【日本史世界史】絶対にしてはいけない「一問一答」シリーズの使い方

難関私大で出題されるような問題もあり、簡単とは言えない参考書であるため、使い方を誤ると大変なことになります。知識をつけようと思って使い始めたのにかえってわからなくなったり、混乱したりすることがあります。今回はNGを出されるような一問一答の使い方について、そしてそんな使い方をしないためにはどうすればよいのかを3つに分けて説明していきます。

① 「一問一答」をいきなり始める

まず一冊目に「一問一答」をするのは絶対にやめてください！

この「一問一答」は確かに網羅的に問題が収録されていて知識を増やしやすいという長所がありますが、この参考書のみで流れを掴むのはかなり難しいと思います。日本史や世界史の歴史科目においては「流れ」が非常に大きなポイントになっていきます。

一問一答を有意義に使いこなすためには講義系参考書や教科書をしっかりと仕上げた上での使用をおすすめします。
歴史科目で流れを掴むことは大きな木の幹を作るイメージと同じです。その後は枝葉（知識）を増やして様々な問題にチャレンジしていきます。この知識を増強する段階で「一問一答」を使用するのはOKです。

あくまでこの「一問一答」は知識の整理や追加が目的です。そこの目的はしっかり把握しておきましょう。

② 「一問一答」のみで勉強を進める

①でも少し触れましたが、「一問一答」は知識の追加や知識の整理を目的に勉強するべき参考書です。

用語を説明できない状態で「一問一答」を進めても実践的に使えない知識になってしまいます。

知識の追加は必要ですが、その知識が入試で使えないのはあまりにもったいないとは思いませんか？
理想的な一問一答の使用方法は「講義系参考書（もしくは教科書）＋『一問一答』」です。

わからない単語があれば説明できるようにするのが基本です。まずはわからない単語を講義系参考書や用語集、ネットなどから調べましょう。言葉の意味を理解しながら覚えていきましょう。

③ レベルごとに覚える

東進ブックスの「一問一答」シリーズは☆ごとに問題がレベル分けされています。☆3は入試によく出る基礎的な知識で☆2→☆1→無印の順で難易度が上がっていきます。特に無印は大学の中でも早慶などの最難関大でしか出題されることのないようなマニアックな問題が多いです。

歴史科目の最初期において最も重要なことは「幹をしっかり作っていくこと」です。自分の中で大きな軸を作っていくことが最終的に☆1や無印などの問題に触れるために必要になっていきます。最初期にこの基本の知識をおろそかにするとのちのち痛い目を見ます。そのような失敗をしてきた受験生はかなり多いと思われます。1周目は☆3～2の「基礎的な問題のみ」に絞ってやるようにしましょう！☆3や☆2だからといっておろそかにしてはなりません。頻出単語だからこそ☆が多く設定されていることを忘れないようにしましょう！！

まとめ

いかがだったでしょうか？

「一問一答」シリーズは知識を補強するにはいい非常に有効な参考書になります。

しかし使い方を誤ると勉強している時間のわりに成績が伸びない…なんて事態になってしまいます！

参考書は正しい使い方をしなければ、かえって非効率な勉強になってしまいます。

参考書の正しい使い方を意識して、正しい勉強を行いましょう！

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