皆さんこんにちは!京阪樟葉駅から徒歩3分、武田塾くずは校です!
共通テストまであともう少し!そして共通テストが終わればすぐに二次試験が始まります。私立大学を受ける人は特に二次の対策を急ぐ必要がある!って方も多いかもしれませんね。
さて、「同じ問題が出ないのに、過去問やるなんて意味なくない?」と、思っている方いませんか??喝!その考えは甘いです!!
今回は全受験生、特に「過去問って何のためにするの?」と思っている方は最後まで読んでみてください。
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話ししているので、そちらも合わせてご覧ください!
過去問について実はみんな大きく誤解している!?
皆さん、過去問は何のためにあると思いますか?
一度、自分でも理由を考えてみて下さい。
「自分の実力が志望校に通じるか試すため」「とりあえず皆やってるし、受験生ってそう言うものだから」「慣れたり、傾向を把握するため」等々考えてませんか?
単刀直入に言います!
『志望校と自分の差を知り、今後どのように勉強していくかどう対策をするか等の戦略を立てるために行う』と言うのが過去問を解く真の意義です!
慣れのために過去問は解くべきではない?
よく「過去問を10年分取り組めば良い」とか、「基礎が終わったら過去問をどんどん解き続ける!」といった、過去問に慣れるためにどうしたらいいかと言う質問をしている方をみかけます。
しかし、過去問で慣れを重視するというのは危険です!
過去問を数多くこなしたからといって、必ず点数アップに直結する訳ではないからです。
さらに、過去問で今まではこうだったのに今年からは形式が違う!といったことも大学入試ではよく起こります。
慣れが強みになってしまうと、そこを崩されそれだけで焦る原因にもなってしまいます。
過去問とは練習試合だ!
過去問というのは部活で例えると練習試合に当たります。
練習試合をした後は必ず振り返りのミーティングをしますよね。
運動部系に所属していた皆さんは心当たりがあるのではないでしょうか?
文化系でも大きな発表の練習等で本番前に振り返るということをしていたかと思います。この振り返りを行うときは、どこに改善の余地があるか、どこに敗因があったのかということを分析しますよね。
例えば野球だった場合、負けた原因が相手チームに所属しているピッチャーの投げたボールが下に落ちる変化球で、その玉が全く打てなかった。だとします。そしたら、本番ではその変化球に対応できるように次の練習の時からは、変化球を対策する練習に取り組んで、相手のピッチャーを攻略しようとしますよね?
敗因が他の理由でも同じことです。
守備が悪かったら、守備が課題になりますし、ボールの回し方に問題があるならボールの回し方が課題になります。
次勝つための、自分たちがより強く、向上するための課題をみつけてそこを潰せるように努力しますよね。
過去問もこれと同じようにするのです。
過去問を解いて、敗因(合格点まで到達できなかった等)や課題を分析してから今後の勉強の計画や科目の配分の調整を考えます。
最新の問題はいつ取り組むべき?
過去問に対する質問でよく見られるものの中に「最新年度の過去問は直前まで取っておくべきですか?」とか「最新年度の問題はいつとけばいいですか?」があります。
これも練習試合で考えると答えが見えてきます。
1番最初に取り組むべき過去問が最新年度の過去問です!
練習試合の時は本番で戦う相手に近いチームであればあるほど良いですよね?
それと一緒なのです。
過去問は毎年、毎年同じ形式で出る、ということはありません。
出題する問題の分野が違ったり問題の出し方が違ったりなど何かしら傾向が変わります。つまり、自分が受ける本番に1番近い試験と言うのは最新のものなのです。
ですから、最新の年度の問題から取り組んで、そこに対する課題や敗因を分析し早めから対策をたてた方がいいのです。
過去問の使い方の失敗例で、直近の3年分は直前の腕試しに取っておいた方がいざ受験直前になって最新年度のものをとくと傾向が全然変わっていたため慌ててしまうといったこともありました。
直近の過去問を優先的に解いて、問題の傾向を知り対策を立てること、これを念頭において過去問に取り組んでください。
毎日過去問を解くべき??
こちらも結論から申し上げます。
過去問を毎日毎日解くと言うのは過去問の効果を激減させる取り組み方です。
練習試合を毎日毎日していても、敗因や課題を対策する時間が取れません。
これは模試にも過去問にも言えることです。
過去問を解いている時間では成績は上がりません。
過去問は毎日やるのではなく、週に1から2年分の頻度でやるようにしましょう。
(直直前期ギリギリはこれよりも多めにしても大丈夫です)
過去問で重要なことって結局何??
ここまで話してきて、皆さん過去問が練習試合だと言うのは納得いただけたかと思います。
でも、中には「結局、過去問の何を重要視ししたらいいの?」と思っている方もいることでしょう。ここでは、過去問で重要な事についてお話ししていきます。
過去問で重視すべきこと、それは、
・どうして点数が取れなかったのか(この点数になってしまったのか)
・問題のどこなら点数が取れるのか
・今後対策をしていくのに必要なものは何なのか
・復習をすべき教材はどれなのか
・今自分が取り組むべき事は何なのか
の5点です!上記の5つを戦略を練り直すために振り返る時間を取るようにしましょう。
過去問を解くことで自身の必要な課題をあぶり出し、対策としてインプットを行い、その知識のアウトプットか通用するようになることで成績が上がります。
まとめ
・過去問は志望校と自分の差を知り、今後の戦略を立てるために解く
・過去問を慣れるために解くのは危険!
・過去問とは練習試合のようなもの!
・過去問は最新年度のものから!もったいぶらずに解いていく!
・対策を練るときには重視すべきことに注目する!
・自分の弱点が何かをあぶり出す作業が過去問では1番大事!
終わりに
いかがだったでしょうか?過去問に対する見方というのががらりと変わった方もいるのではないでしょうか。
これから、普段の勉強をしていてもプレッシャーを感じてしまったりとても苦しい受験直前期が到来します。
しかし、それを乗り越えれば生涯自分の自信となりますので一緒に乗り越えていきましょう。
今回の話を参考にして過去問を適切に使い、ぜひ合格のために活用してください!
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