【早慶】英検利用は有利になる？利用できる学部は？得点換算？ 

こんにちは！

武田塾飯能校の慶応大学生講師のIです！

近年、英検を受験で積極的に利用する受験生が増えてきていますね！

今回は英検を入試で利用する予定の

高校1，2年生に向けて、

英検を利用できる私大を中心に話していきたいと思います。 

英検利用を考えている人はぜひこの記事を参考にして

志望校を選んでいってくださいね！

早稲田大学＆慶應大学の状況

高１から２級、高２から準１級を挑戦すべし！

早慶で英検を使いたいという受験生は、

高校一年生の間で英検二級、

二年生で準一級を取得できるのが理想です。

もちろん、この通りにいかないとダメというわけではないですが、

あくまで基準として見てもらえるといいと思います。 

また、一般で受験するか、公募や指定校推薦で

英検を取得する時期を考えないと、

出願時に利用できないこともあるので注意してくださいね！

・慶應義塾大学 

慶應義塾大学では、2024年度までは英検利用をできる学部はありませんが、

2025年度から文学部のみではありますが、

英検の得点を独自試験の得点に換算できるようになります！

ですが、この方式を利用するには、

CSEスコアが2500以上（受験級及び合否結果は問わない）

が必要になりますので、かなりの英語力を要求されます。

このスコアを取得するには、 

・英検二級満点 

・英検準一級高得点 

・英検一級一次試験合格（二次試験は不合格でも2500には到達可能） 

のいずれかを達成しなければなりませんが、

大体の受験生は英検準一級高得点を目指すことになるのではないかと思います。

これを目指すには、できるだけ早い時期から

（高校二年生あたり）準一級の対策を始めなければなりません。 

また、CSEスコア2500を超えることができても、

独自試験との相性がいいなら

あえて英検利用をしない方がよい場合もあるので、注意が必要です！

慶應義塾大学文学部では、英検利用をしても、

必ずしも有利に働くとは限らないということです。 

英検を利用するということは、

他の受験科目に対する勉強時間が増えるので、

「合格最低得点」が通常よりもアップすることを忘れないでくださいね！

・早稲田大学 

早稲田大学では、慶應義塾大学とは違って、

様々な学部で英検利用ができ、また得点換算を行う学部は存在せず、

出願資格や独自試験への加点として利用できます！

学部によって例外はありますが、

概ね有利になることが多いといえます。 

一般入試で英検利用できる学部として、商学部、国際教養学部、文学部、文化構想学部が挙げられます。 

・商学部 

商学部では、準一級で出願資格、

一級で出願資格＋5点の加点になります。

2021年度から始まった方式ですので、傾向は安定していませんが、

そもそも募集人数が少ないため、

一級を取得している特殊な受験生以外は、

数学や地歴・公民型で受験した方が、

準一級を取得済みの場合なら有利に立てるのではないかと考えられます。 

・国際教養学部 

国際教養学部では、

二級で7点、

準一級で14点、

一級で20点（満点）加点されます。

2022年度では、平均点が13.002点でしたので、

準一級以上は持っておくといいでしょう。

二級でも合格は可能ですが、他科目や独自試験で挽回する必要があります。 

・文学部、文化構想学部 

この2学部は、

CSEスコア2200（R500、L500、W500、S500）を満たすことで、

英語4技能テスト利用方式への出願資格として利用できます。

ここではあくまで、出願資格ですので、加点などはないため、

本番の英語が苦手ではあるけど、国語と社会科目が得意という人向けです。

逆に、英語を得点源にしたいひとは、

一般で受けた方が合格しやすくなると考えられます。

自分の得意不得意に合わせて方式を検討するといいでしょう。 

まとめ　 

早慶レベルでは英検を利用しない方がいい？？ 

ここまで英検の内容をまとめてみましたが、

やはり関東の難関私大だけあり、準１級を持っていれば大丈夫！

というわけにはいきませんでした。

MARCHレベルでは公募推薦の出願時に英検準１級を要求されたり、

英検利用では立教大学をのぞいて準１級獲得で満点換算や９割以上の

みなし得点を貰える大学が多かったものの、

それと比較して早慶は記事を作っているうちに

「準１級を持っていて当たり前」「差をつけるなら１級が必要！」

といった印象を受けました。

しかしながら、英検を持っているということは「英検利用入試日程」での

受験が出来るようになるというメリットもあるため、

受験日が１日プラスで受けられるようになったり、

一般受験と英検利用受験の２つで合否を判定してもらえたりと

それ相応の対価は得られるような印象でした！

結論

英検を取るなら早めに取得しよう！

早慶レベルの大学で英検利用で入試を受ける場合は

英検１級が必要になる可能性があるが、

MARCHなどのすべり止めを受験する場合には

英語の試験を「満点スルー」することが出来るようになります！

ということは、英検を持っていると

無駄にすべり止めの大学の英語を勉強する必要がなくなる！

といえます。

高３で焦って受験勉強と両立するよりは、

高１の頃からコツコツと計画を立てて、

長い期間で英検を受験していくのが望ましいです。

英検を対策するにはどのくらいかかる？？

英検１級を取るのであれば高校１年から1500時間程度

一般的に英検１級を獲得するのに必要な英語力は

TOEIC満点を取るのに等しいレベルといわれています。

TOEICで満点を取るのに必要な勉強時間は

高校入学レベルの英語力(英検3級レベル)であれば

1500～2500時間が必要といわれています。

というとは、毎日3時間の英語の勉強を最低でも2年半程度必要とされます。

英検準１級でさえ、約1000時間が必要とされているので、

高３で始めるとなれば全く時間が足りなくなります。

もし英検を利用して受験をするならば、

「いかに早くから相応の準備ができるか？」

が大切になってきます。

もし英検利用を考えていてまだ勉強が始められていない高２生は

お早めにスタートするようにしてくださいね！

→細かいことを言うと11月末に受験できるS-CBTがラストです。

３年生ではほぼ１発勝負+大学の２次試験との両立が必要…

もし、今英検利用を考えていてまだ勉強を始められていない人は

お早めに戦略を立てて勉強をしていきましょう！

武田塾飯能校では個別で受験相談も行っていますので、心配になったらお気軽にお申し込みくださいね