みなさんこんにちは!武田塾富士吉田校の江見です。
富士山駅から徒歩5分の場所にある武田塾富士吉田校で勤務しています。
今回の記事では共通テストとはどのようなテストなのかを紹介します。
大学受験生の多くはこの共通テストを受けると思います。
しかし高校1、2年生の人はあまりこのテストについて知らないと思います。
今回は当日の時間割や平均点の推移も紹介します。
この記事を読んでイメージを持ってくださいね!
共通テストとは?そのボーダーについて
共通テストは主に国公立大学の1次試験として用いられる、全国共通のテストです。
共通テストについて
まず、共通テストの正式名称は「大学入学共通テスト」と言います。
これは1990年から2020年まで続いた「大学入学センター試験」の後を引き継ぐ形でできた試験です。
毎年1月の第2土曜日、日曜日あたりに全国各地の会場(主に大学)で行われる試験です。
多くの国公立大学ではこの共通テストの点数を1次試験、各大学独自で実施する個別学力試験を二次試験として合否判定に使用します。
一次試験と二次試験の比率は各大学によって様々です。
例えば富士吉田の近くの都留文科大学の前期試験では基本的に共通テスト100%です。
公立大学ですが、前期試験の場合は二次試験がありません。
逆に東京大学文系では共通テストが10%、二次試験が90%となっています。
また、私立大学でも共通テストの点数を利用する入試方式があります。
例えば山梨英和大学では、大学入学共通テスト利用選抜が全部で4種類あり、いずれも共通テストの点数のみで合否を判定します。
もちろん、共通テストと大学独自の試験を受けて両方を合否判定に使用することもあります。
各大学によって配点や試験方式は異なりますので、自身が受ける大学の募集要項を確認する必要があります。
ボーダーとは
共通テストのボーダーとは、基準となる点のことです。
そのボーダーに達していないと足切り(第一次選抜)されてしまいます。
足切りとは、二次試験を受ける前に不合格が決まってしまうことです。
ただ、ボーダーや足切りがある大学は多くはありません。
文部科学省のデータによると2021年度入試では24の大学が足切りを行ったそうです。
足切りを行った大学の内訳を見ていくと、基本的には国公立医学部や難関国公立大学です。
例えば山梨大学医学部医学科では共通テストボーダーが89%となっています。
足切りに関しては、受験者数が定員の10倍以上になると行われます。
つまり、受験者数が多い場合はまず最初に共通テストの点数で何人かを不合格にしてしまうのです。
募集要項を見ると、医学部医学科だけ「第1段階選抜結果」というものが書かれています。
これは、共通テストの点数がボーダーを突破したかの発表です。 ここで不合格となった場合は二次試験を受けられません。
このような「足切り」制度は、東大京大などの旧帝国大学、浜松医科大学などの国公立医学部を中心に行われています。
もし「足切り」がある場合は、大学の募集要項にはっきりと明記されているので確認してみてください。
難関大学受験者にとっては、共通テストで高得点をとることがスタートラインということがわかっていただけたでしょうか。
共通テスト利用の入試について
次に共通テスト利用入試について見ていきます。
共通テスト利用入試について
国公立大学でも「共通テスト利用推薦入試」という、共通テスト+面接や小論文で判断する入試方式はありますが今回は私立大学に絞って話をすすめていきます。
基本的に私立大学では慶応義塾大学以外で共通テストを利用した入試方式があります。
ちなみに、慶応義塾大学は共通テストを利用しませんが、早稲田大学は共通テストの点数を利用する入試方式があります。
私立大学で共通テストの点数を利用する場合、大きく分けて2パターンあります。
1つ目は、共通テストの点数のみを合否判定に使用する入試方式です。
共通テストの点数のみを合否判定に使用し、大学独自の試験は行いません。
つまり、共通テストを受けてそのあと出願すれば試験を受ける必要がありません。
2つ目に共通テストの点数と大学独自の試験の点数を合否判定に使用する入試方式です。
例えば、龍谷大学の「共通テスト併用方式」では大学独自試験の科目3科目のうち最も高得点な科目1科目と指定する共通テストの科目のうち高得点な2科目を判定に利用します。
共通テスト利用入試は、合格最低点の変動が激しいので揺れが大きいので受けておくべきです。
今年の武田塾では、なんと私立大学の共通テスト利用入試を12種類も受けた人がいました。
そのうち明治大学3つ、立教大学1学部に合格しました。
共通テスト利用入試は一般入試と比べて比較的受験料が安く、また会場に行かなくても良いことがほとんどのため、何個か受けておくのをおすすめします。
一般受験と共通テスト利用入試の割合は?
次に私立大学の中で、一般受験と共通テスト利用入試の人数割合を見ていきます。
今回は中央大学文学部と青山学院大学文学部の2021年受験生の数値を見ていきます。
中央大学
一般入試 | 共通テスト利用入試 |
---|---|
1624人 | 1142人 |
青山学院大学
一般入試 | 共通テスト利用入試 |
---|---|
1495 | 1140 |
この表からわかる通り、一般入試と共通テスト利用の人数に大きな差はありません。
一口に「共通テスト利用入試」と言っても、大学には4種類程度あることもありますので必然的に人数も多くなります。
共通テストとセンター試験の配点と平均点の推移
それでは、次に2019、2020の最後の2年間のセンター試験と2020、2021の共通テストの平均点を比較します。
まずは、センター試験です。
科目 | 2019 | 2020 |
---|---|---|
国語 | 122 | 119 |
数学ⅠA | 60 | 52 |
数学ⅡB | 53 | 49 |
物理基礎 | 31 | 33 |
生物基礎 | 31 | 32 |
化学基礎 | 31 | 26 |
物理 | 57 | 61 |
化学 | 55 | 55 |
生物 | 63 | 58 |
英語 | 124 | 116 |
地理B | 62 | 66 |
世界史B | 65 | 63 |
日本史B | 64 | 65 |
現代社会 | 57 | 57 |
倫理 | 62 | 65 |
次に共通テストです。
科目 | 2021 | 2022 |
---|---|---|
国語 | 118 | 110 |
数学ⅠA | 58 | 38 |
数学ⅡB | 60 | 44 |
物理基礎 | 38 | 30 |
生物基礎 | 29 | 24 |
化学基礎 | 25 | 28 |
物理 | 62 | 61 |
化学 | 58 | 48 |
生物 | 73 | 49 |
英語 | 115 | 121 |
地理B | 60 | 59 |
世界史B | 63 | 66 |
日本史B | 64 | 53 |
現代社会 | 58 | 61 |
倫理 | 72 | 63 |
時間割について
試験科目 | 時間 |
地歴公民(1科目) | 9:30~11:40 |
地歴公民(2科目) |
10:40~11:40
|
国語 | 13:00~14:20 |
英語リーディング | 15:10~16:20 |
英語リスニング | 17:10~18:10 |
試験科目 | 時間 |
理科基礎 | 9:30~10:30 |
数学Ⅰ、数学ⅠA | 11:20~12:30 |
数学Ⅱ、数学ⅡB | 13:50~14:50 |
理科本科目 1科目 | 16:50~17:50 |
理科本科目 2科目 | 15:40~17:50 |
まとめ
いかがでしたか?
共通テストがどのような試験なのか、また私立大学では共通テストをどのように利用するのかをなんとなく理解していただけたでしょうか。
共通テストは、高校入試までの受験とは大きく違う制度なので少しわかりにくいと思います。
しかし、受験がどのようなものなのかをイメージしておくことはとても大切です。
ネットの記事や先輩方の体験を聞いて、イメージを持っておいて下さい。
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