東北大・英語二次試験対策！武田塾ルートを駆使して解説！　第１回　英語長文編

皆さんこんにちは！武田塾泉中央校です！

今回より三回にわたって、東北大学の二次試験（英語）対策をお話していきます、今回は一番苦手とする人が多い「長文読解」のお話から。

○東北大二次試験長文攻略概略

問題文構成は（長文読解＋長文読解＋会話文問題＋英作文問題）大問４問の構成。長文読解は４００～８００語程度。ただし、年度によっては７００語をゆうに超える問題が出題されており、なかには１２００語を超える長文も出されている。

ということは、武田塾MARCHルートが必須になってくるが、河合塾「やっておきたい英語長文５００」だけでは不足する場面もみられるということです。この「やっておきたい５００」の出典元をたどると、国公立は和歌山大・福島大・岩手大、私立は立教大、専修大と、あきらかに東北大からみれば「格下」レベルの大学の問題が中心。

また、問題も内容真偽や空所補充の問題が中心で、東北大二次の傾向に合致しません。

と、いうことは、長文アレルギーをなくすという前提だけならば、この上のレベルの「やっておきたい長文７００」がちょうどいい分量。時期的には梅雨時にやっておきたい３００を、夏休み中にやっておきたい５００、９月からはセンター対策と同時並行でやっておきたい７００の演習に入るべきです。

ただし、「やっておきたい」シリーズはどうしても選択式と空所補充の問題が羅列されているため、やっておきたいシリーズだけやっててもいけません。東北大独自問題に対策を立てる必要があります。

東北大の英語問題で毎年出されるのは「下線部和訳」と内容説明の問題です。内容説明は問題文全体を理解しないと話になりませんが、ちょっと２０１１年の下線部和訳の実際の問題を見てみましょう。

They must have some practical rules that instantly translate the cues that are offered by the sun and stars and moon into directive for purposeful action.

（それら（文脈上ここでは鳥たち）は太陽や月によって得られる手がかりを、目的にあった行動をとるための指令へと瞬時に置き換える、いくつかの実用的な規則を持っているにちがいない。）

＝全体の構成としては、述語動詞のhaveの目的語であるrulesに１番目のthat以下から文末までの関係代名詞節が続き、その節の動詞translateの目的語であるthe cuesに２番目のthatからmoonまでの関係代名詞節が挿入された形。とまあ、日本語に変換するのにも難解極まりないですね・・。

この問題の対策としては、武田塾のルート上（分野別あり）だと、駿台の「英文和訳演習」シリーズが該当します。

１９８３年に初版が書かれた、駿台創世期の名著です。全編予備校の先生・・というよりは、校長先生のような口調で重厚な解説が施されてます。４冊あって、入門編と基礎編は簡単なレベルなので割愛します。

東北大を目指すくらいならおのずと中級編と上級編がこれをやるに値しますが、各内容が難易度別に分かれているわけでもなく、たんたんと問題番号がふられているだけで、相当使いづらい参考書だが、東北大を目指す人にはぜひともやってほしいですね。

この本のはしがきに、「そもそも、「演習」という授業形態は、少数の学生と教員との間の自由活発な討論によって行われる知的訓練のことであり、百名を超える学生を一人の教員が一方通行の形で同時に教えることを原則とする予備校には本来なじまぬ姿であり・・」と伊藤先生は前置きされたうえで、必ず問題に対し、自分の答案を作ることからはじめてもらいたい・・とあります。つまり、各問最初に解いての「予習」が前提の参考書であることが示されてます。

中級編・上級編ともに難解ですが、上級編のほうがかなり「この書き方はダメ！」みたいな口調で書かれ、受験生にはあまりやさしくないかなと思います。

ですが、東北大を目指す武田塾生ならばまず中級編を、問題は短いが何度も何度も和訳して、複雑な構造の英文和訳に慣れる（見てもびっくりしない）ことが必要になってきます。上級編は英語が得意で、その教科で他の生徒と差をつけたい人はぜひともトライしてほしい参考書ですね！

さて、東北大を目指すひとも、そうでないひとも、武田塾のやり方に興味がある方はぜひ受験相談に申し込んでくださいね！このホームページ上に申込フォームがございます。