【なんとなくで絶対に選ばないで！】商学・経済・経営の違い

こんにちは、武田塾王子校講師の木村です。

2021年5月より講師として働かせて頂いております。

武田塾王子校の自習室では多くの高校受験生・大学受験生が

一生懸命に自学自習をする様子が見受けられます！

このブログをご覧になっている受験生の皆様も

最後まで諦めずに志望校合格を目指してください！

私のブログでは、特に旧帝国大学や早慶を始めとする

最難関国立・私立と言われる大学の紹介や

共通テスト・国公立大学２次試験対策法、

５教科７科目の定期試験対策勉強法を取り扱う予定です！

さて今回は、

経済系３学部（商学部・経済学部・経営学部）の

どの学部をどういう理由で選ぶかという話題

に関して、情報発信をしていきたいと思います！

大学受験を約半年後に控えた高校３年生の皆さんや

着々と力を付けている浪人生の皆さんの進路選択にとって

有意義な情報を共有しますので、是非最後までご覧ください！

商学・経済・経営の違い

商学部で学べること

筆者が所属している早稲田大学商学部の出版物である、

「商学入門」には商学という学問を以下のように定義しています。

『ビジネスと経済の融合領域であり、

ヒト・モノ・カネ・情報等の諸資源の配分に関する機能や制度を

国内および国際的観点から考察し、理論的かつ実証的な研究を行う』

簡単に言い換えるのならば、

教科書や参考書的な学習である経済の理論・歴史・政策を

知識としてインプットしていく学問というよりは、

ビジネス社会の中心である「企業」に関する具体的かつ実践的な諸問題を

分析・解明としてアウトプットしていく学問という感じです。

早稲田大学商学部の授業の例

例えば筆者が商学部１年生のときに履修した、

「経営学」という授業では、

”PlayStation 5”やワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットの

”WF-1000XM4”で有名な『ソニーグループ株式会社』が何故

「アジアのトップ 1000ブランド（Asia’s Top 1000 Brands）」において、

『サムスン電子』に敗北を喫してしまったのかを

組織構造の変革の観点から述べることというような

詰め込み学習の理論的な考え方では解答が出すことが出来ないような

難題が課されました。

商学部の主な学習内容としては、

日本経済を根幹から支えている経済活動の基本的な単位である「企業」の活動を中心に学びます。

しかしながら、「企業」と言っても細々で経済活動を行っている

零細企業から日本国のみならず世界規模で大きな影響を持っている

大企業まで枚挙にいとまがありません。

早稲田大学商学部特有の学部学科制度

そこで早稲田大学商学部では、受験時・入学時の

学科組織が存在せず、商学部１年生・２年生と

幅広い分野の商学を学習する中で特に興味を持った

専門研究に商学部３年生次から配属されます。

これを早稲田大学商学部の「トラック制」と言います。

「経営」...現実の経営を理解し、

説明するための理論や分析用具を様々な視点から提供します。

具体的には、経営学、経営組織、経営戦略、経営史、企業と社会などについて学びます。

「会計」...企業の経済活動を記録、計算し、

経営活動の結果を外部に報告する分野である財務会計と、

会計データを企業の経営管理に活用する分野である管理会計を中心に学びます。

「マーケティング・国際ビジネス」...市場メカニズムを通じた

製品やサービスの創造と供給、

そしてそれを可能にするさまざまな諸資源の流通と交換に関わる

理論、機能、制度、手続きなどについてグローバルな視点から考察します。

「金融・保険」...金融分野では、

金融の基本的な仕組みと機能を理解した上に、

企業金融、ポートフォリオ理論、国際金融等を学び、

保険分野では、家計および企業のリスク処理の体系、

保険企業の機能・役割を中心に考察します。

「経済」...企業や家計など個別の経済主体の行動や

全般的な経済環境の動向を理解するためのツールとして、

経済学の基礎的な理論と定量分析の手法を学び、

それらを用いてビジネスの諸問題を分析します。

「産業」...経済及び産業社会の実態を理解するため、

様々な視点を提供します。

具体的には、経済史を前提とした歴史に関する科目のほか、

経済政策、日本経済論、中小企業論、財政学、労働経済論などについて学びます。

出典：早稲田大学 商学部　ＨＰ

（https://www.waseda.jp/fcom/soc/about/curriculum）

私が所属しているトラックとゼミ

筆者である私も例によって、

学部１-２年生で商学の基礎となる知識を幅広く学び、

それぞれの分野を学んでいくうちに、

自分が「金融・保険」に興味を抱いていることに気づきました。

余談ですが、自分自身が元々海外が好きで、

海外旅行・海外留学含めて計６か国を回っています。

将来も大企業の海外支部に派遣されたいなという希望があり、

海外とのかかわりを強く持っている業界に就職したいと考えました。

その際に、保険業界であれば、再保険市場と言って、

海外の保険会社と日本の保険会社で共同運営している

保険商品がありました。

次回以降のブログでも早稲田大学商学部で学習している内容を

受験生の皆さんに共有していきますが、

再保険市場というのは、

宇宙開発にかける保険のように、

保証する内容の保険金が高くなりすぎてしまった場合に、

海外の大きな保険会社と共同で出資する形態のことです。

以上のことから私の知的探求心を埋め合わせてくれるのは

「金融・保険」トラックのリスクマネジメント研究という

ゼミでした。

商学部の偏差値ランキング！

★私立大学編★

★国公立大学編★

まとめ

今回は、

『商学部で学べること』・『商学部の偏差値ランキング！』

について紹介しました。

次回のブログでは、

『経済学部で学べること』・『経済学部の偏差値ランキング！』

について紹介したいと思います。

この記事を読んで少しでも商学部に興味を持っていただければ幸いです！

他にもたくさんの大学受験に関する情報を発信していきますので、

志望校決定の際の参考にして頂ければ光栄です！

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