はじめに
皆さんこんにちは、武田塾山口校です！
夏休みも終わりに近づき、”受験勉強の秋”に差しかかってきました。
今年はとても暑いので、涼しくなるごとに増していく緊張感を感じられるのも遅くなりますね。
ですのでこのブログから秋らしさ全開でやっていきましょう！
武田塾山口校の合格実績を一部ご紹介！
リスニングを今日からやりましょう！
この季節になると、英語のリーディングは基礎がほぼ完成し、長文読解に力を入れているという人が多いのではないでしょうか。
長文読解で出てきた、”分からない””忘れている”というところ（間違えた所）は、
単語・文法・熟語・構文解釈などの中でどこが抜けているのかを自分で確かめ、再度インプットしていきましょう。
それに比べ、リスニングはどうでしょう。進んでいるでしょうか？
皆さんご存じの通り共通テストではリーディング、リスニングともに100点ずつとなっております。
リスニングは急にやったり、集中的にやっても簡単に伸びるものではないため、
毎日少しづつ、今日からスタートしてみませんか？
なぜリスニングは難しい？
リスニングを自分で勉強し、成績を上げていくのは多くの学生が苦戦するところだと思います。
ここではリスニング力を上げるのが難しい理由、対策をお伝えします！
理由① 英語を聞くことに慣れていない
受験においては、付属のCDなどで英語を聞きながら勉強したり、英会話教室に通って英語を勉強するよりも、テキストを暗記したり、問題集を解いたりする方が成績は上がりやすいですよね。共通テストのリーディングには発音やアクセントがなくなったこともあり、リーディングのためにリスニングを使うということをしている人は少ないのかもしれません。
理由② 量より質
勉強は基本的にある程度までは量が大切です。休日10時間勉強することに慣れてきてやっと質を意識し始めることが必要になってきます。また、時間（量）がどうしても取れない、、という場合は勉強の中で優先順位をつける、集中力を上げたり、効率のいいやり方を模索したり、という質での戦いになってきますよね。
ずばり！ リスニング力を上げるには量より質です。
よく、海外ドラマや洋画などでリスニング力をアップ！という勉強法があります。確かに間違っていませんが、この勉強法はとても時間が掛かります。（楽しいですが）
自分の聞き取れる速さよりも速いものを延々と流すのはとても効率が悪いのです。というのも、赤ちゃんは母国語をきちんと聞き取れたり、喋ったりするまでに何年もかけるのです。
それよりも1日15-30分を毎日繰り返し、リスニング力を上げていく方法を試しましょう！！
リスニングの勉強法・意識するポイント
勉強法
〇dictation
dictation（ディクテーション）とは聞き取った音声をそのまま書いてみることです。
dictation は、皆さんもたくさん聞いたことがあるshadowingとはまた違う良さがあります。
それは、自分が聞き取れるものと聞き取れなかったものを可視化できることです。ネイティブの発音では抑揚がついて読まれるので、TheやAなどが全く聞こえないことがあります。また、リンキング（つなげて読むこと）によって単語が前後の単語に吸収され何を言っているのか全く分からないことがあります。自分の苦手なところが書くことによってはっきり分かることで復習しやすくなるのもdictationのメリットです！
○shadowing
多くの人がリスニングを上げるためにshadowing（シャドーイング）を行っていると思います。しかし、シャドーイングをしている際、「無理だ！何も見ずに、聞くだけじゃなくて喋るなんて！ I QUIT!!!!! 」なんてなったことはありませんか？
それは、最初からシャドーイングの最終段階でやっているからです。毎日段階を踏んでシャドーイングをすれば、最終的には何も見ずにシャドーイングをすることができます。
シャドーイングの方法
①音声を聞く・・・まずは、何も見ずに音声だけをゆっくりじっくり聞きましょう。この際に、出来るだけ内容を理解するように聴きましょう。また、シャドーイングはコピーでもあります。発音やアクセント、つなげて読むリンキングも意識しながら聞き取ることが大切です。
②スクリプトを確認しながら・・・次に読まれた英文を確認しながら聞いてみましょう。何を言っているか聞き取れなかったところが分かるはずです。この際に、なぜ聞き取れなかったのかを確認しましょう。単語なのか、繋げて読まれていて分からなかったのか、いろいろと見えてきます。
③難しかった所は止めて何回も聞く・・・リスニングをする以前に、文自体の文法や熟語など文構成が理解できていなければ、次も聞き取って理解することはできません。
④スクリプトを見ながら音声に付いて読む・・・次は、シャドーイングをしていく段階です。まだ原稿は見ながら行いましょう。この際についていけない場合は口パクや読めそうなところだけついていくこともOKです。この段階は時間が掛かるともいますが、リスニングの勉強は量をこなす必要は無いので焦らずにできるようになるまで取り組みましょう！
⑤何も見ずに音声に付いて読む・・・最後は何も見ずについて読んでいきましょう。
シャドーイングにはリスニング力向上だけでなく、スピーキングや文法・単語の勉強にもなります。ぜひ、今日からこのやり方で取り組みましょう。
○精聴・・・精聴とは、１つが完璧になるまでじっくり聞くことです。上でも述べたように、リスニングは量をやるものではありません。1つの音声を「単語・文法・内容理解・発音・アクセント」などが完璧になるまで聞き込むことが大切なのです。これをしっかり意識してディクテーションやシャドーイングに取り組みましょう。
参考書
続いて、リスニング対策用参考書を場面を分けて紹介していきます。
まず、リスニングが本当に苦手なんだ！という人はこの参考書から始めてみましょう！
１回15分で終わるため、継続しやすいテキストです。
共通テストに向けて本腰を入れて頑張ろうという人は”1か月で攻略シリーズ”がおすすめです。
聞くこと、解くことの両方がしっかりできるテキストです！
また、こちらのテキストも共通テスト対策にもってこいです！このテキストでは、基礎からリスニングのコツややり方を解説してくれています。
また、普段皆さんが使っている長文読解のテキストもリスニング力向上に使用することができます。
CDがついている場合はシャドーイングを、付いていない場合は、発音やリンキング、文構成を意識して音読しましょう。
リスニング対策を行う際、1～2ヶ月で耳を慣らし、1か月で完成させるという計画で3ヶ月くらいを見込んで対策するのがおすすめです！
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます！
もうそろそろリスニング対策を始める皆さん、1日に15～30分を毎日コツコツと積み重ねていきましょう！また、上でもお伝えした通り、リスニングは量よりも質が大切です。精読を繰り返し、分かるようになるまで繰り返しましょう！
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