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【世界史の勉強法】ロシア帝国(ロマノフ朝)について徹底解説!

こんにちは、武田塾下曽根校です。

今回はロシア帝国の発展について解説をしていきたいと思います。

 

昨今の世界情勢を考えると、ロシア帝国に関する設問が出題されてもおかしくありません。

この記事を参考に、しっかりと理解を深めていきましょう!

 

 

地図

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ロシアの領土が、東西両方で広がっています。

それぞれ区別して、出来事や背景をセットにして覚えましょう。

 

東側

ネルチンスク条約で、シベリア東部の国境を画定

→アルグン川とスタノヴォイ山脈(外興安嶺)を清朝との境とした

 

・北米のアラスカを領有

→ベーリング海を越え、アメリカ大陸に到達

現在はロシア領ではない

 

西側

北部

・バルト海に侵出

→近くに新首都・ペテルブルクを建設

 

南部

アゾフ海に侵出

→のちに、クリミア半島を領有

 

タテの軸

成立→ステンカ=ラージンの反乱→ピョートル1世→エカテリーナ2世という流れで考えましょう。

 

ロマノフ朝の成立

モスクワ大公のイヴァン4世の血筋は、17世紀に途絶えます。

その後、身分制全国会議でミハイル=ロマノフがツァーリに選出されました。

 

これによりロシア帝国(ロマノフ朝)が成立します。

【世界史の勉強法】ロシアの成立とスラヴ人について徹底解説します!下曽根校・ブログ

 

ステンカ=ラージンの反乱

1670年、ロマノフ朝の圧政に対し、農民反乱が発生しました。

これを指導したのが、コサックの首領・ステンカ=ラージンです。

 

ピョートル1世

即位と領土の確定

1682年、ピョートル1世がロマノフ朝の5代目ツァーリとして即位します。

彼はロシアにおける絶対主義を確立した人物ですので、覚えておきましょう。

 

1689年には、シベリア東部における清朝との国境をネルチンスク条約で画定します。

またオスマン帝国から、黒海北東部の内海・アゾフ海を獲得しました。

 

北方戦争

1700年には、バルト海の覇権を巡り、スウェーデンとの間に北方戦争が起きます。

北方戦争はロシアの劣勢で進みました。

 

そこでピョートル1世は、士気を高める為に最前基地に首都を建設します。

それがペテルブルクです。

 

ベーリングの探検

ピョートル1世は、デンマーク出身のベーリングに、シベリア東海岸の探検を命じました。

ベーリングは北米の探検も行います。

これによって、アラスカがロシア帝国の領土になったことも重要です。

 

エカテリーナ2世

啓蒙専制君主・エカテリーナ2世

エカテリーナ2世は、ロシアを代表する啓蒙専制君主でした。

フランス語にも堪能で、啓蒙思想家のヴォルテールと書簡を交わしています。

そのため、彼の思想に大きく影響を受けていました。

 

しかし1773年から、プガチョフの農民反乱が発生。

これを鎮圧したエカテリーナ2世は、啓蒙から反動することになります。

また彼女がオスマン帝国から、クリミア半島を獲得した点も重要です。

 

ポーランド分割

16世紀後半、ポーランドにおいてヤゲヴォ朝が断絶。

その後は選挙王制が行われていました。

しかしエカテリーナ2世が、プロイセンやオーストリアと共に、第1回ポーランド分割を行います。

 

ラクスマンと日本

1792年、ロシアの軍人・ラクスマンが根室に派遣されています。

日本人漂流民を送還すると同時に、通商を求めました。

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ヨコの軸

当時のロシア帝国のライバルは、スウェーデンオスマン帝国です。

前述したように、清朝と国境を画定したことも重要ですね。

またポーランド分割についても、しっかり把握しておきましょう。

 

スウェーデン

1700年に、バルト海の覇権を巡って、ロシアとスウェーデンとの間に北方戦争が勃発。

北方戦争の開戦時のスウェーデン王・カール12世の名前も覚えておきましょう。

当時のスウェーデンは、フィンランドやバルト海沿岸を領有する強国でした。

 

