コラム

学校の定期テスト対策はいつから始めるべきか解説します。

2019年04月01日(月)

受験生の皆さんは毎日多くの時間を費やして受験勉強に励んでいるかと思いますが、そんな受験生にも学校の定期テストがあります。定期テストは直接的に大学受験の合否には関わりませんが、テスト勉強のために普段の受験勉強の時間を当てなければならないため、勉強スケジュールを上手く立てられないという生徒さんもいるのではないのでしょうか。

そこで武田塾の先生方と一緒にいつからテスト勉強を始めるべきかなど定期テストに関する問題や対策ついて考えていきましょう。

受験生と定期テスト

武田塾チャンネル詳細動画①はこちら

受験生ならば受験勉強だけに力を入れたいところですが、学校に通っている以上定期試験もしっかりと受けなければなりません。特に本格的に受験シーズンに突入する高校3年生にとっては受験勉強とテスト勉強にバランスよく時間を当てる必要がある場合もあります。

特にAO入試や指定校推薦を狙っているのであれば、定期テストの点数も含め学校の成績が重要視されるため手を抜くことができずしっかりと点数を取る必要があります。受験生はどのようにして定期テストに向き合い対策を取ればよいのでしょうか。

定期テストに関する問題と対策

それでは実際に武田塾チャンネルに寄せられた生徒さんからの悩みを元に、武田塾の先生方と一緒に定期テストに関する問題について考えていきましょう。

定期テストのせいで受験勉強が止まってしまう・・・

日頃からしっかりと計画を立てて受験勉強している場合、定期テストが近づくと計画通りに進めることが難しくなってしまうと思います。対策としては、定期テストの勉強をする際に同時に受験勉強にも直結する勉強方法で行うことです。一般的に定期テストに出題される問題は普段の授業の際に取っている板書や教科書の重要箇所など、比較的短期的な記憶でカバーできるものとなります。

しかし、せっかく勉強するのであればすぐに忘れてしまう短期記憶ではなく、受験に活かすことができる長期記憶を身につけるための勉強をしましょう。具体的には、日頃から学校の教科書ではなく受験勉強の際に使っている参考書で勉強します。毎日しっかりと勉強をしているのであれば既にテスト範囲を学習済みの方もいると思いますが、テスト日が近づいたら復習も兼ねてその範囲を繰り返しテストに臨むことができれば、勉強時間を無駄にする必要はありません。

受験で使わない科目の勉強は?

学校の定期試験の科目の中には受験で使わない科目もあると思います。特に文系志望の生徒さんにとっては理系科目は不必要であるため、勉強時間が無駄になってしまいます。

また、国立や医学部受験をされる生徒さんにとっては、小論文や志望校別の試験形式に慣れるための対策をする必要があるため、定期試験にだけ多くの時間は掛けられません。つまり、志望校や志望する学部によってそれぞれ置かれている立場が違うため難しいと思います。しかし、最低限赤点を免れるぐらいの点数をどの科目でも取る必要があるのであれば、それぞれ自分のレベルにあった参考書で定期テストの勉強を行ない要点を押さえましょう。

一夜漬けでなんとかなる暗記系のテストであれば特に問題はありませんが、大学受験では使わないけれど定期テストの科目であり、なおかつ苦手科目であれば自分のレベルにあった参考書を使うことで効率よく要点を抑えることができます。一般受験をするのであれば、それほど試験の点数は関係ないため、最低限赤点を取らないために要点だけを押さえバランスよく勉強しましょう。

受験勉強と定期テスト、結局どっちが大事?

とは言っても、それぞれ生徒さんが置かれている状況が違い先生や保護者からのプレッシャーによって受験勉強と定期テストの勉強をバランスよくできないという生徒さんも少なくないでしょう。

しかし、だからといって両方共中途半端にしてしまうのは絶対NGです。そのため、時には自分自身でしっかりと覚悟を決めなければならない場合もあります。

武田塾的意見としては、「赤点は取らない」「補修にならない」ことが前提ですが、覚悟を決めるのであれば定期テストの期間中は完全にテスト勉強をストップし受験勉強だけに集中するというのも一つの取るべき手段となります。いつまでもどちらに重きをおいていいのか悩んでいると結局両方共勉強がおろそかになってしまい結果を残すことはできません。そのため、定期テストの期間中でもテスト勉強は一切せずに通常通り受験勉強を進めることも選択肢の一つとなります。

定期テストの勉強はいつから始めるべき?

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以上の3つが受験生が直面しがちな定期テストに関する問題と対策になります。これらのことを踏まえた上で、定期テストの勉強を始める時期やスケジュールの立て方について一緒に考えていきましょう。

それぞれの目標に合ったスケジュールを立てよう

定期テストの勉強のスケジュールを立てる際には、しっかりと自分の目標を考慮する必要があります。指定校推薦やAO入試を利用するのであれば、定期テストの点数や成績が重要になるため、1〜2週間程度の時間を勉強時間として確保する必要があります。

一方で一般試験を利用するため赤点さえ取らなければ大丈夫な場合は2〜3日前、もしくは一夜漬けでも間に合うかもしれません。先程も述べたように、受験生が一番やってはいけないことは、定期テスト、入試の勉強に関してどちらに重きを置くべきかいつまでも悩んでいることです。

最終的には志望校に合格することが目的であるため、それを達成するためにはどのような勉強をするべきか、どの選択をするべきかしっかりと考え覚悟を決めることが重要となります。

学校の定期テスト対策はいつから始めるべき?まとめ

今回は受験生の定期テストに関する問題とその対策について紹介しました。生徒さんによって志望校や置かれている状況が異なるため、学校の定期テストに関してはそれぞれ自分の状況を考慮して対処する必要があります。

定期テストでしっかりと点数を取る必要があるのであれば、しっかりと時間をかけテスト勉強を行ない、必要がない場合は赤点を取らない程度の勉強、もしくは覚悟を決めて受験勉強だけに集中することも一つの選択肢となります。以上で紹介したことを是非参考にし、最後まで諦めずに頑張ってください。

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