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【何が変わる?】2025年度からの大学入試共通テスト

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武田塾米子校です!

 

2022年4月高校1年生から学習指導要領が新しくなり、新課程になりました。

それに伴い、2025年度の大学入学共通テストから新課程に対応した入試となり、教科・科目の再編など変更があります。

そこで今回は、2025年度からの大学入試共通テストの変更点についてお伝えしていきます。

新学習指導要領とは

学習指導要領は、その時代の変化に合わせて概ね10年ずつ改訂されています。

これからの社会を生き抜く上で求められる次の3つの柱をバランスよく育む事を目指しています。

① 社会や生活で生きて働く「知識・技能
② 未知の状況にも対応できる

思考力・判断力・表現力
③ 学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性

 

新しい科目「情報」

最も大きな変化としてあげられるのが、新教科として導入される「情報」という科目です。

これまでは5教科7科目でしたが「情報I」の追加により、6教科8科目となります。

プログラム技術の基礎に関する科目で、試験時間60分、配点は100点です。

 

大学入試センターのホームページに試作問題他、詳細な情報が掲載されていますので、チェックしてみてください。

 

国語の試験時間の延長

国語は試験時間が増えます。現行のものは80分で実施されていますが、

2025年度からの共通テストは10分増えて90となる予定です。

時間を長くする理由として、「多様な文章を提示するため」といった旨が文部科学省の資料に記載されている他、再編の結果、日本の言語文化への理解が求められる科目「言語文化」が必履修科目となった為、これまでよりも長い文が出題されることが予想されます。

より長い間集中力を保つ必要があるため、本番へ向け訓練が必要ですね。

 

社会の科目分類変更

現在の地歴公民は以下の6教科に再編されます。

①歴史総合、日本史探究

②歴史総合、世界史探究

③地理総合、地理探究

④地理総合、歴史総合、公共(2科目を選択)

⑤公共、倫理

⑥公共、政治経済

 

この中から、最大で2科目選択ができるようになります。

まず必須科目が「歴史総合」「地理総合」「公共」の3種類で、

これらに選択科目である「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」「倫理」「政治経済」の5種類を組み合わせる形になります。

 

同じ「公共」である「公共、倫理」と「公共、政治経済」の2教科を選択することはできませんので、注意が必要です。

公共のうちどちらかを取った場合は、公共以外の科目「歴史総合」の2科目か「地理総合」の2科目のうちどれか1つを選択することになります。 

これまでは日本史と世界史は明確に線が引かれていましたが、新課程では「歴史総合」となり、日本史を選択していても世界史が問われ、世界史を選択していても日本史が問われます。より広い知識が必要です。

 

数学は科目変更+数学②の試験時間延長

数学は、数学①が「数学Ⅰ、数学A」「数学Ⅰ」であることは変わりませんが、

数学②がまとめられて「数学Ⅱ、数学B、数学C」になります。

 

数学①では「数学Ⅰ、数学A」と「数学Ⅰ」のいずれかを選択します。
数学②では、「数学Ⅱ、数学B、数学C」の出題範囲のうち、「数学B」の「数列、統計的な推測」および「数学C」の「ベクトル、平面上の曲線と複素数平面」から、計3項目を選択して解答します。

試験時間は、数学②の試験時間が60分から70分に変更され、数学①②ともに70分になります。数学②の試験時間の変更になった理由は、出題範囲が「数学Ⅱ」、「数学B」及び「数学C」となり、選択解答する項目数が2から3へ増加するためとなっています。

 

既卒生向けの対応は?

2023年度の高校3年生、及び既卒生は、経過措置として「現行の共通テスト出題教科・科目を経過措置科目(旧○○)として選択可能」なので、基本的に新課程の学習していない内容を受験する必要はありません。

新教育課程の「情報I」に関しては、「旧情報」として別科目が設置され、旧課程「社会と情報」「情報の科学」の共通部分に対応した必答問題と、「社会と情報」「情報の科学」それぞれに対応した選択問題が出題されます。

新課程科目と経過措置科目どちらも選べるので、新旧両課程の教科を混ぜて受験できますが、地理歴史、公民で2科目受験する場合、「歴史総合,世界史探究」と「旧日本史B」のように新旧を組み合わせて選択、受験することはできないので気を付けましょう。

また、試験時間では、「数学ⅡB」は70分に、「国語(現代文110点古文・漢文90点、90分)」に変更されるので、"数学・国語では平均点が上昇するかも…。"ということは頭に入れておきましょう。

一方、英語は経過措置がないので、既卒生は新傾向に対応するべく、読解速度を上げてライティングをより意識した新傾向の問題構成への対応が必要です。

また「国語(現代文110点古文・漢文90点、90分)」でも、今までのペース配分では現代文で点を稼ぐことができなくなるため、古文と漢文を得点源へと昇華すべく正答速度・正答精度の向上が必要になりますね。

 

受験生を支える皆様へ

上記のように形式だけでも、これまでの共通テストから大幅に変わっています。これまで先輩達が受験していたセンター試験の時代とは別物になっていることが分かりますね。

さらに問題の中身も、知識の習得を求めていたセンター試験とは大きく異なっています。そのため保護者の皆さん他、受験生を支える皆様は自身の受験時代の経験や固定観念は忘れてもらって、今後の受験の制度や対策方法の情報を新たに収集することが新課程入試を知る上での大きな一歩になります。

今回のような「新課程入試元年」は情報力が「勝利の鍵」になります。受験生だけでなく、陰ながら支える皆さんの力が受験の結果を左右するという意識が「受験生を合格へと導く勇気になる!」と覚えて貰えればと思います。

 

まとめ

今回は、2025年度からの大学入試共通テストの変更点について紹介しました。

繰り返しになりますが、2025年度からの大学入試共通テストの戦いは「情報力が「勝利の鍵」」になります。

しかし「言うは易く行うは難し」というように、そうした情報力を養うのは正直難しいと思います。

その場合は、武田塾の受験相談を使ってください。

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