逆転合格!理科基礎科目
皆さんこんにちは。武田塾北千住校です。
受験生の皆さんはこの夏に向けてより一層勉強に力を入れているころかと思います。
今回は国公立を目指す文系の方に向けた、共通テストの理科基礎科目の勉強法についてご紹介していきます。
共通テスト「理科基礎」科目の特徴
理科基礎と呼ばれる科目は国公立の文系受験者ならば、必ずといってよいほど共通テストにおいて受験するものです。一般的に「生物基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4科目のうちの2科目を選択して受験します。
試験時間、配点について
試験時間は2科目合わせて60分です。60分をどのように2科目に配分されるかは受験生個人で決めることができます。
配点は1科目あたり50点、2科目合計で100点となります。
英語や数学などの科目に比べて特別配点が高いというわけではありませんが、対策にそれほど時間がかからず難易度も易しめなことから、他の受験生もまずまずの点数を取ってくることが多いです。共通テストで高得点を狙う国公立志望の受験生は、大きな失点をしたくないところですね。
出題されるレベルについて
文系の理科基礎科目では、高度な内容は問われません。基本的に教科書や参考書の内容をしっかり読み込み、問題演習をしていればある程度の点数に結び付けることができます。
また、扱う内容に関しても、どの科目もそれほど難しくなく比較的簡単に理解できるものが多いです。
そのため、自分にとって勉強しやすい科目を短時間で仕上げてしまうのが理科基礎科目のコツです。
各科目の特徴
生物基礎
生物基礎は理科基礎科目の中で最も暗記の量が多く、計算量が少ない科目です。
そのため、文系受験生にもとても人気な科目で選択する人が多い傾向にあります。
基本的には教科書に載っている「遺伝子」「生物の体内環境」「多様性と生態系」という限られた範囲から出題されるので、各分野の基礎知識をおさえ、問題をチェックしておけば満点をとることも難しくない科目となっています。
生物基礎の注意点
生物基礎を勉強する上で気を付けておきたいことは、各分野の知識をしっかりと理解しておくことです。
暗記中心の科目ではありますが、ただ用語を覚えておけば点が取れるというわけではなく、「どういった理由でそうなるのか」という理論的な基礎知識が必要です。
アウトプットの際に自分がその理論を覚えているかどうか確認して解き進めると良いでしょう。
化学基礎
化学基礎は暗記と計算のバランスが半分ずつ必要になってくる科目です。
「化学反応式」「化学結合」「molの計算」などが主に問われるところとなってきます。
化学基礎のコツ
文系受験者の中では特にmolの定義や、それを使った計算に苦戦する人が多い印象ですが、それさえクリアしてしまえば安定して高得点を取れる科目でもあります。化学基礎を勉強する際には、計算問題に慣れることがコツです。
暗記の問題もありますが、そちらは比較的短時間で得点に結びつけることがきる、易しめの内容となっていますので、計算問題が得点の鍵となってきます。
molの定義を理解する時は、焦らず丁寧に学習するようにしてくださいね。最初のうちは慣れないかもしれませんが、計算問題のパターンは大体決まっているので諦めずに演習を重ねてください。
物理基礎
物理基礎は理科基礎科目の中で最も暗記が少ないと言える科目です。
「物体の運動」「電気回路」「波動」などが主に問われるところになってきます。
他の理科基礎科目と違い、計算問題が中心となるので苦手意識を持たれる方が多いですが、実は使う公式が限られており、慣れで計算できるようになるので点数が安定しやすいという特徴があります。
物理基礎のコツ
物理基礎を勉強する際には、計算の意味を知ることがコツです。
自分が何を計算しているのかを知ることで勉強の効率が飛躍的に上がります。公式を覚えてしまえばそこに代入していく作業になるので、「公式の意味」「公式を使うタイミング」を覚えてしまえば簡単に思えてくるでしょう。
最初は公式の意味を考えつつ丁寧に学習し、慣れてきたら演習を重ねれば高得点を狙うことができます。
地学基礎
地学基礎は理科基礎科目の中で、暗記に比重が高い科目ですが、広さや深さは限られ、暗記の負担は少ない科目です。
「地球」「大気と海洋」「宇宙」「環境」が大問ごとのテーマとなっている。
地学基礎の特徴として、分野の独立性が高いので、 分野ごとに集中して勉強していった方が知識習得の効率性は高いと考える。
地学基礎の傾向
近年では、地学基礎の単純な知識問題が減少し、図、グラフ、表などの読み取り問題や、実験の考察問題など、思考力を問われることが多くなっています。
そのため、地学現象を正しく理解し、図やグラフなどを用いた考察問題を演習して思考力を磨く必要があります。
基礎科目の総評
暗記の比重の大きさ
生物基礎>地学基礎>化学基礎>物理基礎 |
計算の比重の大きさ
物理基礎>化学基礎>地学基礎>生物基礎 |
以上から、自分の得意不得意や興味を考えて、選択科目を選んでいきましょう。
基礎科目の勉強の進め方
11月まで
理科基礎科目を受験する場合、できるだけその勉強に時間をとられないようにすることが大切です。本格的な勉強は秋ごろからでも十分間に合います。
11月ごろまでは、学校で自分の受験する科目の授業がある場合は、授業を真面目に受けて復習を欠かさないようにしておきましょう。
受験する科目が学校の授業で扱われていない場合は自分で勉強する必要がありますが、その場合も講義系の参考書を一冊用意して、全体的な知識を入れておくとベストです。
11月~共通テスト直前期
この時期から徐々に問題演習に入っていきましょう。
問題を解いてわからないところや間違えたところはその時に確認し、確実に知識の穴を埋めていくことが大切です。
また、直前期の模試を活用して、実際の問題の出され方や2科目の時間配分も意識しておくと良いでしょう。
今回は、文系国公立受験生に向けた理科基礎科目の勉強法についてご紹介しました。
理科基礎科目で安定した点数を取りたい方は、是非参考にしてみてください。
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