音声を聴きとる力

②音声の速度で英文を理解する力

 

①の力は、例えば「I like tennis」という音声が流れたときに、頭の中で「I like tennis」という英文が流れたことを理解できる力です。

そもそも音声を聴いてどんな単語が流れたのか?といったことがわからないと、英文の意味を理解することは不可能です。

 

自分が聴き取りができているか否かが良く分からない場合は、音声を聴いて英文の書き取りをしてみるといいと思います。

(綴りがわからない場合はさておき、)音声を聴いて書き取りができない場合には、そもそも何を言っているのか聴き取りができていないということです。

その場合には、まずは聴き取りができるようにトレーニングをする必要があります。

 

②の力は、例えば「It is a quality that we often speak about, but have great difficulty in defining」といった修飾関係や接続関係がやや複雑な文がでてきたときに、頭の中だけで、しかも音声の速度で、意味を理解するのはかなり大変です。

つまり、仮に聴き取りができて何を言っているのかがわかったとしても、その意味が取れない場合には理解ができたことにはなりません。

このような場合には、音声を聴いて、何を言っているのかだけでなく意味も把握するトレーニングが必要となります。

 

さて、みなさん①と②の力の違いは理解できたでしょうか? 

理解ができたら、実際にリスニングの問題を解いてみて、自分は①の力が足りていないのか、②の力が足りていないのか、あるいは両方なのか、といったことを確認してみましょう

その分析ができてはじめて、リスニングの勉強方法がわかります。是非自己分析をしてみてください!

 

聴き取り能力に問題がある場合(①)

では、まずは聴き取り能力に問題がある場合はどういった対策をすればよいでしょうか?

 

僕は一度、聴きとれるようになるまで何回も聴き直したらいずれ聴き取りができるのではないかと思って、実際にひたすら同じ文を何度も聴き直したことがあります。

しかし、ひたすら聴くだけでは聴き取り力は伸びませんでした。

 

そこで他の方法を調べてみたのですが、どうやら人間は自分が発音できない音については聴き取りも困難であるという性質があるようです。

つまり、英文を発音できるようになることで、聴き取り能力もあげられるということです!

 

では、具体的にどのような方法をとればよいのでしょうか?ここで登場するのが、武田塾もオススメしているシャドーイングという方法です。

シャドーイングとは、スクリプトを見ずに、聞こえてきた音声を追いかけるようにして発音をするというものです。ただ、シャドーイングはやや難しいので、次のようなステップを踏むことをオススメします。

 

(1)スクリプトを見ながら、音声の真似をする。

まずは、スクリプトを見ながら、音声にかぶせて読めるようにしましょう。

実際に音声を流して、音声と同時に発音をしていきます。その際に、音声と自分の発音がズレている部分があるはずです。

例えば、そもそも単語の発音が間違っていたり、リズムのとり方が違ったり、単語同士の接続の仕方が違ったりすると思います。

そういった部分については、何度も繰り返し、完璧に真似をできるようになるまで繰り返し練習をしてみてください。

 

(2)シャドーイングに挑戦する

スクリプトを見ながら真似ができるようになったら、シャドーイングに挑戦してみましょう。

スクリプトを見ずに音声だけを流して、音声の1~2秒後くらいに聞こえた音声を発音してみるようにしましょう。

仮に英文を覚えてしまっていても、覚えている英文を声に出すのではなく、あくまで音声に集中して聴こえた音を声に出すようにしてみてください。

 

シャドーイングになった途端に、かなり難易度が上がったように感じる人もいると思います。

シャドーイングも(1)の場合と同様に、できるところと苦手なところがあるはずなので、苦手な部分を何度も繰り返しトレーニングするようにしてみてください。

最終的には、全文完璧に発音できればオッケーです。

 

練習の教材としては、最近の長文読解系の教材には音声がついていることが多いので、長文読解用の教材として用いたあとにシャドーイングの教材としても活用するのが良いと思います。

ほかに、リスニング用のテキストで問題を解いた後に、その音声を用いてシャドーイングをするのも良いと思います。

 

英文の速度についていけない場合

さて、次に英文の速度についていけない場合の練習方法を見ていきましょう。

 

これはほとんどリーディングの力と言えます。なので、そもそも長文読解の力がついていることが大前提です。具体的には、次のような力が前提として必要です。

(1)単語力

(2)英文解釈力(SVOC、修飾関係を把握する力)

(3)速読力(構文を素早く把握し、意味を素早くとる力)

要するに長文を読めるようになっておけ、ということですね(笑)

英文解釈力や速読力の説明はここでは省略しますが、特に共通テストの長文のリスニング問題を解くためには長文読解力ができることが必須なので、長文読解が苦手な人はまずは読解のトレーニングをしましょう。

 

その上で、長文は読めるのだけど、なぜかリスニングになると英文の速度に追いつけないというパターンがあります。

それは、英文を見ながらだと構文の整理ができるのですが、頭の中だけだと構文の整理に時間がかかってしまい、音声の速度に追いつけないという場合です。

 

その場合には、次のようなトレーニングをすることをおすすめします。

(1)自分が聴き取りが苦手だった長文のリスニング問題を1つ選ぶ

(2)スクリプトを見ずに音声を聴いて、自分の理解が追い付かない場所を特定する。

(3)追い付かない場所については、一度スクリプトを見ながら音声の速度で意味をとる。

(4)(3)ができるようになったら、音声だけでもう一度意味を理解しようとする。

最終的には、長文全体を通して意味を完全に理解できるようになったら合格です。

 

このように、リスニングができるようになるためには、英文読解をする力が前提となり、その上で頭の中だけで英文を処理する力が必要になります。

そもそも英文読解が苦手な人は、単語力や構文を把握する力をつけるための勉強をするようにしてください!

 

最後に

さて、リスニングの勉強の仕方は理解できたでしょうか?

ブログを読んで、ふんふんと理解して終わってはいけません。

 

これを読んだみなさんは、まずは英文を聴き取る力がないのか?、音声の速度についていけないのか?、といった形で、リスニングができない原因をまずは分析してみてください!

 

その上で、自分の症状にあわせて、これまで説明したトレーニングを積んでいきましょう。

両方の力がない場合には、もちろん両方のトレーニングを行ってください!

 

それでは、今回はこのあたりで終えようと思います!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 


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