五位堂校事務のAです。
物々しいタイトルでごめんなさい。
「受験って高1からスタートするの!? 遊べないじゃん!?」
と思われたかと思いますが、決してそういう話ではありません。
私が言いたいのはむしろ「受験勉強は高3からスタートする訳ではない」ということです。
話の始まりは高3の初めのころに遡ります。
私はそのころ、某通信教育サービスを利用していました。
「受験生だし、本腰入れて勉強するか!」と張り切っていたのですが、そんな矢先にある出来事が。
それは六月くらいにあった模試です。
そこで私はなんと、成績が下がってしまっていたのです。
その理由が何だったのかは、今となっては分かりません。
問題との相性なんかもあったとは思いますが、その理由はこの際どうでもいいことです。
問題は、そこでモチベーションをごっそり削がれてしまったことです。
そこから私は、勉強を頑張れなくなってしまいました。
「どうせやっても一緒だろう」と諦めてしまったわけですね。
もちろん全く勉強しなかったわけではありませんが、他の受験生と比べると圧倒的に量や質は足りていなかったと思います。
実は受験に失敗したわけではない
そんな私でしたが、実は受験に失敗したわけではありませんでした。
センター試験でそれなりの結果を残せたからです。
成績開示はしていないので実態は杳として知れませんが、自己採点では7割5分くらいはありました。
そのおかげでセンター利用入試では関関同立に合格し、小論文はなぜか得意だったので、後期試験で神戸大に合格することもできました。
国際人間科学|発達コミュニティ/後期の二次試験は小論文だけです。
小論文とセンター試験だけ合格したと言っても過言ではない!?
高3で勉強をあまりしていなかったのに、そんな結果が残せたのか?
それがこの話のテーマに繋がってきます。
先程書いた通り、センター試験や小論ではいい結果を残せましたが、逆に一般入試ではどんな結果だったのかと言うと、答えは簡単。
全滅です。
そりゃそうですよね。
大学ごとに特化した問題の対策をしていないんですから。
それぞれの大学ごとに難易度も変わってきますし、クセもあります。
対策なしではかなり厳しい戦いになるわけです。
でも、センター試験は違いました。
元々センター試験は「共通テスト」と呼ばれていたものですが、その名の通り「各大学に共通したテスト」です。
裏を返せば、「特化していないテスト」なのです。
これはつまり、学校の勉強さえしていれば点数が取れることも意味しています。
言ってしまえば、中間や期末ならぬ「卒業時テスト」なわけですね。
このテストを解くために必要な知識は、高1からの積み重ねです。
発展的なこともそこまで必要ないので、積み重ねがあれば解ける問題ばかりです。
これを知るとなんだか共通試験への勇気が湧いてきますね!
私は高3で躓きましたが、それまでは割としっかり勉強していました。
具体的には、学年100人中の5位前後に入るくらいにはやっていました。
それまでも特別なことをやっていたわけではありません。
授業を真面目に聞いて、宿題は必ずやって、テスト前にはしっかり勉強して、というのを心掛けていただけです。
ですが、時間をかけて蓄積していたからこそ、センター試験で生きてきたわけです。
これがテーマにあった「受験勉強は高1から始まっていた」の真相です。
わざわざ受験勉強をするわけではなく、高1からその基礎作りはもう始まっている、ということですね。
そう考えると、意外と普段の授業や宿題、忌々しいテストも大事にしたくなりませんか?
蓋を開けてみれば、特別なことは何も言っていないかなり平凡な記事になってしまいました。
物々しいタイトルの割に内容が無くてごめんなさい。
ですが、これをしていたおかげで神戸大に合格することもできました。
説得力はあると思います。
受験前に勉強しなくてもいいというわけではありませんが、それまでに積み重ねておけばかなり楽になるのは間違いないと思います。
この記事を読んでくださった皆さんが、日ごろの学習を大事に思っていただけるようになることを、心より祈っております。
最後に1つだけ。
前半でも書いたように一般試験は全滅しています。
それはひとえに高3で勉強しなかったからです。
しっかり受験する前に対策はしましょう。
身に染みて思いました。「対策はめちゃくちゃ大事!」と……。