早稲田に合格するための国語の勉強法
こんにちは、武田塾中野校です。
今回は現役早大生の筆者が考える、早稲田大学に合格するための国語の勉強法についてお話したいと思います。
早稲田の学部のうち、戸山キャンパスの文・文化構想、早稲田キャンパスの政治経済・法・商・社会科学・教育、所沢キャンパスの人間科学は国語が受験科目に含まれています。なので、これらの学部の受験を検討している方は是非こちらの記事を参考にしてみてください。
現代文・古文・漢文に分けて説明していくのですが、まずは早稲田の国語の入試問題の特徴についてみてみましょう。
早稲田の国語の入試問題の特徴
まず、どの学部の問題にも当てはまることなのですが、問題の内容、質に対して試験時間がかなり少ないため、毎年制限時間内に回答を終えることのできない生徒が多数発生します。
では、どのようにしてこのような短い試験時間を対策すればよいのでしょうか。
答えは簡単です。普段の参考書での問題演習のときから自分で制限時間を設定し、ストップウォッチなどで時間をはかるようにすることにより、制限時間内に問題を解き終えることができるようになります。
このときのポイントは少し短めの制限時間を設定するということです。よく問題集などには予め制限時間が記されていますが、それよりも2~3分短い制限時間を自分で設定するようにしましょう。そうすれば問題を解くスピードは自然と上がってくると思います。
次の特徴として挙げられるのが、特に現代文において顕著なのですが、選択肢の抽象度が高く、消去法では正解にたどり着くことのできない問題が多数存在する、ということです。
このような問題が出題されるのは私大だと早稲田大学と上智大学の二校だけだと思います。(慶應は国語ではなく小論文を採用しているため)
個人的に、marchレベルの国語の問題と早稲田の国語の問題の最も大きな違いは本文の難易度というよりも、選択肢の難易度にあると思います。
このような問題を安定して解けるようになるためにはやはり演習量が必要だと思うので、過去問などで演習を重ねていきましょう。
3つ目の特徴として挙げられるのが、他の私大入試に比べて古文・漢文の重要度が高いということです。皆さんご存知のように早稲田は独自の古文・漢文融合問題、現文・古文融合問題、現文・古文・漢文融合問題といった独自の問題の傾向が存在し、他の大学ではあまり出題されない漢文の問題もほぼすべての学部で出題されているため、古文・漢文の重要度が増しています。
特に漢文は現役生が時間が足りずに勉強を疎かにしてしまうことの多い科目だと思うので、気をつけましょう。
続いて各教科ごとの勉強法について説明していきたいと思います。
現代文
早稲田の現代文の特徴は先ほども述べたように問題の抽象度が高いうえに、選択肢の類似性も高いため、選択肢の吟味がしづらいという点にあると思います。
そのため早稲田の現代文に対応するためには普段からそのようなレベルの問題に触れることが大事です。なのでオススメの参考書を何冊か紹介します。
①早稲田の国語
まずお勧めする一冊目は早稲田の国語です。これは現代文の参考書というよりも国語全てに通ずる参考書です。この問題集は実際に過去に出題された早稲田大学の国語の入試問題から良問を集めたものです。
この参考書を使うメリットは2つあります。
①実際の早稲田の過去問を解くことで、問題形式に慣れたり、問題の特徴を掴むことができる!!
②赤本に比べて解答・解説が充実しているため、知識量増加に繋がる!!
以上の2点です!!
特に自分は受験生時代に実際に取り組んでみて②を強く感じました!!
この参考書を使って勉強する時は、問題の演習よりも解説の読み込みに時間をかけるようにしましょう。これは早稲田の国語に限らず普通の赤本を使って勉強する際も同様です。
この参考書に取り組む時期としては、基礎的な勉強を一通り終え、赤本に進む直前が適切だと思います。
②現代文キーワード読解
続いてお勧めする参考書はコチラの現代文キーワード読解です。意外だと感じた読者の方も多いのではないでしょうか。実際、キーワード系の参考書に触れることのないまま受験を迎える受験生の方も多いかと思います。しかし、それは間違いで、必ずキーワード系の参考書にはふれるべきです。ここでいきなりですが読者の皆さんに問題を出題したいと思います。
①人間の精神活動によって生み出されたもの。「時代や地域に固有」というニュアンスで用いられる。
②技術や物質面で普遍的な影響力を持つもの。
この2つは文化と文明のどちらかの説明なのですが、みなさんはどちらがどの説明かわかりましたか。
答えは①が文化で②が文明です!!
