5月末日から6月初旬にかけて武田塾模試を五位堂校にて実施しました。
基本的には3月入塾した生徒でも2ヶ月弱してしか受験勉強をしていませんので、当然ルートもまだ高校入門レベルや日大レベルの初期段階のため、生徒の偏差値が第一回の模試でグーンと上がるなどということは起きえません。
しかし、その中でも明らかに数字が上がったり、昨年とは全然違う手ごたえを感じている生徒がいますので、数名の結果を振り返ってみたいと思います。
Aさん
3月の受験相談時のお悩み
勉強の予定が組めないです
どうしても予定よりペースが遅れてしまい、続きません
参考書を何を使えばいいのか、自分に合っている参考書はどれなのかがわかりません
手を付けるべきものが多く、身につける、よりもさらう、という感じになってしまいました
今年は身についていない知識が多く(数Ⅲ、化学、物理、英語)、過去問題を解く以前の問題になってしまいました
受験前の心理面が不安定になり、直前も勉強が上手くいきませんでした
今年で絶対に良い大学に受かりたいです
悲壮感漂う文面です。
受験相談の時に絶対にこの子を今年は難関大学に合格させるぞ!と誓いました。
センター得点率は44%。
得点率から偏差値を換算すると偏差値も約44です。
第一回武田塾模試の結果
今回は国語 46
数学I 52
数学Ⅱ 53
英語 50
何とたったの2ヶ月弱で平均50に上がっています!
2ヶ月弱で偏差値が6も伸びるのはすごくないですか!!!!!???
本人も昨年とは違い、明らかに解ける手ごたえがあったとのこと。
また、「今受けたらもっと解けると思います!」
と嬉しそうに自信に満ちた明るい表情で答えてくれました!
それから、ポジティブなところも素晴らしいです!
受験学年、特に既卒生でポジティブな性格か、ネガティブな性格かというのは大きな差が出ます。
同じぐらい偏差値が伸びても悲壮感が漂って自分を責める生徒と、「上手くいっている!この調子で頑張り続けるぞ!」という生徒では中盤以降の伸びや学び続ける姿勢が違ってきます。
悲壮感漂い、自分を責める生徒は苦しいです。
戦線離脱してしまうこともあります。
でも、ポジティブな生徒はひたむきに勉強を続けるため、どんどん伸び続けます。
中盤以降のこの差はとても大きいです。
また、Aさんの素晴らしい点はその学ぶ姿勢です。
まず13時から22時まで校舎でびっちり勉強をしています。
おやつタイムも単語帳などを眺めながら時間を無駄にしません。
毎週の確認テストもきっちり仕上げてきます。
五位堂校でも真面目な生徒TOP3に入る真面目さです。
Aさんの今後の課題
英語は基礎力を確かめる問題の得点率が低かったため、単語、文法など基礎の基礎をやり直して点数を上げていく必要があります。
本人もまだ単語が2000語覚えられていないのが得点を伸ばすうえでの課題とはつげんし、単語力向上の課題を認識しています。
7月現在ほぼ2000語が終わりそうな状態です。
単語帳の勉強が2週目に入り、定着してくるともっと問題が解きやすくなることでしょう。
数学1Aは標準的なレベルの問題の得点率が低かったです。
現在地方国公立の問題集をやっていますが、次の模試でも標準問題の点数が伸びていない場合は、基礎問題精講をやり直す必要があります。
B君の結果
4月入塾。既卒生。センターリサーチ結果
英語リーディング偏差値33
英語リスニング偏差値 32
数学1A 偏差値 38
数学2B 偏差値37
物理 偏差値35
6月初旬武田塾模試の結果:
英語リーディング:47
リスニング49
数学1A 43
数学2B 37
物理 39
英語リーディングが2カ月で14も偏差値が上がっています。
このときはまだ入門レベルの参考書しか終えていませんでしたが、入門レベルの参考書でもきちんと仕上げると英語の偏差値が14も上がることを証明してくれました。
数1Aもまだ入門レベルの参考書を終えた段階でしたが、偏差値が2カ月で5伸びています。
入門レベルの参考書でもきちんと仕上げると数学の偏差値が5伸びることを証明してくれました。
B君の感想。
凄い!とほめたたえると、前がひどかったから当然ですとの謙虚なお答え。
この調子で第二回もいい結果を出してください。
特に数学1Aは基礎問題精講をほぼ終えつつありますので、基礎問題、中程度の問題とも高得点を期待します。
英語はまだ日大レベルの構文解釈に入ったところですので、基礎問題の高得点を期待します。