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最短で偏差値を上げる方法 〜壺は満杯か?〜【勉強の効率化】

こんにちは、武田塾北千住校です。

長かった夏休みも終わり、冬に向けてだんだんと気温が下がっていく頃となりましたね。街を歩いていると、どこからか金木犀の香りがして幸せな気分になります。この時期は、室内と外の温度差が激しかったり、室温が自分に合わないなど、移動が多く、室内で長時間勉強する受験生は特に風邪をひきやすい時期でもあるので、上に羽織るものを持ち歩くなど、自分で体温調節をするようにしましょう。

 

さて、今回は「勉強の効率」について話していこうと思います。先程書いた通り、受験生は1日の大半を勉強に費やします。最近では、「1日8時間勉強した。」、「徹夜でこの参考書を終わらせた。」など自分の勉強習慣を共有する声もよく聞くようになりました。しかし、それに合わせて「勉強したのにテストの点数に結びつかない。」、「睡眠時間を削って勉強しているから、昼間の授業で居眠りばかりしている。」という声も耳にするようになってきたように感じます。

そのため、この記事では主に、勉強時間=偏差値なのか?という疑問や時間の効率的な使い方について話していこうと思います。

 

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勉強時間と偏差値について

勉強時間と偏差値の正の相関

まず、結論から言うと、勉強時間と偏差値には、正の相関があると考えます。

しかし、細かくみると、そのグラフは対数に近く、具体的には酵素に関する基質濃度と反応速度のグラフに似たようなものだと思います。(簡単なイメージで言うと、最初は勢いよく上がるがある一定のところで勉強時間に対する偏差値の伸びが緩やかになっていくといった感じ)

これは受験生に限った話ではなく、軸の名称を変えれば、スポーツに携わるアスリートでも、研究室で試験管を振る研究者でも同様です。なぜこのように考えるのか、それは最初のうちは未知のものが多く、その大量のものからある程度、初歩的で自分が得意とするものだけを選びとることができるからです。

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壺は満杯か? ~大きな石と小さな石~

まず有名な話を紹介しましょう

引用元は『会社がなぜ消滅したか』(読売新聞社会部/新潮文庫)の「文庫版あとがき」です。

 

「さあ、クイズの時間だ!」

大学教授は、そう言って大きな壺を取り出し、教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ石を詰めた。壺が一杯になるまで石を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」

そう言いながら教授は、教壇の下からバケツ一杯の砂利を取り出した。そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、石と石の間を砂利で埋めていく。

そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。それを石と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれで一杯になったのか?」

学生は声を揃えて、「いいや」と答えた。教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」

一人の学生が手を挙げた。

「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」

「それは違う。」と教授は言った。

「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな石を先に入れない限り、それが入る余地はその後二度とないということなんだ。」

君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話し始める。

「それは、仕事であったり、志であったり、自分の夢であったり……」

「ここで言う“大きな石”とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君達の人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。」

「そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。」

 

壺とは「人生の時間」の暗喩であり、大きな石とは「人生の大切な何か」の暗喩で、非常にわかりやすく心に響きます。

そして自分にとっての「大きな石」とは何か、先に入れるべき大きな石は何なのかを考えさせられます。

今回伝えたいことは非常にシンプルです。それは「方法は何であれ、工夫しなければ壺は満杯にはならない。」ということです。

つまり、最初に話した結論につながりますが、ある程度の勉強時間は確保しなければ、偏差値が上がることはありません。しかし、睡眠を削り、がむしゃらに勉強したからといって、思ったように偏差値が上がるほど簡単な仕組みではないのです。

 

効率的に勉強するには

勉強の効率化

勉強時間の大切さがわかったところで、次はどうやって勉強を効率化するかを考えましょう!!

効率化といっても工場の生産数を引き上げることや化学反応の収率をあげるなど難しい話ではなく、学生によくある「勉強したのに模試の結果が悪い」、「何時間も机に座っているのに宿題が終わらない」などの問題を解決しましょう、というものです

勉強スケジュールを作る

まずは、一番のタブーですが、そもそも、時間の使い方を考えずに勉強していませんか?
眠くなるまでとりあえず進める分だけ進むというのは、効率という言葉からは程遠いです。その場合は、1週間の勉強スケジュールを作ってみましょう。作ることで移動時間に結構時間を使っていたり、勉強時間を確保できていない教科が見つかるなどメリットも大きいです。

今の自分がやっていることを理解する

勉強したのに点数に結びつかない人は、そもそもの勉強時間が足りていないやり方が悪いことが要因です。

前者に関しては、同様にスケジュールを立ててみましょう。しかし、理想のスケジュールを作成するのではなく、現時点での勉強習慣を可視化してから、実現可能なスケジュールを立てることが重要です。

後者に関しては、自分の問題を分析しましょう。参考書の解答の単純暗記になっている場合は、やりかたは様々ですが、参考書を見ずに文法や解法を自分の言葉で説明したり、ネットなどでその分野に関する情報を集めるとよいと思います。今の時代は、特定の参考書の使い方や何年度何回目実施の〜塾模試の数学の大問2など限定された問題の解説を動画サイトや個人ブログで閲覧できるので使わない手はないと思います。テストでのミスが多い場合は、テストの受け方を見直し、検算のやり方は妥当であるか、時間の配分は適切であるかを確認しましょう。
実際、どんなことに関しても、今の自分が何をしているのか理解している人は強いです。

これが難しいんですけどね笑

賢く勉強しよう!

少し前に、野球選手のダルビッシュ有選手が「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」と言っていたことが記憶に残っています。

これからは勉強時間ばかりを追い求めるのではなく、勉強の質にも目を向けてより良い受験期を過ごしましょう。

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