このようになんとなく意味はわかっていても正確な意味を説明することは難しい単語は多いですよね。
しかし評論文の文脈では先程のように文化や文明のような細かい意味の違いを主軸に置いていることも多いので現代文で高得点を取るためには単語の意味を知ることが大切です。
古文
早稲田に限らず、難しい古文の問題の特徴として挙げられるのが、主語が省略されており、動作主を特定することができないということです。動作主を特定できないということは本文の内容を間違って理解することに繋がり、結果的に内容理解問題の間違いに繋がります。
動作主が省略されている文章に対処する上で意識すべきポイントは敬語と助動詞です。
動作主を特定するにはこの2つがとても役に立ちます。例えば尊敬語は動作主が目上、謙譲語は動作の対象が目上というのがきまりです。
助動詞にも尊敬という概念が存在するため、そこから動作主を特定することができます。
逆に言えば、主語を特定する要素は敬語と助動詞の2つしかありません。なのでまずは助動詞・敬語・助詞といった古文の基礎知識を固めることが必須です。
①古文上達 基礎編 45
古文でオススメする一冊目はこちらの古文上達基礎編45です。この参考書で古文の基礎的なことは全て網羅できます。また、この参考書をオススメする一番の理由として挙げられるのがテーマごとにそのテーマを理解することができたかを確かめる小問がついているという点です。
また、後ろの方には和歌の修辞法など、簡単な参考書には載っていないような古文知識も載っているので、早稲田志望者には是非一度使ってもらいたい一冊です。
合格するためにはこの参考書を完璧にするのは最低条件だと思います。
②読んで見て覚える古文単語315
続いてオススメするのはこちらの読んで見て覚える古文単語315です。
古文単語帳は他にも色々ありますがその中でこの参考書をオススメする理由は単純に載っている単語量が多いという事です。
この参考書の名前は315となっていますが実際は315個の古文単語に加え60個の慣用句が載っています。一冊全て覚えきれば早稲田の古文でも知識不足に陥ることはないと思います。
また、有名な古文単語帳として語呂で覚えるものがあると思いますが、早稲田を受験する上で単語を語呂で覚えるのはあまりおすすめしません。
なぜなら古文を解くのに時間がかかってしまうからです。
古文→日本語訳と古文→語呂を思い出す→日本語訳だとどちらの方が古文を読むのが早いかは明確ですよね。なので語呂ではなく現代語訳で覚えることをお勧めします。
③早稲田の国語
またしても早稲田の国語です。
これも先程と同じ理由で、実際の早稲田の過去問を解くことができるうえに解説がすぐれているという点で非常におすすめの参考書です。
早稲田独自の融合問題も数問載っているため融合問題対策もすることができます。
漢文
続いては漢文の勉強法について説明します。漢文はmarchだとあまり出題されないのも影響し、受験生が最も勉強の手を抜いてしまう科目だと思います。早稲田の漢文は現代文・古文に比べると難易度は低いですが、融合問題として出題される場合もあるので重要度は高いです。
しかし、英語・日本史の比重の大きさや、滑り止めで受けるであろうMARCHで漢文が出題されないことを考えると、漢文の勉強に割ける時間はそれほど多くはありません。
なので、漢文は次に紹介する2冊をまずは優先的に取り組みましょう。
①漢文早覚え速答法
まず最初ににお勧めするのはこちらの漢文早覚え速答法です。
漢文の語法などの基礎意識はこの一冊で完璧になると思います。漢文の勉強は9月頃から始めても間に合うと思うので、漢文の勉強を始めてから最初に取り組む参考書に最適だと思います。
②過去問
漢文は現代文・古文と異なり、市販の問題集の数がとても少ないです。そのため必然的に過去問を解く必要が出てきます。
その際におすすめなのが共通テスト・センター試験の過去問です。本来ならば共通テストの過去問だけをお勧めしたいのですが、共通テストの過去問は前年度分しかなく演習量不足になってしまうので、それを補うためにセンター試験の過去問がオススメです。
少なくとも、本試・追試のどちらとも過去10年分程度は解いておきたいです。
解く際のポイントとしては、解く時間をあまりかけずに、解答の確認や和訳の照らし合わせに時間を割くようにしましょう。
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