始める時期によってこんなに違う?3年間の受験計画を考える
みなさんこんにちは!武田塾福井校 校舎長です。
お陰様でたくさんの方々にお問い合わせしていただいております。ありがとうございます。
ところで、お問い合わせしてくれる方の学年は、何年生の方が多いのか?
武田塾福井校のデータより、2020年3月以降で集計してみますと
高校1年生 13%
高校2年生 25%
高校3年生 41%
既卒 21%
ということになりました。
受験学年である高校3年生以上のお問合せが多いことはもちろんですが、非受験学年である高1、高2生の方からもこれだけのお問い合わせをいただいております。
やはり、早めに受験に対しての意識を高めたいということなのでしょうか?
こんなに早く大学受験の塾を探している人がいるの?と思われる方がいるかもしれませんが、実際に高校1年生・2年生のうちから受験勉強を意識して取り組んでおけばとってもラク!しかし、高校3年生から大学受験勉強を始めた場合と、どれくらい差が出るのでしょうか?
そこで、各学年において受験勉強を始めた場合の、勉強計画をシミュレーションし、追ってみることにしました。
各学年時から受験勉強を始めた場合の流れをシミュレーション
それでは、国公立大学の理系学部を受験するとしてシミュレーションしてみることにしましょう。
受験科目:
二次試験で必要な科目 → 英語・数学・物理・化学
共通テストで必要な科目 → 国語・社会・上の4科目
とします。
また、今回のシミュレーションは、高校3年次の2月に入試本番があることから、逆算して年月をさかのぼって記述しています。
そのため、逆向きに書いてありますが、一通り読んだ後にスタート時期から入試本番に向けて戻るように読んでみるとわかりやすいと思います。
高校3年生4月から始めた場合
高校2年生9月から始めた場合
高校1年生9月から始めた場合
上の3パターンに分けてシミュレーションしてみましょう。
執筆した時期が9月ということもあり、高校2年生・1年生は9月からスタートということにします(^^)
まずは前提として、英数物化の4科目は国公立の二次試験でしっかり使いますから、早めの対策が必要です。対して国社の共通テストのみで必要な科目は、早めにスタートするとデメリットが大きいので、最初からスタートしない方が賢明です。
高校3年生4月から始めた場合。
1年間の流れはこのようになると思います。
<高校3年生>
1~2月 志望校の過去問を中心に、二次試験対策。
↑
11月~1月 共通テストの対策(過去問題や対策問題集を中心に)このころには志望校の過去問を少し行うのも可。
↑
8~9月 共通テストのみの科目:国社をスタート
↑
~8月 英数物化の基礎固めを完成させることを目標に。
↑
6~7月 英数のみから始めている人は物化をスタート
↑
4月 英数物化の4科目からスタート。勉強時間に余裕がない人は英数のみでもスタート
☆4月から本格的に受験勉強を始めた場合、国公立2次試験科目である英数物化を同時にスタートしなければなりません。共通テスト科目である国社は夏前後からで間に合うとしても、秋までには過去問演習もしたいところなので、急ピッチで基礎固めをしていくことになりますね。
高校2年生9月から始めた場合
<高校3年生>
1~2月 志望校の過去問を中心に、二次試験対策。
↑
11月~1月 共通テストの対策(過去問題や対策問題集を中心に)
↑
9月~10月 物化は応用問題に入る。
↑
8月 英数は志望校の過去問に入れる。物化は最低限ここまでに、基礎固めを完成させる。
6月ごろから共通テスト科目 国社の対策に入る。
↑
3月 物化をスタート。ここまでに英数の基礎固めを完成させ、応用に入りたい。
↑
<高校2年生>
できれば12月ごろまでには物化をスタート。
↑
9月~ 英数をスタート。勉強習慣を身に付けると同時に、基礎固めをしっかり行っていく。
☆高校3年次スタートに比べて余裕がありますね。高校2年生時から英数をスタートできるのが大きいです。なぜかって?しばらく英数に勉強時間を長く使えるからです。もちろん、高校3年次までに英数の基礎固めがしっかりできていればかなり楽ですね。
高校1年生9月から始めた場合
<高校3年生>
1~2月 志望校の過去問を中心に、二次試験対策。
↑
11月~1月 共通テストの対策(過去問題や対策問題集を中心に)
↑
9月~10月 物化は応用問題に入る。
↑
8月 英数は志望校の過去問に入れる。物化は最低限ここまでに、基礎固めを完成させる。
始めていない人は遅くとも6月ごろから共通テスト科目 国社の対策に入る。
↑
<高校2年生>
3月 ここまでに
早い人は英数は過去問演習に入れる。
物化は基礎固めを完成させ、応用に。
英数物化ともに上記の所まで進められたら、共通テストの科目 国社に入っても良い。
↑
12月 できれば英数の基礎固めは高3範囲まで終わらせたい。
↑
4月 英数の勉強に余裕が出てきたら、物化を始める。遅くとも年内には物化を始められるようにしたい。
↑
<高校1年生>
9月~ 英数をスタート。学校内容についていきながら、勉強習慣を身に付けると同時に、基礎固めをしっかり行っていく。
☆高校1年生からスタートとなると、なんとなんと物化を高校2年生からスタートすることも可能になります!さらに、高校2年生までに英数物化の基礎固め、あわよくば応用まで終わらせると、高校3年生時には過去問演習に取り掛かることができ、さらに共通テスト科目である国社を早めにスタートする余裕ができます。
総括
いかがでしたでしょうか?
ざっくりと流れを書き記しましたが、まとめてみますと
・高校1年生・2年生時に英数をスタートすると、高校3年生になってから応用・過去問演習に入ることができる。それに対して高校3年生から英数基礎固めからスタートをするとなると、物化も始め、国社も早めから始めないといけないから、同時並行が大変。
・勉強習慣をつけるために要する時間も考えなければならない。高校2年生までのうちに付けておくと、高校3年生以降で大きな差をつけることができる。
高校1年生・2年生のうちに“貯金を作っておく”ことが大切ということはお分かりいただけると思いますが、高校3年生時から始める人に対してどれだけの差がつくか、ということは想像できるでしょうか?
逆に言えば、高校3年生から基礎固めをしている人は、どれだけ大変かがわかりますよね。
以前、高校2年生のうちから受験勉強を意識した方がいい!メリットは?でも書きましたが、
早い学年のうちに受験を意識しておくと大きな差がつきますし、逆に言えば高校3年生になってから全てを始めるのは大変!
早く準備するに越したことはありません!ぜひ、どんな些細なことでもいいので、受験について聞きたいことは相談してください(^^)
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