はじめに
武田塾飯能校の文系講師Mです！
12月も下旬を迎え、
受験生の皆さんは過去問演習で忙しい毎日を送っていると思います。
そんななか、直前のこの時期なのに
自分が思うように得点が伸びなくて
不安を抱えている受験生も多いのではないでしょうか？？
間違えた問題は原因をしっかり分析して解き直しもしている
自分が受ける大学の出題傾向の分析もしているのに
どうしてか点数が伸びない…
今回は過去問演習の時期なのに、
どうして点数や得点率が伸びないのかについて迫り
その理由について3つの原因をご紹介します！
それでは早速ですが、
過去問演習をすれど伸び悩んでしまっている
原因を一緒に見ていきましょう！
原因が見つかればキミの成績はまだまだアップするので、
自分に当てはまりそうな原因をしっかりと見つけてみましょう！
伸び悩んでいる原因はコレ！
原因その1 :自己分析だけで終わってしまっている
問題の解き直しや傾向の分析から
自身の弱点が見えてくると思いますが、
もしかすると、
その弱点の部分が正しく認識できていない可能性があります。
どのスポーツでも我流で練習する人はいません。
必ず顧問やコーチ、監督などの指導者がいて、
その指導者が考えた練習メニューでトレーニングをしています。
勉強もスポーツと同じで、
自分では出来ているつもりでも、
指導者側からのみ見える何かしらの弱点が必ずあります。
(そのためにプロスポーツ選手は専属のトレーナーを付けています！)
自己分析が終わったら必ず
「その問題の自己分析が正しくできているのかどうか？」について
教科担当の先生に時間をとってチェックしてもらいましょう！
プロの目線を持つ第三者から自分の分析を見てもらうことによって、
自分が間違えて捉えている弱点がたくさん発見できるようになります。
その分析をしてもらうことによって、
自分の分析のズレがわかるようになるので、
今後の過去問演習の精度も上がっていきます！
次の原因を見ていきましょう。
原因その2 :単純に実力不足
受験界隈の厳しい現実を突き付けられた気がしますが…
残念ながら
実力不足ではいくら過去問をたくさん解いても
成績upの効果は一切得られません。
●1度過去問を解いたら合格点まであと何点だったのか？？
●合格点に届かせるためには何が足りなかったのか？？
●イマどの分野に力を入れて復習するのか？？
以上の３つをしっかり分析し、
教科担当の先生のチェックをもらいましょう！
それらを次回解く大学の過去問や、
次に解く年度の過去問に触れる時までに考え
修正と演習を繰り返すことが重要です。
ポイントとしては、得点率が50％を下回った場合が重要です。
・単純に解きなれていないだけなのか？
・単純にここまで仕上げてきた量の不足か実力不足なのか？
それを正確に分析する必要が出てきます。
解き方の道筋がしっかりと出来ていて、
解答解説との相違もなく2択だけで迷った
などのテクニック的部分での失点は
その部分を修正するだけで大丈夫ですが、
「全く手が出なかった問題」は何かしらの力が足りていない可能性があるので、
どの参考書からやり直すべきなのかをこの機会に見極めましょう！
後は次の年度や大学の過去問演習に入るまでの間に
しっかりと弱点をつぶすような勉強をするだけです！
過去問を解くほど弱点が見つかるので、
その出来ていないところを都度勉強すれば
本番までの残りの日数で弱点はほぼ消え去るようになるわけです！
過去問は参考書にあらず。
ここまで読んでいただいたらお分かりかと思いますが、
過去問は参考書ではありません！
これから受験生になる皆さんにたとえ話をすると、
過去問と解くことは練習試合をするのと同じです。
普段行っている参考書や問題集を使った勉強が練習に当たります。
そして、受験本番が大切な県大会や地区大会などの本番の試合にあたります。
普段の練習と、本番の試合の間に
練習試合を行っていると思いますが、
それが過去問演習や模擬試験になります。
練習試合ばかりやって普段の練習をおろそかにしても
本番の試合では勝てませんし、
逆に練習ばかりしても、練習試合で実践経験が得られなければ、
本番の試合では練習が活かせず勝つことはできません。
そのため、
過去問を使ってアレコレ練習はせず、
復習や演習は必ず参考書で勉強するサイクルにしていきましょう。
そうすれば、今は実力が足りなくても
必ず入試までには解けるようになります！
原因その3:問題の相性があっていない
大学ごとの出題の傾向を見抜くためにも
過去問は繰り返し取り組んでいかなければなりませんが
苦手なものをすぐに得意なものにするのは難しいのが現実です。
受験当日までの時間も限られているので
優先順位の高い大学や学部というわけでなければ
思い切って違う大学や学部の問題に挑戦することも大切です。
取り組むべき過去問に迷ったときは、
興味のある大学の物をいろいろ解いてみて
いい結果を得られたり、対策が立てやすかったりする
大学や学部を受験するようにしましょう。
特にすべり止め大学の時には慎重にならなければなりません。
苦手な傾向や範囲を中心に入試で出してくる大学は、
下手をするとすべり止めにはならずに全落ちの危険性があります。
共通テスト利用などで合格を果たせるレベルであれば問題ないのですが、
一般試験を受けに行く必要があれば、
なおの事慎重に大学を選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
得点が伸び悩んでいるのには必ず原因があります。
直前期の今が一番つらい時期かもしれませんが
過度に過去問演習の結果は意識し過ぎず、
まずは伸び悩んでいる原因や自身の弱点を分析する
ところから始めてみましょう。
正確に弱点が分析できて、
その弱点を克服するための勉強法がしっかりとして、
受験までに十分な日数があるのであれば
合格できる可能性はどんどん上がっていきます！
点数が悪かったから、やる気がないから
とは言わずにドンドン演習を行って自分の学力を上げていきましょう！
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