オスマン帝国

オスマン帝国も当時の強国です。

ピョートル1世の治世に、オスマン帝国からアゾフ海を獲得したことは重要です。

エカテリーナ2世の治世には、クリミア半島も獲得しました。

 

ロシア帝国とオスマン帝国は、この時代から何度も戦うことになります(露土戦争)

その度に国際社会に大きな影響を与えているため、しっかりと理解を深めましょう。

 

ロシアと中国は今も隣国ですが、領土が接するのはこの時期です。

ネルチンスク条約が結ばれた頃、清朝は康熙帝の時代でした。

【世界史・中国の王朝】清について解説します!その①下曽根校・ブログ

 

ポーランド

ポーランドの歴史

ロシアもポーランドもスラヴ人の国です。

しかし、また異なる歴史を歩んでいます。

 

ポーランド人は、10世紀にポーランド王国を建て、まもなくカトリックを受容。

14世紀には、リトアニア=ポーランド王国(ヤゲウォ朝)という同君連合を成立させます。

 

しかし16世紀後半、ヤゲヴォ朝が断絶

その後ポーランドでは、選挙王制が行われるようになります。

 

ポーランド分割

エカテリーナ2世は、第1回ポーランド分割を行います。

プロイセンのフリードリヒ2世、オーストリアのヨーゼフ2世と共に行いました。

これはロシア帝国の実力が、ヨーロッパの大国と肩を並べるまでになったことを意味します。

 

第2回ポーランド分割では、ポーランドの愛国者・コシューシコが分割反対闘争を指導

しかし第3回ポーランド分割によって、ポーランドは滅亡します。

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語句の覚え方

まとまりで覚える

柱となる国の名前、首都、国の成立、有力な皇帝、文化などを整理しましょう。

一つのまとまりをセットで覚える習慣が大切です。

 

・王朝…ロマノフ朝

・首都…モスクワ→ペテルブルク(1712年~)

・創始者…ミハイル=ロマノフ

・有力な皇帝…ピョートル1世、エカテリーナ2世など

・文化…絶対王政、ベーリングの探検など

 

意味で覚える

●ペテルブルク

・「ペテル」は、キリスト教の聖人ペテロが由来

→ロシア語にすると、「ピョートル」となる

・「ブルク」は、ドイツ語で街

・まとめると、「ペテロ(ピョートル)の街」という意味

 

●ベーリング

・ピョートル1世に探検を命じられた、デンマーク出身の探検家

・北米の探検を行い、ロシア帝国のアラスカ領有に繋がった

・ユーラシア大陸とアラスカの間にあるベーリング海峡の由来となった人物

 

まとめ

この時期にロシア帝国が拡大したことは、後の歴史に大きく影響を与えています。

国際関係地図(位置関係)などをもとに、区別をしっかりつけて覚えましょう。

 

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突然ですが、質問です。

志望校に合格するための条件は何でしょうか?

答えは「入試問題で合格最低点以上の得点を取る」ことです。

すなわち、入試当日に「入試問題が解ける状態」になっていることが必要です。

 

ではここで、共通テスト英語の問題を解いてみてください。

スクリーンショット 2023-06-02 152022

<引用:独立行政法人 大学入試センター https://www.dnc.ac.jp/>

 

もし今これが解けない状態であれば、入試当日までに何をする必要がありますか?

「単語の意味を覚える」「文法を覚える」「速読力をつける」

こうしたことが必要ですよね。

 

単語の意味を覚えるにはどうすれば良いでしょう?単語帳で意味を隠しながら何度も反復しますよね。

文法の暗記も速読力の強化も同様です。自分で問題を解いていかなければなりません。

これらはすべて、授業ではなく「参考書学習」で行っている事に気が付いたでしょうか?

 

学校で全く同じ授業を受けているのに、なぜ「伸びる生徒」と「伸びない生徒」が生まれるのでしょうか?

それは、自宅で「参考書学習をしているかどうか」の違いだけなのです。

授業はあくまで「理解」に過ぎず、その内容を「暗記=インプット」し、「演習=アウトプット」することで初めてテストで問題を解けるようになるのです。

図1

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