こんにちは!
武田塾宇治校です!
部活動をしていた人にとっては引退をして、
いよいよ本格的な受験勉強を始めるという人も多いと思います。
また、部活動と受験勉強との両立が上手くできるかどうか不安に思っている、
人も多いのではないでしょうか。
今回は今から勉強を始める人向けの内容です!
クラブ引退後の勉強の取り組み方
コロナウイルス感染拡大により満足にクラブ活動ができなかった人も多いと思います。
思い描いていた通りの引退ができなかった人も多くいるでしょう。
終わり方が納得いかないものだったとしても、
今まで努力してきたことに変わりはありません。
その経験は今後の人生に大きく役に立つはずです!
さてクラブ活動を引退すれば本格的な受験モードに切り替えなければなりません。
これから勉強を始める人に向けて、勉強の始め方をアドバイスします!
生活リズムを崩さない
引退した後は少しぐらいゆっくりしようという気持ちがあると思います。
ですがそう悠長に構えている時間はありません。
すぐにでも受験勉強を始めなければ間に合うものも間に合わなくなってしまいます。
クラブ活動から受験勉強にスムーズに移行するには、
生活リズムを崩さないことが何よりも大事です。
クラブ活動に使っていた時間をそのまま勉強の時間に充てればいいのです。
まずは今までクラブに使っていた時間と同じ時間勉強する、
そして勉強に慣れてきたら少しずつ勉強する時間を増やしていけば十分に巻き返すことはできるはずです。
長時間勉強するコツは以前のブログを参考にしてください!
計画を立てる
これから入試当日までは時間が限られています。
やみくもに勉強しても長く続きません!
まずは自分に何が足りないのか、何を勉強しなければいけないのか、
志望校に合格するには何が必要なのかを考えてからスタートしましょう!
入試日から逆算してどの参考書をどのペースで終わらせたら間に合うのかなど、
具体的な目標を立てることも効果的です!
基礎を疎かにしない
時間がないと焦って演習問題、実践問題、過去問などを解いていても知識が身についているとは言えません。
何度も解いていればその問題はできるようになるかもしれませんが、
初見問題ができるようになっているとは到底思えません。
なので時間が限られていたとしても基礎の部分をしっかりとこなしてから実践問題、過去問へと移行しましょう。
例えば英語の場合、今まで授業しか受けていない状態で、いきなり長文は読めますか?
恐らく読めないと思います。
長文を読むためには単語→熟語・文法→構文解釈の順に進んで初めて長文を読むスタートラインに立てるのです。
試合のルールがわからない状態で試合ができますか?
試合に出る前に必ずルールは勉強すると思います。
必ず物事には順序があります!
それはどの科目の勉強にも当てはまります。
なので時間が限られていたとしても基礎を疎かにせず、
焦らずに基礎の部分から固めていきましょう!
基礎とは
ところで皆さん。基礎とは何でしょうか。
どうすれば基礎が身につくのでしょうか。
これは多くの受験生の悩みでもあると思います。
大阪大学名誉教授 加地伸行先生は漢文法の入門書である『漢文法基礎』のなかで
このように述べておられます。
初歩と基礎との違いを説明しておこう。
例えば、入試に落ち浪人生活を始めると、きまって基礎から始める、と言う。
そこまではいい。そのあとがいけない。
基礎から始めると称してヒッパリ出してくるのは、判で押したようにきまって初歩的テキスト。
本を開ける。書いてある。I am a boy. なんだヤサシイノ、私は少年である。
よしわかる。次のページをめくる。I have a book. これもヤサシイ!
私は一冊の本を持っている。よくわかるじゃない?......といった調子で勉強するにちがいない。
そして基礎の勉強をしていると思いこんでいる。
こういう気の毒な受験生が多いんだ。
初歩的なことがわかるということを、基礎ができたものと、勘違いするのだ。
いいかい、初歩的知識というのは、単なる事実としての知識にすぎないんだ。
それはそれだけのことであって、その初歩的知識には広がりというものがない。
つまり応用がきかない、ということなんだ。いや応用がきかないというだけではない。
ただ漠然とさまざまな知識がつめこまれるだけであって、体系的でない。
個々のことは知っていても、全体としての見とおしがきかない。つまり、整理ということができていない。
だから、初歩的知識に対して底の浅い気休めの時間つぶしのような反復練習をいくら行っても、実力などつくはずがない。
(中略)
つまりその本質を反省することなのである。
初歩的知識を確認したり、初歩的知識を覚える、といったことではなく、
その初歩的知識を材料にして、それのもっている本質を根本的に反省するということなのだ。
I am a boy.という文ひとつを見ても、その文の構造を徹底的に反省し、
その第二文型というものの持っている意味を根本的に反省するということ、これが基礎の勉強なのである。
初歩的な知識を考えながら整理してしていくことが基礎だということですね。
初歩的な知識が分かったからといって基礎が出来ているとは言えないというのは、
常に頭の中に入れておかなければなりませんね。
モチベーションを上げる
手っ取り早く勉強のモチベーションを上げるには、
今までやってきたことが間違っていないか確認することです。
いままで全く歯が立たなかったような問題が、
勉強を重ねたことによってできるようになっていたらうれしいはずです!
この方法で間違っていないと思えるはずです!
本当に身についているのか不安だなと思ったら、
今までやってきた範囲の実践問題や演習問題、志望校の過去問などを使って確かめてみましょう!!
基礎ができていないうちに過去問などをやるのはダメですが、
基礎ができた後に実践に移ることはなにも問題ありません!
ここで気にしてほしいところは、
問題を解ける解けないではなくて、自分には何が足りていないのかを計るということです。
もちろん解けなければあれだけ勉強したのに…と落ち込んでしまうかもしれませんが、
解けないところがわかったらそこを重点的に参考書に戻ってやり直せばいいのです。
自分の実力がどの程度なのか計るだけでなく、
何が足りていないのかも同時に確認することが目的です!
こうして次に何をすればいいか明確になれば、
モチベーションもおのずと上がっていくはずです!!
意識してみてください!!
まとめ
高校3年生の部活動を引退した皆さん、お疲れ様でした!
受験勉強にいきなり入るのは気持ちの切り替えもしないといけないので大変だと思います。
ですが入試は待ってくれません!
これから勉強を始める皆さんの参考に少しでもなればいいなと思っています!!
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「勉強のやり方がわからない……」
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