【入試情報】新課程における共通テストの変更点・理系編

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今回は「新課程における共通テスト理系科目の変更点」についてお話ししていきます。

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新課程とは
科目ごとの変更点
注意点
まとめ
1. 一人でダメなら武田塾黒崎校へ

新課程とは

皆さんがよく耳にする「新課程」という言葉。よく聞くけれどよくわかっていないという人もいるでしょう。

簡単に説明すると、どの地域で教育を受けても一定の水準が保てるようにするための学校教育の基準となるものに「学習指導要領」というものがあります。

この学習指導要領は約10年に1度ぐらいの頻度で改訂が行われます。

改訂が行われる前の物を「旧課程」、改定後の物を「新課程」と呼んで区別しています。

この新課程による教育を受けているのは2024年度の高校3年生以降の学年となります。

これによって、大学入試のシステムも変わってきます。

そこで、今回は新課程における変化について紹介していきます！！

科目ごとの変更点

数学

これまでの共通テストでは、ⅠAの解答時間は70分間、ⅡBの解答時間は60分間でした。

また、ⅡBだったものはⅡBCとなり、しかも解答時間が70分間になります。

上記のように、数学Cが復活するのですが、この中には「ベクトル」や「平面上の曲線と複素数平面」「数学的な表現の工夫」が入ってきます。

ちなみに、数学Cは理系のみが履修する数学となりますので、文系の受験者でベクトルが必要な人にとっては大きな負担になりそうです。

理科

理科は、数学のように単元や分野・区分が変わるなどの大きな変化はないようです。

これまでの共通テストでは理科①(理科基礎2科目)と理科②(物理・化学・生物・地学)と時間が分かれて実施されていました。

しかし、新課程の共通テストでは1つにまとめられて理科基礎(2科目受験で成立)・物理・化学・生物・地学のうち1科目受験ならば解答時間が60分間、2科目受験ならば120分間(時間割上は130分間)という変更が生じます。

情報

これまで入試科目に入っていなかった情報。

「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」の2種類が学校の授業で行われており、共通テストでは「情報Ⅰ」が試験科目として採択されます。

情報の上記のような分類に再編されたのも、今回の新課程への変更に伴うもののためそれぞれの違いを補足すると…、

情報Ⅰ：必修科目でプログラミングを扱う

情報Ⅱ：選択科目で情報Ⅰをさらに専門的に学ぶ

このような感じです。

簡単に言うと、新課程ではすべての高校生がプログラミングを学ぶことになり、それの知識を共通テストで問われることとなります。

注意点

上記で紹介した科目のうち、最も注意すべきは数学です！！

予想される事態として、これまでのⅠ・A・Ⅱ・Bに加えてCが加わったことや、ベクトルのように単元の属する科目がBからCに変わるなどの変化によって、大学・学部によってはどの科目を採択するのかが大幅に変更になることが挙げられます。

そのため、志望校の科目変更がないかどうかを志望校の公式ホームページ内の入試要項をこまめにチェックしておきましょう！！

まとめ

今回の内容をまとめると…

・数学はⅠAとⅡBCという区分に変わりどちらも解答時間は70分間

・理科は大きな変化がないが、時間割上、2コマから1コマにまとめられる
　1科目受験なら解答時間60分間で、2科目なら120分間(時間割上は130分間)

・情報Ⅰで「プログラミング」の勉強が必須に。

以上となります。

新課程の共通テストでわからないことがある、受験の準備で不安なことがあるという人はお気軽に武田塾黒崎校にご相談ください！！

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