日大レベルの物理は大きく二つに分かれています。
- 日大レベルで終わる人向け
- それ以上やる人向け
物理は、分野ごとに次のレベルまで進めますので分けて書いております。
まず、『日大レベルで終わる人向け』の日大レベルカリキュラムから紹介します。
かかる期間は13週間。
冊数は講義系2冊、問題集2冊の計4冊。
まず、授業代わりの講義系が2冊。
『宇宙一分かりやすい高校物理』シリーズです。
物理が苦手な人にはどんなアプローチが必要かが見やすくまとまっています。
数学が苦手な人にもオススメできる一冊です。
そして、完璧にしたい問題集が2冊あります。
『リードLightノート』の物理基礎と物理。
図を書くところから扱い、例題も演習もあり、一冊でいろんなことができます。
五位堂校講師で現役医学生である筆者も学校で配布されましたが、徹底的にやり込んで基礎力をこのテキストで身に着けました。
物理問題の考え方の基礎固めをするには、非常に良いテキストですね。
13週間は受験生向けの割ときつめのペース配分です。
時間があるなら倍の時間をかけてもよいです。
高1なら、一年間かけてやり込むのも良いです。
次に『日大以上を目指す人』の日大レベルルートを紹介します。
日大・MARCH・地方国公立はセットのような感じです。
かかる期間は20週間です。
参考書の冊数は5冊もしくは6冊。
講義系参考書
『やまぐち健一のわくわく物理探検隊NEO』全2冊
『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』全3冊
どちらか一方を使う!
問題を解くだけでなく、講義系参考書をしっかり読み込み、物理の現象からしっかり理解すること!
ふたつの参考書の違いは…
『やったことある』、『数学が得意』ならわくわく物理探検隊。
『苦手意識がある』、『基礎から』なら面白いほどわかる本。
問題は
『物理のエッセンス』2冊と『良問の風』
こちらは両方ともやってください。
『エッセンス』は解説は詳しめではなく覚えることを詰め込んだ内容。
わからないことは講義系を使い理解してください。
エッセンスは物理の基礎をたたき組むための教科書、問題だけでなく説明をくまなく読み込みましょう!
筆者も、高2の時に3周はした記憶があります!
それぐらい大事です!
『良問の風』は入試問題と同じ大問形式の教材です。
物理は私立国立ともに同じような形式での出題が多いので、これで私立国立ともに対応しよう!
さらに上の大学を目指す人にとっても、標準レベルの問題を完璧に解けるようにする目的で、この問題集はしっかりやり込んだ方がいいと思います!
エッセンスの内容と良問の内容は一分野ずつ切ってやろう!分野ごとに取り組むのが物理の成績upのポイントです!
分野の順番について…
出やすい順(勉強する順)は1.力学→2.電磁気の順!
熱や波動がやはり次に出やすいが、最近は原子も出てくるようになったので要注意!
センター試験などでは原子の問題のほうが簡単なことも多いので、原子ノータッチは禁物です!
参考書の順番にのっとって、波動→熱→原子の順にやっても良い、または志望校で出やすい範囲からやっても良いです。